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「どうして戦争をするの?」と聞かれたら

子供たちとの探究学習の中でダイナマイトに触れる機会があり、そこから話しは脱線して戦争の話題に。

子供たちは戦争の話しに体を少し強張らせながら、
「どうして戦争をするの?」「どうして爆弾を落とすの?」と質問。

人を傷つけてはいけないとか、暴力を振るっていはいけないと言われている一方で大人は戦争をしている。それは疑問に思いますよね。

今、ロシアとウクライナの情勢が緊迫していますね。
ロシアは長年かけて侵攻に準備を進めてきたようで、いまさら引くことはないだろうという見方があります。

絵本 「なぜ戦争をするのか?」

「なぜ戦争をするのか? 六にんのおとこたち」という絵本では、とある貧しい6人の男たちが結果的に戦争を起こしてしまうまでが、簡潔なストーリーで描かれています。戦争を引き起こす人のサガをわかりやすく表現した絵本です。

「貧しい男たちが、肥えた土地を見つけて耕し、生活は安定した」
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その安定を失うことが怖くなり、兵隊を雇って守ることにした。
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誰にも襲われない中、その兵隊を使って近くの農村を攻めて奪った。
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「より豊かになりたい」という気持ちから侵略を繰り返し、大きな国になり、とても豊かになった。
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ひょんなきっかけから他の大国と戦争になり、ほとんどの人が死んだ

そんなストーリーを印象に残るイラストと一緒に描かれています。

もし子供に「どうして戦争をするの?」を 聞かれたら

当社のスタッフはなんと答えるだろうか。
大人代表として答えるには矛盾が避けられない質問です。

「人は、もっと欲しいもっと欲しい、という気持ちをおさえる事ができないときがあるんだよ」

「そういう気持ちがどんどん強くなって、人のものを奪おうとする考えになる人がいるんだよ」

「それを手にしたらまたもっと欲しくなるんじゃないか、今をもっと楽しむことはできないか、そういう考えを持ってみようね」

大航海時代から続く侵略、日本もそういう時代がありましたね。
限りある地球をどうシェアするのか。
奪い合うのではなくどうシェアするのか。

そういう視点に触れさせていきたいものです。




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