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2019年9月活動報告

みなさん、こんにちは!

これまでの活動報告として、Patreon では OSS のリリースを報告してきました。
ただ、よく考えた結果、OSS のリリースより、これまでに自分の OSS の活動内容を報告した方が、支援頂いているみなさんに意味があると判断しました。

今回の報告から、OSS に関連する活動内容を報告していきますので、どうぞよろしくお願いします。

今後の報告は、このような形で報告して行く予定です。

OSSのリリース

自分が持っている OSS のリリースは今回の報告においては、以下のとおりになります。

vue-i18n:
v8.14.0: 2つの新機能リリース
v8.13.0: 2つの新機能リリース
vue-i18n-loader:
v0.4.1: バグ修正リリース
v0.4.0: 2つの新機能リリース
eslint-plugin-vue-i18n:
v0.2.3: バグ修正リリース
vue-cli-plugin-p11n:
v0.4.0: 新機能のリリース
vue-i18n-locale-message:
・新規OSSとしてv0.1.0をリリース。現在最新バージョンv0.1.1

私の OSS に貢献者されている方にはいつも大変感謝しています。ありがとうございます。

OSS のメンテナンス

私が対応した、Vue.js 関係の OSS のメンテナンスは以下のとおりになります。

vuejs/jp.vuejs.org:
・PRのレビューとpackage.jsonの依存モジュールのセキュリティのマージ
vuejs/awesome-vue:
・溜まっていたPRのレビューとマージ
vuejs/eslint-plugin-vue:
・溜まっていたissueへのコメントとPRのマージ

ここ最近、私は ESLint プラグインを作成を通じて、ESLint について理解できるようになってきたため、eslint-plugin-vue もヘルプしています。

今後は、最近 Vue.js コアチームにジョインした ota-meshiさん、そしてmysticateaさんらをサポートできるよう、eslint-plugin-vue もできる限りサポートしていきたいと思っています。

新しいOSSを公開しました

vue-i18n-locale-message という OSS をつい先日リリースしました。

この vue-i18n-locale-message は、vue-i18n 向けの locale messages というメッセージリソースを管理するための CLI や API を提供するものです。

vue-i18n-locale-message を作ったモチベーションとしては、こちらにも色々と書いてありますが、一番の大きなモチベーションとして、単一ファイルコンポーネントに配置された vue-i18n のリソースメッセージを transifexのような翻訳サービスを利用した翻訳フローに乗せたいというのがあります。

vue-i18n-locale-message を利用することで、複数の単一ファイルコンポーネントに定義されたリソースメッセージを JSON ファイルとしてリソースメッセージだけ抽出できます。そして、抽出された JSON ファイルを翻訳サービスにアップロードすることができ、その翻訳サービス上で、アプリケーションの開発とは別に、翻訳者が並行してローカライズすることが可能になります。

vue-i18n-locale-message は、今自分がいる会社のプロダクトでも国際化対応ワークフローで必要になってくるので実践導入しつつも、まだまだ必要な機能があるので今後も改善していきます。

パネルディスカッションイベントに登壇してきました

BoostIO さん主催するこちらの OSS のイベントに登壇してきました。

OSS について語る会は、去年の11月依頼ですが、今回はパネルディスカッション形式で OSS についてディスカッションしました。

パネルディスカッションは、予定されていたメンバー以外に、ミラクル・リナックスのCTOされていた伝説のハッカー吉岡さんが飛び入り参加があり、自分としても学びのある大変結意義のパネルディスカッションでした。

Vue.js v-tokyo meetup #10 を開催しました

今年2回目のMeetup開催しました。

今回のMeetupレポート記事、Meetupの企画から運営まで主導していただいた、Vue.js日本ユーザーグループのコアスタッフ@nicedchyさんが書いてくれています。

今回の Meetup と、前回5月に @trebyさんが主導に開催した Meetup は、私が内容を企画・運営するのではありません。こちらの私の振り返りの記事に書きましたが、なるべくコミュニティ運営は私以外の人でも運営できるようにしていきたいため、今年は企画から運営までやってみたい Vue.js 日本ユーザーグループのコアスタッフにお願いしています。

前回と今回やってみて、次回以降も私以外でも Vue.js ユーザーグループのコアスタッフで主導して運営していけると確信しました。

次回以降の Meetup も、引き続きこの方針で続けていきたいと思います。今後とも Vue.js 日本ユーザーグループのコアスタッフのみなさまには、どうかよろしくお願いいたします。

GitHub Sponsors を始めました

気づいた方がいるかと思いますが、実は、GitHub Sponsorsを始めています。

GitHub Sponsors は、Patreon に似たオープンソース開発を持続させるために特化した、GitHub 版の Patreon のようなものです。

私のスポンサーページはこちらにあります。

GitHub Sponsors で私に対して支援できるスポンサープラン、そして得られるベネフィットは、Patreonと同じ内容にしています。

GitHub Sponsors は、まだβ版で試験的にサービス運営しているため、Patreon のメッセージ投稿や DM といった支援されている方向けの機能や、私のような支援を受ける側にもまだまだ足りない機能があります。
なので、私としてもまだテスト的に利用している感じですが、私もフィードバックを GitHub に送ったり、他の方々もたくさんのフィードバックを送って、GitHub 側のサービス運営チームとコンタクトとっています。その結果、徐々に改善されていっているので、正式リリースされるときには Patreon、もしくはそれ以上のベネフィットを得られると期待しています。

Patreon で支援されている方が一番気になっているのは、GitHub Sponsors と公平性は保たれるのかということが気になるかと思います。

そこは大丈夫です。心配なさらないでください。Patreon、GitHub Sponsorsで支援されている方々にも同じ内容を、しばらくは提供していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

新プロジェクトを立ち上げました

Intlifyというプロジェクトを開始しました。

プロジェクトは、GitHub のこちらの organization になります。

現時点では、超シンプルなランディングページがあるだけです。

Intlify についてなぜ立ち上げたのか、後々アナウンスするタイミングなどで話したいと思いますが、まずは、vue-i18n を中心として OSS 開発してきたライブラリ、ツールを徐々に Intlify に移しつつ、チーム体制を作っていきたいと考えています。

vue-i18n をきっかけに、最初は国際化向けのライブラリを OSS 開発してきましたが、その後、Vue.js の進化とともに vue-i18n も機能が増え、そして様々な vue-i18n 関連ツールも開発しました。

そして、vue-i18n-extract、vue-i18n-ally といったコミュニティベースの OSS や、babel edit や locize といった国際化をサポートするプロダクトやサービスが、vue-i18n にも対応するようになってきています。

そして、さらに去年の builderscon で発表したイメージに近いものを開発したいと考えており、そのために限られた私の時間では困難です。

まもなく、Vue 3.0 がリリースされますが、Vue 3.0 の composition API に対応し、そしてさらに改善するには vue-i18n を一度フルスクラッチから書き直す必要があります。また、これまでの vue-i18n とそして関連ツールを OSS として開発してきた中で、Vue.js 特定だけでなく、汎用的なコア部分を提供できることが分かりました。

こうしたことから、私は Vue 3.0 向けの vue-i18n の OSS 開発が良い機会と考え、Intlify という新しいプロジェクト立ち上げた次第です。

まだ、Intlify は立ち上げたばかりで色々とやることがたくさんありますが、今後ともどうか、引き続き支援そして応援して頂けるとうれしいです。

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