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お受けする仕事のポリシーについて

ある日、登壇のご依頼をいただくことがありました。

「ひらやまさん、もしよかったら登壇してくれませんか?」

知り合いからの紹介だったこともあり、詳細を聞く前に二つ返事でお答えしました。

ところが詳細を聞いてみると、自分では受けることが難しそうな内容でした。

依頼をしてくれた人、聞きにきてくれる人の期待に答えることはできるかもしれないのですが、「話すことに嘘が入ってしまいそうだ」と感じてしまいました。

そこで一日考えてみて、やはりお断りすることにしました。「本当はお受けする前にお断りができたらよかったんだろうなぁ」と思い、反省をしていました。

悔やみながら振り返りながら考えていると、自分が大切にしていることも見えてきたので、まとめておこうと思います。

嘘をつけない

強い言葉や刺激的な言葉を自分が思っていないのに、使うことができません。

自分でもマーケティングをしているのでイベントの告知や内容について、刺激的なメッセージが必要なタイミングがあることはわかるのですが、自分の口からそういったことはできるだけ言いたくありません。

「こうすれば成功する」
「絶対に上手くいく」
「フォロワーを〇〇倍にする」

絶対にできることなどないし、数値的な結果を保証することもできません。自分のやったことや思ったことはお話しできますが、結果の再現性まではやってみないとなんとも言えません。

色々なことに目をつぶり自分の気持ちを押し殺せば、刺激的な言葉を使えるかもしれないのですが、できるだけ使いたくないと思っています。自分にも周りの人にも。

発表より、話し合いがすき

自分のノウハウを披露するスタイルの登壇は、おそらく苦手です。また大量の資料やスライドを作るのも、残念ながら苦手です。

noteに書いた話についてなら、無限に話せる気はします。むしろ一緒に考えたいくらいなので、そういったお話はぜひぜひ。

テーマがを決めて話しながら考えて行くことはすきなので、対談などは積極的にしていきたいです。これはたぶん自分で企画してイベントにしていくと思います。

インタビューは一緒に考えたい

個人の方からインタビューのご依頼も度々いただきます。できれば話しながら一緒に考えられる、あるいは新しい切り口に気づける機会になったらいいなと感じます。

自分が知っていることをただただ話すこともできるのですが、それはインタビュアーの方がいなくても成り立ってしまうコンテンツだと思うのです。せっかくならば、二人だから作れるコンテンツにしていきたいなと。

知り合いからの依頼を優先したい

信頼できる人からのご依頼かつその人がイベントの発起人なら基本的にはお断りをしないと思います。

イベントや登壇して話すことを通して、その人をより知る機会になったり新しい出会いがあったり、自分自身の整理になったりするのが、できたらいいなと。

cotreeと親和性があると嬉しい

いまの自分のリソースの多くはcotreeに注がれています。そのため、お話できることの多くは、cotreeで働く上で感じたこと、大切なことになると思います。

noteやTwitter、アドレスホッピン、ガジェット好き、カフェラテ好きなど、サブカテゴリ的なものはたくさんあるので、もしそこに興味を持っていただけたなら、どの辺が面白かったかをぜひ教えていただきたいです。

いま考えていること

最近よく考えていることをつらつらと。

自社最適化・業界最適化よりも、社会全体を前に進めていきたい

cotreeという会社が拡大することは手段であり、ゴールではないと考えています。

あくまでもクライアントさんやこれからクライアントになるかもしれない方、カウンセラーやコーチの方に価値を届けることがゴールです。

一般的には競合と呼ばれるような会社さんでも、同じ業界でユーザーの方に価値を届けている仲間なので、いがみ合うよりは、協力してできることを探していきたい。

囲い込み、クローズドにするのではなく、ノウハウを公開してより多くの人たちに使ってもらうことが、社会を前に進めることができると思っています。

よいプロダクトをつくりたい

どれだけ崇高な理想や理念があっても、何かをつくり出したり提供しなければ、現実に影響を与えることはできません。

だからプロダクトつくりに妥協なく、使ってもらう人や周りにいてくれる人のためにも、自信とこだわりをもって提供できるプロダクトをつくっていきたいのです。

機能的に優れていることは当たり前で、自分たちだからできること、世界観やテクスチャーを自然に含んだ、愛されるプロダクトを誠実につくっていきたいと思っています。

よいチームでありたい

cotreeのメンバーは良い意味で個性的でそれぞれにそれぞれの強みがあります。だから正面からぶつかるとお互いに傷ついてしまうことも、たまにあります。

そのときに人対人でいがみ合うのではなく、同じプロダクトをつくり、同じ未来なら向かう仲間であり続けたいと思っています。

ある人は丁寧にオールを漕ぎ、ある人は航路を決めて、ある人はひらめきで新しい道をみつけ、ある人は船を直して。

それぞれがそれぞれに役割を持ち、同じ船に乗って目指す島に向かって、時には飲み会などしながら、仲間と出会ったら別れたりしながら、全速で進んでいきたいです。

人のことを丁寧に想い続けたい

どれほど社会が発展しても、どれほどテクノロジーが進化しても、「人が人を想う」ということが本質的に大切なのだと感じます。

どんな状況でも誰でもない「その人」のことを見つめられる人でありたいと、強く願っています。

それは簡単なことではないのですか、やりがいのある取り組みだと感じるので、きっとずっと人のことを想い続けるのだと思っています。

おわりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。もしお仕事のご相談がございましたら、Twitterでお気軽にご連絡いただければ幸いです。

(もうちょっとこういう情報が欲しいというのがあれば、そちらも教えていただけるとうれしいです!)

TOP写真はnoteさんのイベントでの一枚。3時間くらいずっと笑っていたと思います。楽しかった。






最後まで読んでいただきありがとうございます。