スタートアップは最短ルートで進め

こんにちは、株式会社ロケッタの清水です。

先日、AnyPicks(エニーピックス)というエンジニア向けソーシャルメディアをリリースしました。

このアプリは1人で開発・リリースまで3週間でやってのけました。何故そこまでのスピードでリリースしたのか、その考え方をまとめてみました。

目次

・ AnyPicksって何?
・アイデアのキッカケ
・アイデアとは既にあるものの付け加え
・なぜ短期リリースにこだわるか
・プロダクトはリリースがスタートライン
・スタートアップの大半は失敗する
・ユーザーに使ってもらうまでが難題
・ まとめ

AnyPicksって何?

『AnyPicks』は、ユーザーが気になるテクノロジーニュースと記事へのコメントを共有できるソーシャルメディアです。

誰かがPICK(キュレーション)した記事やコメントを見たり

自分でリンクをコピーしてPICKもできます

ユーザー同士でテクノロジーに関するメディア、ブログ、SNSの記事をキュレーションすることで、注目すべき話題を知ることができるのが特徴です。要約されたコメントを通じて、価値ある知識が得られるニュースアプリを目指しています。

アイデアのキッカケ

僕は一時期、ブロックチェーンを使ったトークンエコノミーサービスをつくろうと思って色々調べていました。(結局ポシャりましたが、、。)その時、技術の情報がまとまっていない上、暗号技術の専門用語の理解に相当苦しめられました。

これをキッカケに、テック通や専門家によって咀嚼されたコメントが見たいアイデアに行きつき、エンジニア版NewsPicksとして開発をスタートさせました。

アイデアとは既にあるものの付け加え

過去の起業経験から素人がゼロベースで考えたプロダクトアウトのアイデアは外れが多いと感じています。そんな突拍子もないアイデアより、既に成功したモデルに独自性を加えたほうがユーザーにとっても受け入れやすいはずです。

よく起業家の話しで「自分のやりたいことだった、、」と心地よいフレーズが聞こえてきますが、たぶんみんな天才なんだと思います。

アイデアはキッカケですから、そのサービスを10年かけても成長させたいと思えたら有り難く先人が開拓した道を進ませてもらいましょう。

なぜ短期リリースにこだわるか

時間や資金もあり、最高のプロダクトを作れるチームが出来上がっていたら別の戦略になると思います。ただ1人で始める以上やれることに限りもあります。僕はいつも以下の考えをもってプロダクト開発に挑んでいます。

・プロダクトはリリースがスタートライン
・スタートアップの大半は失敗する
・ユーザーに使ってもらうまでが難題

プロダクトはリリースがスタートライン

スタートアップあるあるだと思いますが、作るまでをロードマップに敷いてるとリリースで「やれやれ」と一区切りついてしまいます。当たり前ですが目的はリリースすることではなく、ユーザーに使ってもらうことです。

初期開発の負荷を下げ、走りながら意見を聞いてプロダクトを完成させていくステップがモチベーションも維持できて良いでしょう。

ただし、コア機能はしっかり作ることが重要です。初期ユーザーはロイヤリティが高いアーリーアダプターです。その人に、このサービスで実現したい世界観を伝えられるコア機能はシッカリと作り込みましょう。

スタートアップの大半は失敗する

これはもう語る必要もありませんね。93%のスタートアップは失敗すると言われています。しかもその多くが、競合との戦いではなく資金やモチベーション、集客など自社の問題により潰れます。

シッカリとプロダクトを作っても、全くウケない。
なんてこともザラにあるわけです。

だから、失敗の回数を重ねられるリスク管理の視点でも、なるべくスモールスタートすべきと思っています。時間とお金をかけて失敗して、次にチャレンジする機会がないのは勿体無いですからね。

ユーザーに使ってもらうまでが難題

もし運良く自分のサービスに興味をもってもらってダウンロードされても気が抜けません。ユーザーの大半はロクに使わずにアプリを消してしまうからです。

この時、アイデアを考えたときに立てた仮説もいくつか崩れていきます。そのため、実際のユーザーの行動やヒアリングした結果を踏まえて、再度仮説を立て直す必要があります。これはリリースしてみないと永久に知りえない情報なので、なるべく早くマーケットに出して走りながら組み立てるのが良いでしょう。

まとめ

・プロダクトはリリースがスタートライン
・コア機能はシッカリ作り込め
・起業に失敗はつきもの、次のチャレンジできる余力を残せ
・ユーザーに使ってもらう仮説は走りながら組み立てろ

最後に

ということで、よければ AnyPicks 使ってみてください!🙇

フィードバックも大歓迎ですので、お気軽に Twitter にて DM や リプライいただけると嬉しいです。


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