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週刊金融日記 第462号 真の学校の実力を表す高校別東大京大現役合格率ランキング、アメリカで1人1400ドルがばら撒かれる、レストラン紹介コーナーは自粛中、都合のいい女は都合が悪くなりがち、他

// 週刊金融日記
// 2021年3月17日 第462号
// 真の学校の実力を表す高校別東大京大現役合格率ランキング
// アメリカで1人1400ドルがばら撒かれる
// レストラン紹介コーナーは自粛中
// 都合のいい女は都合が悪くなりがち
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末はハイキングに行ってきたのですが、これがなかなかハードでかなりの筋肉痛です。それで、じつはトレーディングのほうはアクシデントでやばいポジョションを取ってしまい、かなり大変なことになっていて、まだ若干なっているんですが、これについては機が熟したらどこかに書こうと思います。

★香港の離島にハイキングに行ってきました。香港は意外とたくさん自然があるな、という感じです。コロナ禍がなければ、ふつうに東南アジアのリゾートに行っていたでしょうから、コロナ禍にもいいところはありますね。

★東京のほうは増加傾向に転じましたが、それでも緊急事態宣言を解除しそうな雰囲気ではあります。どうなることでしょうか。

★香港もまだ抑えきれていないため、レストランは午後10時までですね。人気のレストランはどこも予約で埋まっています。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

- バブル崩壊局面での投資
- アラフォー既婚の経営者ですが半同棲していたアラサーOLと復縁したい
- 都合のいい女は都合が悪くなりがち
- 刑務所の囚人の方が健康的な食事をしているように思えました
- 行動計画の立て方は研究者時代・外資系金融時代・現在で変化されましたか

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.真の学校の実力を表す高校別東大京大現役合格率ランキング

 第308号のメルマガに、日本の高校の教育とは大学受験甲子園である、ということを解説しました。簡単にいえば、日本の進学校というのは、東大合格者数(関西なら京大も)をまるで甲子園のように競い合っている、ということです。それをあからさまに宣伝するところもあれば、そういうのは年収自慢と同じような下品な話なので、上位の伝統校のように控えめに宣伝するところもあります。しかし、明らかに、日本の受験産業というのは、このような大学受験甲子園となっているわけです。これを寒々しい教育といえば、その通りなんですが、こういう客観的な数値目標があるからこそ、ある種の競争原理が上手く働き、高校以下の日本の教育には規律が生まれ、世界と比較して子供の学力という面では上手く行っているのも事実です。逆に日本の大学教育があまり上手く行っていないのは、この高校までの教育が上手く行っていることとコインの裏と表の関係にあるわけですが、その辺の話はバックナンバーにくわしく書いてあるので読んでください。

週刊金融日記 第308号 日本の大学受験甲子園の仕組みを理解する

●教育工学バックナンバー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52160749.html

 この東大合格者数を競う大学受験甲子園ですが、このメルマガ読者のようなリテラシーの高い層には非常に違和感があります。なぜか? それはいつも絶対数ばかりが注目されることです。一学年の数が多くなれば、それに比例して合格者数が増えるのは当たり前です。卒業者数に対する合格者の割合で考えるべきでしょう。しかし、週刊誌などを読む層にとっては、割り算という高級な数学はやはり難しいのです。また、もうひとつおかしなことは、いつも浪人生まで含めていることです。浪人して受かったのならば、それは高校の教育ではなく予備校の力でしょう。むしろ、中学入試や高校入試で優秀な生徒を選抜したのに、現役では合格させられなかったわけで、浪人を含めた数字は高校の実力とは言い難いです。
 ということで、2021年3月卒業生の東大・京大現役合格率のランキングを作りました。よく目にする絶対数のランキングとはまた違った、高校ランキングになっています。真の高校の実力を表すランキングです。

●高校別東大京大現役合格率ランキング(2021年3月17日時点判明分)

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