毎日行いたい柔軟運動とは②
前回は、「3つの軸」にアプローチしたストレッチを紹介した。今回は、また違った側面でストレッチをアプローチしていく。今回もお楽しみに。
いきなりだが、
「人間の身体の中で、いろんな方向に自由自在に動かせる箇所といったら、みなさんはどこを思いつくだろうか。」
答えから先に言うと、「肩」と「股関節」になる。理由は、肩関節と股関節は、「球関節(きゅうかんせつ)といって、それこそ野球のボールのように関節がボール状となっているため、ある程度いろんな動きができるからだ。
ちなみに、その中でも比較的浅く接しているのが肩で、ソケットのように深くはまっているのが股関節となる。なので、脱臼で肩の脱臼はよく聞くが、股関節の脱臼はあまり聞かないのはこのためである。
身体の中でいろんな動きを可能にしてくれる「球関節」と呼ばれるのは、この2つしかない。今回は、いろんな動きかつ、大きな動きができるよう、球関節を滑らかにするようなストレッチを紹介していく。
肩甲骨回し
※肩ではなく、肩甲骨から動かすイメージを持って行う。
前まわし10回
後ろまわし10回
股関節回し
※前から後ろに回せたら、逆に後ろから前にも回す(後ろから前は、ハードルの「抜き脚」のイメージで、ひざで大きな円を描く
前から後ろに5周
後ろから前に5周
左右合計20周
最初にジャンプを軽く40回してから、前回の「3軸体操」と今回の「球関節の運動」をセットでやることから息子と始めた。加えて、練習などあった日には、ペアストレッチという形で、私が息子の補助をして、一人では伸ばしきれないところを補っていった。
※3軸体操についてはこちら↓
「ジャンプ・3軸・球関節」の運動は、すべて行ったとしても、5分もかからないと思う。それでも、前にも伝えたように、息子は毎日行ってくれるわけではない。ストレッチはどうしても地味なので、動機付けが弱いのだ。
そのうえで、ある程度の効果も出てきている。息子は、ボールを5mも投げられない状況だったのが、少しずつだが、その距離も伸びてきて、現在は15mくらいは何とか投げられるくらいになった。また、足の回転数が上がったからなのか、足が以前よりも速くなった。もともと、足は速いほうだったので、それに磨きがかかり、息子の自信にもつながっているようだ。
はじめて、2ヶ月半での効果なので、習慣化して、可動域を広げていき、ケガの防止やパフォーマンスのアップ、疲労回復の促進などにもつなげていきたい。
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