【2週間分AI記事厳選!】 AI界隈注目記事まとめ #1 (4/23~5/6) | AI Academy News


はじめに

無料でPythonやAIが学べるAI Academyを開発しているkazuです!
今回は、AIに関する2週間分ほどのAI記事厳選したものをまとめました!

AIに関するニュース、毎日何件も多い日には何十件も流れるので、全然追えないですよね。。(自分もです)
私は定期的に毎日ニュースをAI Academy Facebook Communityで一年半前から発信しているのですが、そちらでも発信した内容の中から、4/23~5/6にて注目を浴びた記事をまとめてみました!
実際、このnoteにまとめた記事以外にもたくさん魅力的な記事がありましたが、その内厳選に厳選を重ね、個人的に気になるものをピックアップさせて頂きました!
最後までお読み頂けると幸いです!

AI AcademyとAI Academy Bootcamp
我々が運営している個人向けの2つのAI学習サービスです。

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東工大、0.5秒後の相手の動きをリアルタイムに予測するdeep learningを用いた格闘訓練システム「FuturePose」発表

東京工業大学による研究チームは、0.5秒後の相手の動きをリアルタイムに予測し格闘の訓練ができるdeep learningを用いたシステム「FuturePose」を発表の記事ですが、このシステムにより様々なスポーツトレーニングに応用できそうで可能性ある大変読み応える記事でした。


Facebook、実写の人間をジョイスティックで操作できるAI研究「Vid2Play」発表

記事にも触れられている通り、従来であれば高価なモーションキャプチャ機材や施設を用いてそれなりに時間が掛かった実写取り込みキャラのゲーム(らしきもの)が実現できるといったものになります。
記事内で注目的な内容を抜粋しました。

研究チームの狙いもまさにゲーム開発の支援にあり「各ネットワークは、これまで完全には対応していなかった計算上問題に対処し、リアルなグラフィックを備えたビデオゲーム生成への道を切り開いた」と述べています。
さらに「YouTubeのようなビデオから操作可能なキャラクターを抽出できることは、VR/ARにも使い道があるでしょう」とのことで、Facebook傘下にあるOculus Rift用ゲーム開発も視野に入れられているようです。


政府のAI人材戦略、2025年には、トップクラスは年100人、エキスパートは年2000人、応用基礎は年25万人を育成目標に

政府がAI人材戦略を打ち出し、その内容に関して詳細に記載されております。主な取り組みとして、エキスパート、応用基礎、リテラシーの3つに分類し、育成目標として、トップクラスの育成は100人程度/年、エキスパートは2,000人/年を、目指しているとのことです。
この記事に対して、私も下記記事にて触れておりますので合わせてお読み頂ければ幸いです。


優勝は長岡高専 ── 高専生がものづくりとディープラーニングで事業性を競う「DCON」結果速報

全国の高専から選抜された8チームがピッチ。優勝したのは長岡工業高等専門学校 長岡高専プレラボチームで、バリュエーションは4億円、投資総額は4,000万円も付いてます。凄い。
DCON2020も開催決定とのことで、これからもさらに注目です。

自然画像から3D表現を学習する新しい生成モデルHoloGANが登場


GANに関する内容はいつ見てもワクワクしますね。
今回の内容では、記事内でこのように触れられています。

一般的に使用されている生成モデルは、画像を生成し、3Dの世界について仮定をするための2Dカーネルに依存しています。モデルがぼやけた画像を作成する傾向があるのはこのためです。一方、HoloGANは自然画像から3D表現を学び、この表現を現実的な方法でレンダリングすることに成功しています。姿勢ラベル、3D形状、または同じオブジェクトの複数のビューを必要とせずに、ラベルなしの2D画像だけを使用してトレーニングできます。

AIと人間の関係はゼロサムゲームではない 〜人とAIの共進化とエンパワーメント〜 |「AI/SUM」レポート

日本経済新聞社が主催するカンファレンス「AI/SUM」が東京 丸の内にて2019年4月22日から24日にかけて開催されましたがその内の、人とAIの共進化とエンパワーメントのセッションを丁寧にまとめている記事です。
最前線でAIに関わっている4名の方々が人間とAIの関係性について語られた内容がまとまっています。AI/SUMに参加していない方でも内容を知ることが出来ます。



企業が求めるインフルエンサーを簡単にスカウトできる『AISCOUT(アイスカウト)』がスタート

独自のプロファイリングAI技術を活用し、国内Instagram約3,000万ユーザーから企業が求めるインフルエンサーやアンバサダーのスカウトを可能にする新サービス『AISCOUT(アイスカウト)』の提供を開始したと発表された記事です。
このサービスにより企業のターゲット顧客層にマッチングした親和性の高いInstagramユーザーを見つけ、インフルエンサーやアンバサダーとしてスカウトすることが可能になるようです。

