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電動車椅子サッカー全国大会が中止に。

電動車椅子サッカー日本一を決める「パワーチェアフットボールチャンピオンシップジャパン2020」の中止を一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会(JPFA)が5月24日にFacebook上で発表した。

酸素吸入器を使ったり比較的重度の障害を持つ選手が多い競技なので仕方のない判断だと思う。

大会が中止になったことについて静岡のSFCデルティーズの市川貴映子選手に今の気持ちをメッセンジャーで質問すると「中止になるのではないかと覚悟していたので、技術を磨ける期間ができたと思って前向きに捉えています。(練習が再開したら)思いっきりボールを蹴りたいです。大会が中止になり、成長した自分を見せられるように練習をしていきたいです。」と前向きな気持ちを伝えてくれました。


JPFA声明文

パワーチェアーフットボールチャンピオンシップジャパン2020大会中止について

令和2年9月5日(土)〜6日(日)に、長野県真島総合スポーツアリーナで開催予定でしたパワーチェアーフットボールチャンピオンシップジャパン2020大会は、新型コロナウイルス感染防止のため、中止をすることとしました。
現在、夏の甲子園やインターハイ等、様々なスポーツ大会が中止になっております。
理事会と準備委員会で、何とか開催できる方法はないかと幾度も検討しましたが、選手・スタッフへの感染の危険性を考慮するとともに、国から指定されている100人を超えるイベントの開催自粛という指導や、医学の専門家の皆様から第二波、第三波が来るという予測に基づき、今年度の開催は極めて難しいと判断し、開催を中止する事としました。
年に1度の全国大会を楽しみにしていた選手、選手を支えている御家族の皆様、コーチやスタッフの皆様には大変申し訳ない気持ちでいっぱいですが、何よりも選手の皆様の命や安全を第一に考えました。何とぞ御理解いただきますようお願いいたします。

「パワーチェアーフットボールチャンピオンシップジャパン2020」は前身の「日本電動車椅子サッカー選手権大会」から含めると今年で26回目となる歴史ある大会。

電動車椅子サッカーとは

電動車椅子サッカーとは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行うサッカーです。自立した歩行ができないなど比較的重度の障害を持った選手が多く、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎などで操りプレーします。性別による区分はなく、 男女混合のチームで行います。国際的な呼称は「Powerchair Football」となっており、スピードは時速10km以下と定められています。直径約32.5cmのボールを使用、繊細な操作で繰 り広げられるパスやドリブル、回転シュートなど華麗かつ迫力あるプレーが魅力です。(JFPAホームページより)

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