無限に広がるお弁当の可能性
久しぶりにお弁当を作った。
この数ヶ月は休みも増え、在宅勤務も多かった。出勤の日は、毎日毎食自炊ご飯が続いているので、せっかくなら他人が作ったものが食べたいという気持ちになり、ランチへ行ったりコンビニご飯で済ませることも多かった。
結果、お弁当を作ることが全くなくなった。
ただランチと言えど、私の職場の周りにあるご飯屋は限られており、どんどんコンビニで済ませることが多くなっていった。
1日2日ならいいが、3日続くと流石に飽きる。コンビニのご飯とは、本当に不思議なものだと思った。
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なんでもあるのに、なんにもない。
ランチ時になると陳列棚を埋め尽くすようにさまざまなお弁当やパスタ・冷やし麺・サラダ・おにぎり・サンドイッチ等など、種類豊富に並べられているにもかからず、どれひとつとして魅力的に見えなくなる。
もちろん全て食べたことがあるわけではない。
けれど「飽きた」という言葉がしっくりくる感覚と同時に、「これがこんな値段?」という値段の高さで引いてしまう。
その代表がそうめんだ。
私はそうめんが好きで、一年中食べている。
普通に食べることもあるし、チャンプルーにすることもあれば、お椀にあったかい煮麺を作ることもある。
だからこそ、暑くなったこの時期にそうめんを食べたくなるのだが、コンビニで売られているそうめんに衝撃を受ける。
これが…この値段?
コンビニが高いのなんか当たり前だ。人件費その他がプラスされていることも分かっている。
それにしても、そうめんと遠慮ばかりのネギとそうめんをほぐす水しか入っていないのに…他の商品と比べても明らかに高いはずだ。
だから、お弁当をそうめんにすることにした。
一般的ではないし、職場の人にも「え、そうめん?」と驚かれたが、レシピサイトやInstagramで調べてみると結構多くの人がこのそうめん弁当を作っていた。
お昼までカチカチに固まらないように少しだけごま油を絡ませておき、保冷剤がわりに麺つゆを前日から凍らせた。
薬味あってこそのそうめん。なので、ネギだのミョウガだの塩もみしたきゅうりなどもわんさか入れた。
ゆで卵や茹でた豚肉、梅干しやピクルスにしたトマトも添えたら、とんでもなく豪華なそうめんになった。
ついでにかぼちゃと里芋の煮物も別の容器に入れた。
なんということでしょう。予想を遥かに超え、意外と手間もかからずに、とても充実したお弁当ができたではありませんか。
お弁当って、結構なんでもアリなんだな。
そうめん弁当のおかげで、お弁当の可能性がみるみる広がっていくのを感じた。
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拝啓 コンビニ様
コンビニ様で売られているそうめんがあまりにも高いと感じたので、そうめん弁当を作ってみたら、とんでもなく素晴らしいお弁当になりました。
とても満足しています。
それと同時に、コンビニで売られているものは大抵お弁当にできることに気がついてしまいました。
今後や冷やし中華や丼ものにもチャレンジしたいと考えております。
しかし、毎日お弁当が作れるわけではありません。そして、レジ横のホットスナックは大好きです。
いざという時には、またお世話になりますので、これからもよろしくお願いします。
日々感謝しております。
かしこ
今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。