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週刊金融日記 第393号 社会規範に対する親や学校の先生の洗脳は意外と超強力、米国株史上最高値更新でトランプ大統領が勝利宣言、浜松町の高級鮨から白金のカウンターイタリアンまで、SNSの普及で浮気が格段にバレやすくなった現代社会、他

// 週刊金融日記
// 2019年11月5日 第393号
// 社会規範に対する親や学校の先生の洗脳は意外と超強力
// 米国株史上最高値更新でトランプ大統領が勝利宣言
// 浜松町の高級鮨から白金のカウンターイタリアンまで
// SNSの普及で浮気が格段にバレやすくなった現代社会
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 日本は三連休でしたね。僕はまた香港です。HKエクスプレスなんかのLCCだと往復2万円ぐらいなんで、香港旅行はいまがチャンスです。みんな学校や仕事があるのでデモはほとんど週末に行われます。警察に許可されていない違法なデモだと、すぐに道路が封鎖され、催涙弾が飛び交い、Twitterなんかでよく見るドンパチがはじまりますが、そうしたことを除けば香港はいたって平和です。これだけ大騒ぎになっても、いまだに自殺や事故以外の直接の死者は出ていないのですから、統計的にはどれだけ平和なんでしょうか。アメリカなんかだと、ちょっと怪しい動きをした市民はすぐに銃殺されますから、香港はやはり治安がいいんだなぁ、警察が市民に信頼されているからあんだけデモできるんだなぁ、と逆に感心するところです。
 政治・経済の仕組みとしては、資本主義・市場経済はいまだに世界で絶好調ですが、日本でもイギリスでも民主主義のほうは衆愚の様相を呈していて、だんだんとダメな政治体制になっているように思います。アメリカは強いリーダーシップを発揮するトランプ大統領の独裁性が強くなっていて、金持ち優遇批判をものともせずアメリカの大企業の法人税を大胆にカットして、アメリカ経済は絶好調になりました。株価を見ても、アメリカの大企業の一人勝ちです。そして、アメリカと対等な力を持つ国は、もはや人口が14億人もいる中国だけでしょう。香港は独裁の中国共産党が統治しながらも、世界で最も自由な市場経済や報道の自由が維持され、これからも発展していくのかもしれませんし、そうでないかもしれません。一方で、アメリカでは、かつてあれほど嫌われた社会主義が人気になっており、次の大統領選挙でウォーレン氏が勝つようなことになれば、アメリカ経済は資本主義体制の中国の後塵を拝しながら、一気に負け組へと転落していくでしょう。
 未来のことは誰もわかりません。

●平和なデモは無意味 破壊に走る香港「勇武派」(毎日新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191103-00000012-mai-int

●ウォーレン氏が勝てばS&P500種25%下落 チューダー・ジョーンズ氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-29/Q03W6ZT0AFB701

 WindowsのデスクトップPCですが、IntelのNUCを買って自分で組み立てました。手のひらサイズで、めちゃ小さいです。いまのところ使い心地はとてもいいです。僕みたいなビジネスユースで、データはクラウドに置いておくし、動画の収集などまったくやっていないので大きなハードディスクなど不要な人にとっては、デスクトップPCはもうこれで決まりだと思いました。ついつい他の古いPCを置き換えるために、追加で2個もおかわりしてしまいました(笑)。

●Intel NUC 組み立て方 (NUC8i7INH)
http://blog.livedoor.jp/splus_r/archives/52035162.html

 ソフトウェア環境の整備ですが、これもあとでブログ記事にしますが、まずはGoogleのChromeをインストール。ChromeはGoogleアカウントで管理できるので、様々なサイトのIDとパスワードの自動入力やブックマークなどが複数のPCで共有できるので大変便利です。そして、次はGoogleの日本語入力をインストール。日本語入力をインストールしたら、Mac風にスペースキーの両脇に「英数」と「かな」ボタンを実装します。ここまで来たら、僕は次はDropboxをインストールです。保存されているデータをダウンロードするのに時間がかかるので(もちろんどれだけあるかによりますが、僕はもう何年も使っているので)、寝る前にやっておくのがいいです。それから、僕はOffice365を買っているので、最新のOfficeをインストール。月額課金のOfficeはこういうときに便利だと思いました。あとは、Javaのインストールなんかですね。僕は秀丸、R、Pythonなんかもインストールします。まあ、こんな感じでしょうか。このように僕が使うアプリは極めて限られています。
 いろいろやっていて気づいた課題ですが、まず、Google日本語入力はGoogleアカウントに紐付いておらず設定は共有されないので、複数のPCで同じ環境にするためにはファイルをエクスポートしてインポートするみたいなことが必要で、この辺のいいやり方を模索中です。Office365にはOne Driveというクラウドストレージが付いているのですが、これをぜんぜん使っておらず活用してみたいです。あと、Windowsにログインすると、なんとかTeamsみたいなやつがいつもで出てくるんですが、こいつは何なのかよくわかっていません。前述したように、ブログにWindows PCの環境設定編を書いているので、この辺は研究して皆さんに報告したいです。

