見出し画像

週刊金融日記 第255号 みなさん確定申告はお済みですか、トランプ大統領の大減税でアメリカは空前絶後の好景気になるか、銀座で蟹を食す、丸の内OLや外資系勤務の帰国子女と2000円以下でセックスできる脅威の銀座朝活プロトコル、他

// 週刊金融日記
// 2017年3月2日 第255号
// みなさん確定申告はお済みですか
// トランプ大統領の大減税でアメリカは空前絶後の好景気になるか
// 銀座で蟹を食す
// 丸の内OLや外資系勤務の帰国子女と2000円以下でセックスできる脅威の銀座朝活プロトコル
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 2月はたったの28日しかなかったようで、気がつくと3月になっておりました。そして、確定申告の季節です……。がんばりましょう!

★1年の1回か2回だけあるような仕事って毎回手こずりますよね(笑)。

 アフタヌーンで連載されている「ぼく愛」のコミックですが、愛深きゆえに傷ついてきたわたなべ君が、とうとう愛を捨てたようです。ちょっとエロくなってまいりました。

『アフタヌーン 2017年4月号』 http://amzn.to/2meFyPa

 最近、つくづく思うのですが、人間というのは、めんどくさいことを調べたり、自分の頭で考えることが、本当に大嫌いなんですよね。そして、真実などどうでもよくて、結局は、自分が見たい、聞きたい情報だけを集めていきます。
 結婚と離婚の本が出版され、界隈ではこの話題が増えているのですが、僕が投資銀行で働いていたときの話をしましょう。給与水準が高い業界なので、デリバティブセールスなんかの30代のおばちゃんとかがふつうに年収3000万円ぐらいもらっておりました。こうなると自分より年収の高い男性と結婚するのは至難の技です。それで彼女たちは忙しいので、忙しい高所得の男性がそうであるように、自分の予定に合わせてくれるゆるふわな異性とつきあうことが多くなってくるのです。もちろん、そういう異性はたいていは低所得です。
 それで、年収3000万円の女性が、そういう低所得の男性と結婚するときに何を思っているかというと、「確かに、金持ちの男と違って、金銭的には自分はいい目を見れないわ、食事も割り勘が多いし、高級なところは記念日とかにかこつけてむしろ私がおごっちゃうことが多いぐらい。でも、それなりに仕事もがんばろうとしてるみたいだから、まあ、ちょっとはお金の足しにもなるかもしれない。じゃあ、結婚でもするか……。」
 と、いうふうに考えているのです。自分よりはるかに年収の少ない男性と結婚した場合でも、金銭的には多少のプラス、最悪でゼロ、と考えています。ただ、金持ち男性ほどの旨味はないだけだ、と。この前、東村アキコさんも言っていたのですが、自分より年収の低い男性と結婚した知り合いの女性たちも、それで自分が金を払う立場になるとは、本当に露ほども思っていないんですよ。だって、これまでの女の人生で、常に男からおごられてきたから。
 年収3000万円のデリバティブセールスのおばちゃんは、法律の理解に関しても金融リテラシーもふつうの一般人と比べるとめちゃくちゃ高い部類に属しているのに、なぜか結婚の法律がどうなっているのかぜんぜん知らないし、調べようともしないのです。それで、数年後に、やっぱ離婚しようか、となったときも本当に無邪気にただで別れられると思っている。それで、相手のゆるふわ男性が、いちおう弁護士に相談してみよう、みたいになって大変なことになるんですよ。コンピ爆弾がズドーンと爆発して、数千万円払うことになって、あっけにとられます。
 なんというか、僕はもう、ホモ・サピエンスの脳の仕様というのは、何か構造的な欠陥を持っているようにしか思えないんですよね……。

『損する結婚 儲かる離婚』 http://amzn.to/2meH0RH

 今週も素晴らしい投稿がいくつもありました。見どころは以下のとおりです。

―高額療養費制度があるなら民間の医療保険の意味はないのでは
―Sクラスの女子アナや女優はなぜプロ野球選手に惹かれるのですか
―声かけられたら迷惑だろうなと思うとナンパできません
―30代勤務医ですが梅田プロトコルを共有します
―丸の内OLや外資系勤務の帰国子女と2000円以下でセックスできる脅威の銀座朝活プロトコル

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.みなさん確定申告はお済みですか

 年収2000万円以上だったり副業をしているサラリーマンの人、複数の会社から給料をもらっている人、自分で事業をしている個人事業主などは前年の1月1日~12月31日までの収入などを申告して納税する義務があります。また、義務でなくても、源泉徴収などで多めに払われている税金が返ってくる人も確定申告をしたほうがいいでしょう。
 そして、この〆切りが3月15日です。これに遅れると、かなり困ったことになりますので、何としても間に合わせましょう。

●確定申告書等作成コーナー 国税庁
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/kakutei.htm

 さて、優秀な週刊金融日記の読者は、早々と準備をし、すでに確定申告を済ませているかもしれませんし、そうでないかもしれません。いいんですよ。人間は弱いものです。〆切りが迫ってきて、ようやくやる気が湧いてくるというものです。そんなに前もって誰もが準備をできたら、受験勉強で失敗する人はいなくなりますし、ダイエットなんかみんな成功してしまうことでしょう。
 これまでこの話題は、ちょうど流行りはじめていたクラウド会計システムと絡めて、メルマガでも何度か取り上げてきました。

『週刊金融日記 第185号 クラウド会計システムを使った経理自動化 その1』
『週刊金融日記 第186号 クラウド会計システムを使った経理自動化 その2』

『週刊金融日記 第187号 クラウド会計と税理士の未来』

『週刊金融日記 第200号 確定申告を自分でやってみよう』

『週刊金融日記 第207号 自分で確定申告できました』

 確定申告をかれこれ10年以上やってきた僕が言うんですけど、じつのところ確定申告はそんなに簡単ではありません。給与所得があって、他にアフィリエイトの副業だけとか、世間で売られている確定申告攻略本のとおりなら確かに簡単なんですが、何かしらイレギュラーなものが混じっているのがふつうです。それで、まあ、10万円ぐらい払って税理士に頼めばいいんですけど、副業ちょろっとやってるぐらいでそんな金は出せないという人も多いでしょう。
 そこで、今週号はさまざまな売上レベルの人に対して、僕なりにアドバイスをしたいと思います。このメルマガでは、僕は弁護士の資格を持っていませんが、法的なこともよく話題に挙がります。それと同じで、僕は税理士でも会計士でもないので、情報の正確性については、各自、税務署に問い合わせたり税理士資格を持っている人に聞いてください。
 いつものように"At Your Own Risk(ご自身の責任で)"でお願いします。

ここから先は

19,753字

¥ 220

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?