子どもが毎日8時間くらい過ごす場所だからこそ
私が、
「学校って、どんな場所だったらいいんだろう。」
って呟くと、
「かずえさんは、本当に学校が好きだなぁ。」
とか、
「学校に期待しすぎちゃう?」
と、夫に言われる。
私は、育休しながら子育てしていた時に、長男が少し変わった子どもだという認識があった。
集団生活に適応していけるのか、という不安があった。
保育園はとてもあったかくて、安心して子どもを預けながら働くことができていたが、進学予定の小学校が大規模校であったこともあり、大きな不安を感じていた。
もし、滋賀県でこのまま教員をやりながら子育てしていて、「学校に行けない。」などのことが起こったとき、自分が忙しさを理由に向き合わなかったことに後悔しそうだと思っていた。
それで、夫が田舎暮らしを希望していたこともあり、長男が5歳、次男が4歳の時に人生を180度変えて、仕事を辞め、大崎上島へ移住した。
一時保育の時から2年半お世話になり、慣れ親しんだ保育園から結構厳しい島の幼稚園に転入したことで、二人ともそれなりに苦労はしたが、複式で二人が同じクラスだったこと、クラスのメンバーがものすごく素敵な子達だったこともあり、楽しく通うことができた。
そして、そのまま地域の小学校に通い、今に至っている。
子ども達の小学校は、一学年10人いない。
一番多い次男の学年で8人。
私は、その環境がとても長男にあっていたと思っている。
安心できる同じメンバーでずっと上がっていくこと。(一人増え、ますます楽しそう)
長男の個性をまるごと受け止めてくれるメンバーと共に学んでいくこと。
参観で友達と楽しそうに勉強している姿をみて、感謝の気持ちがいつもわいてくる。ここに来て良かったと。
みんな、ありがとね、と。
だからこそ、学校に不適応気味のお子さんの話を聞かせていただく機会があると、ものすごく心が痛む。
なんとかならんのか、と。
不適応気味の行動を起こしているお子さんって、なんらかのSOSを出してると思うんだ。
そのSOSを探るのがその子に関わる大人の仕事じゃないかと思うんだ。
最終的に学校に行かないという選択も、私はありだと思っているけど、
「今日の給食は○○だ。楽しみ。」
「今日は、社会見学でどこどこへ行くねん。」
「今日は、図工があるねん。」
と、ワクワクを話してくれるわが子達を見ると、学校ってとこは、子どもの成長にとって、とても大切なものであると実感する。
そんな毎日に感謝しながら、みんながワクワクできるような学校って、ないのかなぁ…と、夢のようなことを思ってしまうのである。
No.2
大崎上島で日々楽しく生きております。
どうぞよろしくお願いいたします😃
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