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長年アジアに縁がありミャンマーやタイ、ネパールの寺に住み込む。昨年からイーサンの山寺の…

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長年アジアに縁がありミャンマーやタイ、ネパールの寺に住み込む。昨年からイーサンの山寺の前で小さな山小屋を運営しています。瞑想修行をしながら環境保全、病気の予防などを目的としたモリンガ栽培をスタート。寺のことモリンガのこと山小屋のことイーサンのことなどなどを書いていきます。

最近の記事

アジア寺修行の記憶②ワットパースワンナラタラム

ワットパースワンナラタラム カンチャナブリーからバスで1時間程。山の中にある巨大な修行寺です。 アーチャンチャー老師の直弟子の日本人僧侶カベサコ師が住職を務められていた巨大な山寺。 私が滞在した頃は日本人僧侶が数名居ました。これまで日本人僧侶にタイで会ったことが無かったのでとても良い体験になりました。 朝の托鉢時、山から歩いて降りる際に毎日の瞑想の様子や仏教のお話しなどを日本人僧からしてしてもらいました。サマディーに入ることについての話やタイ仏教についてやカルマの話、

    • アジア寺修行の記憶 番外編ーNPOで体感したこと

      結構瞑想が出来るようになったなーと自分が思った今から3年ほど前、先輩の経営者さんから彼の生活支援のNPO施設で瞑想を教えて欲しいという依頼が来た。このNPOは生活保護の手続きの援助や法律相談、精神疾患や様々なトラブルで自立することが難しい人達の援助、刑務所から出て来た人達の援助など来る者は拒まないなんでも来いの団体だった。初めは週に一回から二回瞑想を教えるということだったが色々とあり結局職員として参加するようになった。経営者さんは元生命保険会社の部長職まで勤めた企業戦士だった

      • アジア寺修行の記憶0.5章           四国のお遍路編

        インドからの帰国後仏教を座学で勉強しはじめて数年経った後大陸病も治まり、お遍路に出かけてみたいと思うようになった。真言宗の開祖・弘法大師が歩いた道を私も歩いてみたい。この道を歩くことでなにかが起こるかもしれないと期待していた。春先に1週間程まとまった休みが取れお遍路ができる四国の徳島県に向かった。ところがこのお遍路は結局無駄足に終わってしまったのである。なんとお遍路初日、1番目のお寺で祈願中、境内に置いていたバックパック(カメラや衣服など財布を除く全ての携行品が入っていた)が

        • アジア寺修行の記憶0章 ーインドからの帰国後ー迷走王ボーダー

          私が仏教の勉強をスタートしたのはインドに写真を撮りに行き帰って来た今から15年程前。当時漫画、迷走王ボーダーの主人公、蜂須賀のようになにか抜け殻のようになっていた。感情の波が少なくなり会社では植物人間などといわれていた。以前の自分とはまったく違う自分になってしまった。どうなっているのか?いったい何が起こっているのか?当時写真撮影の仕事もしていたがインド渡航前とは違ってなにか撮影対象にはまり込めない自分が居た。この感覚はとても心地よいのだがなにか魂が抜けた様な不思議な感覚だった

        アジア寺修行の記憶②ワットパースワンナラタラム

        • アジア寺修行の記憶 番外編ーNPOで体感したこと

        • アジア寺修行の記憶0.5章           四国のお遍路編

        • アジア寺修行の記憶0章 ーインドからの帰国後ー迷走王ボーダー

          アジア寺修行の記憶①ワットウモン

          私がはじめてアジアの寺に滞在したのはチェンマイの外れにあるウモンというお寺だった。 その寺では簡単なコースを開催していて仕事の合間を縫って待望の7日間コースに参加した。 はじめての寺籠り。はじめての遠足の小学生のようにワクワクしていた。見るもの聞くものすべてが新しい。テレビも無い狭い部屋でゴザ一枚、毛布一枚で寝るなんて斬新だった。朝3時に鐘の音と共に起床する健康的すぎる生活。僧侶と共に歩き托鉢に行けるなんてもう嬉しすぎた。意味はあまりわかならいがパーリー語の読経を皆で朝の

          アジア寺修行の記憶①ワットウモン