 今週も興味深い投稿がいくつもあります。

- 定年を迎えるまでに八つの趣味を持つことについて
- なぜ日本人は顔認証やマイナンバーを嫌うのですか
- 日本以外の女性は結婚教に入っているのでしょうか
- バチェラー3はご覧になりましたか
- 妻の浮気を子供から告げられました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.社会規範に対する親や学校の先生の洗脳は意外と超強力

 生物は自分の遺伝子の拡散競争をしているという進化生物学の基本原理に基づき、女性が求めるのはGood DadかGood Genesの男性であると考えるといろいろ辻褄が合う。こうした恋愛感情を理解するための進化生物学的モデルは、言うまでもなく恋愛工学の基本であり、これまで多くの有用な実践的恋愛戦略を生み出してきた。また、男の欲望も金とセックスで大半が説明できる。進化生物学的には、前者は生存欲求と強く結びついており、後者は繁殖そのものである。進化生物学は人間の感情や行動を説明するのに極めて強力である。
 しかし、進化生物学的な人間の行動モデルは、人類は環境が良くなればなるほど子供の数が減る、という根源的な矛盾を抱えている。どこの豊かな先進国も程度の差こそあれ少子化が進行している。また、ミクロな視点でも、多くの女性が自ら進んで中絶することや、多くの男性が自殺することなど、進化生物学的には説明しづらいことが多々ある。これらもいろいろ理屈を捏ねて進化生物学の枠組みで説明することは可能ではあるが。たとえば環境が良くなればなるほど子供の数が減るという人間だけに見られる現象に対して、僕も次のような仮説を提示している。
 人間の繁殖は、他の動物と同様に異性と交尾をしたいという欲望で実装されており、子供が欲しいというものではない。動物では交尾欲=繁殖欲になるが、人間は本能が理解できない避妊具や中絶などを手に入れてしまったため、本来は繁殖のために進化してきた自らの感情や欲求をハックして、快楽だけを抽出できるようになってしまい、過渡期的に避妊具がある種の中世のペストのような人口減少装置として機能してしまっている。一方で途上国では、避妊具は(大衆の所得からは)高価なため、交尾欲が旺盛な若者は毎回使うことに躊躇するため、どんどん繁殖している。これが、進化生物学最大のパズルに対する僕の仮説である。

 ところが、それでも進化生物学的にはどうしても理解しづらいことがたくさんある。戦時中の日本の特攻隊などは有名だが、戦争に駆り出されていた女生徒などが米兵に捉えられて捕虜になりそうになると、親や先生たちの教えを守り自死を選んだ。これらは利己的な遺伝子論とは、完全に矛盾している。
 第374号に沖縄旅行に行った際に立ち寄ったひめゆり平和祈念資料館のことを書いた。日本軍は高校生も戦地に向かわせていたのだが、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の女子生徒たちも、負傷した兵士たちを看護するために戦地の病院に向かわせた。戦局が悪くなっていくと、こうした女子高生たちの食料も尽き、どうしようもなくなった日本軍から、最後は各々が自分で生き延びよ、と指令が出て戦地に取り残されることになった。空爆などで次々と死んでいくのだが、彼女たちは米兵に捕まると死ぬよりもはるかに苦しい生き地獄が待っているし、何より「恥」と教えられていたので、捕虜になりそうになると隠し持っていた手榴弾で自爆したり、米兵から逃げて崖から飛び降りて自殺した。そして、生き残って家族を持ち、いまでは孫に囲まれている当時の女子高生たちは、言うまでもなく米兵の捕虜になった子たちであった。名門校でしっかりとした教育を受けていた彼女たちはとても聡明であった。しかし、こういう洗脳を信じ、自ら死を選んだ。あるいは、聡明であった子ほどそういう「規範的な」行動を取ったのかもしれない。

●ひめゆり平和祈念資料館
http://www.himeyuri.or.jp/JP/top.html

 今週は、こういうある種の洗脳はいまでも形を変えて健在だし、見えにくい形で現代社会でもたびたび顔を出す、ということを論じたいと思う。まずは、読者からの相談を掲載しよう。

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- 日本以外の女性は結婚教に入っているのでしょうか

お世話になっております。
takuと申します。
質問がありまして「日本の女性は結婚教に入っているのが諸外国に比べて多いのか?」という内容です。
メルマガで藤沢さんは「日本の女性は結婚教に入っている」様な内容を記載されていました。

『週刊金融日記 第144号 女の人の結婚に対する情熱を考える』
『週刊金融日記 第149号 結婚という宗教を考える』
『週刊金融日記 第189号 なぜそれでも人は結婚するのか』
『週刊金融日記 第192号 ハーレムを夢見る男と金持ち男性と結婚してやりたい放題を夢見る女』
『週刊金融日記 第228号 女の恋愛・結婚戦略 金と子供の視点から』
『週刊金融日記 第374号 日本人女性は結婚しないと言うと割と簡単に中絶する』
『週刊金融日記 第376号 子供は欲しいが法的結婚はしたくない人のための戦略論』

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藤沢数希

220円

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藤沢数希。金融日記管理人。恋愛工学メルマガ発行。理論物理学研究者、外資系金融機関を経て、作家。著書:『なぜ投資のプロはサルに負けるのか』『日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門』『反原発の不都合な真実』『外資系金融の終わり』
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