AIで司法予備試験の問題予想 6割的中を目指す

資格試験のオンライン学習サイト「資格スクエア」を運営するサイトビジットがAIで予想した司法試験予備試験の短答式問題を、4月29日から無料公開すると発表された記事でした。
教育業界にAIなどを活用している我々にとっても刺激になるニュースでした。カテゴリーを分類するエンジンとRNNを用いて出題されそうなカテゴリーを抽出するAIエンジンの2つを元に予想しているとのことです。


「難解な論文をわかりやすく要約してくれるAI」が開発される

科学的背景を持たない読者にもわかりやすいようにかみ砕いて文章として伝える「サイエンスライター」と同じように機能するAIをマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが発表した記事です。
本文では、大量の論文を読む際に軽くチェックして内容を予備的に把握するのに役立つ可能性があるり記載されています。

(シンギュラリティーにっぽん)第1部・未来からの挑戦:4 トロント、30年でAIの街に

日本は、高度なAI人材の数で9位、人口比では米加の10分の1に満たないとのことです。国内では12万4000人不足しており、我々もさらに人材育成に力を入れる必要があると感じました。

 
GAFAは目指さない。産業の深淵に潜り続ける謎の少数精鋭企業

イギリス発のスタートアップDeep Techベンチャー「Kudan」が日本の東証マザーズに上場しましたが、上場会社であるにもかかわらず従業員数わずか3人、海外子会社を含めても14人という超少数精鋭主義というのが記事にて記載されています。
Kudanが注力しているのは「人工知覚(Artificial Perception:AP)」の追求(コンピュータやロボットに“視覚”を付与し、自律的に動けるようにする)アルゴリズムの研究で、Deep Techに関してなども触れられており、かなり読み応えある記事でした。


AIモデルの最適化を単純にするAxとBoTorchをFacebookがオープンソース化

FacebookがBoTorchというオープンソース化した記事です。
BoTorchはFacebookの機械学習フレームワークPyTorchをベースとするベイズ最適化(Bayesian Optimization)のためのライブラリです。
今後もますます便利なライブラリやツールなどが提供されていく印象を受けました。

マイクロソフトがドラッグ&ドロップの機械学習ツールをローンチ、ユーザーはデータを用意するだけ

マイクロソフトがドラッグ&ドロップの機械学習ツールをローンチしました。既存のAzureに(1)モデルの作成を完全に自動化するツールへの新しいインターフェイス、(2)モデルの構築と訓練とデプロイをデベロッパー自身が行うためのコード不要のヴィジュアルなインターフェイス、そして(3)高度なユーザー向けにホストされるJupyter様式のノートブックを拡張したようなことが書いてあります。ますますドラッグ&ドロップで機械学習を活用できるようになってきたなと感じます。

書店3店、万引抑止に顔認識技術

東京・渋谷駅周辺の大型書店3店が、防犯カメラと人工知能(AI)による顔認識技術を使い万引を抑止するシステムの共同運用で最終調整しているというインパクト抜群の記事。
実証実験から始め、NPO法人の全国万引犯罪防止機構(東京)と協力して段階的に全国に広げていくとのことです。AIにより万引きが減っていくことを願います。


「AI開発は誰でもできる」…電機大手を難局に陥れるオープン化の波

こちらの記事はかなりシェアされていたので、多くの人は既に読まれたかもしれません。
確かに記事タイトルにある通り、誰でも開発できるようになってくる中で、新技術はどんどん出てきているので、いかに技術を素早くイノベーティブなビジネスにしていくかといったスキルが重要になると感じます。

AIが電話応答するCallJoyをGoogleが発表。

電話に自動音声で応答して情報を提供したり、必要に応じて人間に代わるサービスは大企業では導入されていますが、個人商店などの中小企業ではコスト面などで導入が難しい問題があります。CallJoyはこれを解決するためのサービスとのことです。
CallJoyは現在、米国内のみですが招待制で利用可能とのことです。

PythonやAIが無料で学べるAI Academyに新コース「量子コンピューター入門編」を完全無料でリリース

最後に自社のプレスで大変恐縮ですが、MDR株式会社と協力し無料で量子コンピューターの基礎が学べるコースをリリースさせて頂きました。
思った以上に反響があり、大変嬉しい限りです。


終わりに

初めて、AIに関する記事をまとめ見ることをしましたが、予想以上に普段多くのAIニュースが発表されているのだなと改めて驚きました。
その中でも今回は独断と偏見によりいくつかピックアップさせて頂きました。他にも素晴らしいニュースや驚くべき内容が書かれた記事がありましたが、全てをまとめることは難しかったです。
今後も同じようなシリーズを投稿できればと思いますので、引き続きnoteを読んで頂けたら幸いです。
最後に、このnoteがよかったらスキおよびシェアして下さると大変嬉しいです!

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