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良いnote

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個人的に、とても個人的に、いいな、と思ったnoteを集めるマガジン。
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#仕事

本作りは壮絶。

今は書籍デザインの仕事を二冊ほど抱えていて、うれしい反面、締め切りに追われながら作家さんと編集さんと励まし合いながらひぃひぃ言っている。 毎日、明け方の4時頃にここまで書きました…いったん仮眠します……などとメールがきていて、寝てーーー!!!となりながら、でもやはり文章が届かないことには編集さん、校閲さんのチェック、文章に合わせたイラストの制作、そしてわたしの組版や修正が追いつかないし、さらにはスケジュールに焦る印刷会社さん、その間にも本屋をまわっている営業さん、本屋で棚を

1度捨てられた神様に拾い直された話。

数年前までの私はなんのスキルも、自信もない会社員でした。転職なんて夢のまた夢だった。 そんな私が、2度のTwitter転職をした話。これが人生を変えた投稿。 なぜ私はホカンスが流行る以前から、都内住みなのにわざわざ都内のホテルに泊まりはじめたのには、実はとっても現実的な理由がありました。 ・ 本当は施設をつくる人になりたかったさて、話は2010年代に。私が、新卒ではいった会社は商業施設等の管理・運営する不動産企業でした。創業もうすぐ90年とかなのかな。 新卒のペーペ

働きたくないから生活保護を受けてみた。毎日が豊かになった。

借金の取り立てを無視していたら電報が来た。最後に支払いを約束した日から5年経つと時効が来るらしいので「来月には払います」の一言を取ろうとあちらも必死である。まあ、受け取り拒否したので向こうの企みは失敗したのだけれども。 私が「受給理由:思想上の理由(働きたくないため)」と書いて生活保護を受け始めて3ヶ月になる。毎月13万円、合わせて40万円ほどを貰ったことになる。これが案外にも額面の印象より素晴らしい生活なのだ。税金も年金も医療費も全て無料であるのは大きい。本稿では生活保護

本当に自分がやりたいこととは?

もうけっこう昔の話なのですが、テレビを見ていた時に、カウンセラーの方が女性の芸人さんに心理テストをしていたんです。けっこうそれが衝撃的で今でも覚えているのですが、心理テストは簡単。1から10までの項目があって、それぞれに自己紹介の短文を箇条書きで書いてもらう。1.私は会社員ですとか、2.私はピーマンが嫌いですとか。そういう、思いついた自己紹介文を10個書いてもらう。 それで、女性の芸人さんが1から10まで短文の自己紹介文をやったのですが、結果が驚くべきものだった。ここから先

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使命感はどのように生まれるのか

柴田(@4bata)です。「世界は贈与で出来ている」を読み、書きたくなりました! 考えたきっかけ:特に明確な理由なく、仕事を頑張っている人がいる私もそう。仕事を頑張っているほうだろう(自己評価)。生きていくためだけなら、もうちょっと仕事の負荷を下げてもいい。仕事に「生活するため」以上の何かは求めていると思われる。 例えば学生に「柴田さんの働く理由はなんですか?」と聞かれたら、嘘は言いたくないので「他にやることもないので」と言う。自分にはしっくりくる回答だ。ただこれは相手の

パタゴニアが提示する「未来への羅針盤」

Coyoteという雑誌があります。Switchという雑誌と同じ会社が出版している雑誌で、旅をテーマにしたエッセイやインタビューを掲載しているのですが、No49の特集はパタゴニアでした。パタゴニアは、今年創業40週年を迎えました。 パタゴニアという会社は、仕事の合間にサーフィンに行くのもよし、会社を休職して別の仕事や長い度にでるのもよし、といった従業員の自主線を尊重した働き方、自然環境に配慮し、長く使ってもらうことに主眼をおいた製品づくり、自然環境を維持するための様々な支援活

凡人が、天才に勝つ方法。

はじめまして、どうも、つんく♂です。 作詞・作曲を中心に音楽やエンタメ全般のプロデューサーをやっています。モーニング娘。のプロデュースから始めて、アイドルやアーティストなど、たくさんの作品を生み出してきました。 『リズム天国』などのゲームや、アニメにも関わっています。今は、「つんく♂エンタメ♪サロン」のメンバーで、「中2」をテーマにした映画制作を始めたばかりです。 声の病気をしたので今は歌えませんが、その分、日々の作品作りと、次世代のスターやクリエイターの応援に注力して

DeNA南場智子さんの講演「ことに向かう力」がいい話だった

もう7年前になりますが、DeNA創業者の南場智子さんが講演で話された内容がとても良くて、いまでもたまにそのときのメモを読み返します。 2013年7月に日経新聞主催で開催された「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」での特別講演。「他人とか自分のことをあまり意識せず、コトに向かうように」というメッセージでした。 聞きながら取ったメモから、ここに再構成してみます。 南場:南場です。私あの、今日すごいアウェイ感を感じてまして。女性であるとか、男と女という枠組みで物事を捉

仕事とは「勝てるフォーマット(型)づくり」であると定義する

20年間、メールマガジン書いています。 商売する上でも、ビジネスパーソンとして成果を出すためにも大切なのは「勝てるフォーマット(型)づくり」です。 「これをやったら必ず勝てる(=結果が出る、成果を出せる)」というフォーマットを一旦、完成させられれば、極端な話、あとは「おんなじことをやるだけで安定的に成果を出し続けられる」ようになるわけです。 そんなフォーマットを作るための活動こそが「本当の仕事」です。 と言ったのは、豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)、トヨタ自動車工

仕事のことばかり考えていたら、感性の根っこが腐った

生活のすべてを無印良品に委ねた無印良品ばかりを買うようになったのは社会人になった頃だったろうか。 無印良品は、暮らす上で必要な日用品が揃っている。無印良品を選んでおけば間違いないから、必然的に身の周りのものが無印良品だらけになった。 無印良品の良いところは、これを買う理由がきちんと説明できるところだ。生活になじむ、値段が高すぎない(= 質に見合っている)、そこそこおしゃれ。つまり、東京で一人暮らしをする自分のような人間にとってちょうどよかった。 当時の自分は、仕事が第一