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週刊金融日記 第635号 アメリカでさえ凶悪犯罪は減っており不法移民の方が犯罪率が低いがなぜ移民反対派が人気なのか、トランプ暗殺回避で勝ち確と副大統領候補バンスについて、中国メインランド2年フリーパスと香港の飲茶の美味しいお店、実用レベルのポルノが作れなかった生成AI、他

// 週刊金融日記
// 2024年7月16日 第635号
// アメリカでさえ凶悪犯罪は減っており不法移民の方が犯罪率が低いがなぜ移民反対派が人気なのか
// トランプ暗殺回避で勝ち確と副大統領候補バンスについて
// 中国メインランド2年フリーパスと香港の飲茶の美味しいお店
// 実用レベルのポルノが作れなかった生成AI
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末はまた深センに行って、いろいろ見てきました。これもまたメルマガに書きたいと思います。

★深センのCostcoに行ってきました。大きな倉庫に商品がドカッと陳列してあり大迫力でした。

 深セン旅行から帰ってきたら、トランプ大統領候補が暗殺されそうになっていて、大騒動でした。

★それにしても、すごい写真です。世間では、これでもうトランプが勝ち確だと言われてますね。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-観光客に水を浴びせるスペイン人はバカですか
-インフレヘッジの資産として金ETFはどうでしょうか
-生成AIのボトルネックが良質なデータということをオナニーのおかずについて考え納得しました

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.アメリカでさえ凶悪犯罪は減っており不法移民でさえ犯罪率が低いがなぜ移民反対派が人気なのか

 ソーシャルメディアを見ていると、日本でも欧米でも、移民の増加に反対するナショナリズム的な傾向の言説が非常に多くなってきたように思います。
 とはいえ、こうした移民反対派の言説を唱える人は非常にポスト数が多く(最近は日本でも欧米でもますます増えているように見えます)、賛成派の人たちはじっと黙っているのがふつうで、実際にはソーシャルメディアで受ける印象よりは、移民政策賛成派が増えているのかもしれません。実際に、日本では、さまざまな世論調査で移民賛成派が増えてきました。
 日本ではこのように国民の間でじつはサイレント賛成派が増えていますし、産業界は昔からなし崩し移民政策を推進していますが(人口減でやっていけないので当たり前)、欧州ではナショナリズムを唱える極右政党が選挙で勝ったり、アメリカでもトランプ人気だったり、と実際に移民反対派が増えているようにも見えます。
 そこで、今週号では、いくつかファクトをチェックをしておこうと思います。

●外国人労働者受け入れ「賛成」62%、高齢層で大幅増 朝日世論調査
https://www.asahi.com/articles/ASS4Q2J5ZS4QUZPS01BM.html

●特定技能の外国人 受け入れ増に賛成49% 反対の40%を上回る 日経世論調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA240FV0U4A320C2000000/

週刊金融日記 第634号 先進国の国民が移民の増加に反対する理由について

 日本でも欧米でも、移民反対派が多用するナラティブに、欧米社会は移民の増加により凶悪犯罪が増えた、というものがありますが、まずはこれはどうなのか統計などを見てみましょう。

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