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柚子大根粥のレシピ ( 2020/10/15の朝粥 )

柚子(ゆず)は生産量・消費量ともに日本が世界一!その証拠に、海外でも「yuzu」と呼ばれているそうです。知らなかった!

黄色く熟す前の青柚子が手に入ったので、青柚子が主役のおかゆにしてみました。おかゆに柚子の果汁も入れることで、ほんわりとした柚子の香りを楽しめます。

青柚子の旬は夏で、黄色く熟した黄柚子は秋〜冬に出回ります。青柚子も黄柚子もモノは同じなので見た目ほどの大きな違いはありません。ただ、青柚子は香りがよりフレッシュで、皮が固いと言われています。

柚子がのどの痛みを緩和してくれることは有名ですが(ゆずののど飴って多いですもんね)、大根にものどの炎症や乾燥を和らげてくれる作用があります。消化も良く胃腸に優しい大根と、気を巡らせる柚子の組み合わせは、のどの痛みを感じた時風邪のときの栄養補給にぴったりです!

シンプルな大根粥もおいしいですが、柚子好きならぜひ!柚子大根粥、おすすめです。

のどからくる風邪に「柚子大根粥」のレシピ

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生米から作るので、完成まで50分〜1時間ほどかかります。そのうち、お鍋の前にいなければならないのは15分ほど。ほとんどの時間は放置できるので、そんなに大変ではありません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米     ・・・半合
 ▶︎ 水      ・・・850ml
 ▶︎ 和風だし   ・・・小さじ1
 ▶︎ 大根     ・・・3〜4cm
 ▶︎ 柚子     ・・・1個
 ▶︎ 塩      ・・・小さじ1/4
おこのみで
 ▷ みつば

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、中華だし、水850mlを入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。
 大根を2cm角に切って、お鍋に入れる。
 柚子皮を千切りにして、果汁を絞っておく。

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
 鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
 弱火に30分かける。

④塩で味をととのえて、鍋全体をゆっくりとまぜたら、火を止める。
 フタをして10分蒸らす。柚子の果汁を小さじ1ほど加えて混ぜる。
 柚子皮、みつばとともに器に盛りつけたら、完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに作り方を解説します。

①準備

レシピ01

水がにごらなくなるまで、お米をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、和風だし(小さじ1)、水850mlを入れます

お鍋は土鍋でもOKです!薄手のお鍋だと焦げつきやすくなるので、なるべく厚手のお鍋を使用してください。また、吹きこぼれを防ぐために、大きめのお鍋がおすすめです。袋麺のラーメンを作れるくらいの大きさは必要です。

今回はとろとろに仕上げたかったので、水は多めの850mlにしました。もったりとしたおかゆにしたい場合は、700〜800mlが良いかと思われます。

②中火

レシピ02

用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません。

鍋の温度が上がるのを待つ間に、具材の下ごしらえをします。

大根(3〜4cm)を2cm角に切って、お鍋に入れます
このあとじっくり火を入れるので、2cmほどの大きめのサイズでもしっかり火が通ります。

柚子皮を千切りにして、果汁を絞っておきます
柚子は色のついている皮の部分から香りが立ちます。柚子皮の裏側の白い部分は苦味があるので、なるべく薄くむくと良いです。どうしても残ってしまう白い部分は、ていねいに裏側から削ぐとより雑味のない味になります。

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上の写真では白い部分ががっつり残っていますが、細く細く千切りにすれば、そんなに気になりません。( 私の味覚が雑なだけかしら… )

お部屋が柚子の香りになって、うきうきした気分になります。

③弱火

レシピ03

さて、表面の泡がふつふつと揺れ始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、はがすようにていねいに混ぜます。

お鍋にお箸をはさんで、そのまま30分間弱火にかけます

写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

④仕上

レシピ04

30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて、全体を混ぜます
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

さらに10分間、フタをして蒸らします
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。

蒸らしが完了したら、柚子の果汁(小さじ1)をお鍋に入れて混ぜます
小さじ1程度であれば、酸っぱくなるほどではなく、ほんのり柚子の風味がつく感じです。ごくわずかでも酸っぱいものが苦手!!!…というわけではなければ、ぜひ入れてみてください。

さて、柚子皮と、お好みでみつばとともにに盛りつけたら、完成です

和〜!
ほんのり柚子の風味と、大根の甘みがお互いを支え合う感じのおいしさです。
柚子皮からあふれるフレッシュな柚子の香りと、おかゆに入れた柚子の果汁のほんのりとした甘みのある香りの両方が楽しめます。

まさに柚子が主役のおかゆです。美味でした!

柚子をまるごといただく方法

柚子皮をまるまる1個分を1回で使い切ることは難しいので、残りはラップに包んで冷凍しておくと便利です。

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お吸い物にちょこっと入れたり、温かいうどんにのせるだけで、幸せ気分になれます。

そして、果汁を絞った後の実の部分。

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カップに入れて、はちみつを入れて、お湯を注ぐと、これまたおいしい!

たった1個でこんなにうきうきになれるなんて、柚子はすごいなあ…と感動します。

そして、この飲んだ柚子の皮を洗ってお風呂に……と、一瞬思いましたが、もう柚子がよれよれだったので、勘弁してさしあげました。


明日もおいしいおかゆをつくります。ごちそうさまでした!

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