この世界の片隅男

どこにでもいる男の頭の中を文字に起こします

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バーコードを通して思う話

5年ほど前、大学生の時にコンビニでアルバイトをしていた。 住宅街の中に構える店舗であったためか、朝の出勤時間のサラリーマンや昼下がりに今日の夕食を調達しにくる主婦の方が多い店だった。 コンビニの業務というのは体系化されており、感情を殺しても勤務することができる。 でも、それだけではただ時計の針が進むのを眺めるだけの時間になってしまう。 私はレジに並ぶお客さんがカゴに入れてレジに持ってくる物をバーゴートに通す時その人の生活ぶりを考察することで脳内で時間を潰していたのである。

    • 第一話

       目覚ましの騒がしいアラームで無理くり1日の行動をスタートせざるを得ない。  せめてこれはアラームの音をマックの来店BGMにしたせいなのだろうか、寝室にはポテトのにおいが充満している。(無論思い込みである) 食パンの耳をかじりながら急いで家を出る。 しかし考えてみると食パンをかじりながら家を出るというシーンはよく見るが耳だけかじりながら慌てふためく人間は見たことがない。きっと耳だけだと卑しい感じが漂うからなのだろうか。 しかし僕の人生にはなぜこれほど事件が起きないのだ。有

      • ご挨拶

        はじめまして。 そこらへんにいるようなありきたりの見た目をした22歳男です。 至極真っ当で真面目に見られますが、頭の中では突拍子もないことを考えているわけです。 とてもそんな人に見えないようで、一言でも小出しにすると、人が離れていく感覚が手にとるようにわかります。 ということで、ここにその頭の中の世界を文字に起こしたいと思います。 ゆくゆくは映像とかつけたいと思っています。 ひとつよしなに。。