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八角白菜粥のレシピ( 免疫力強化、風邪予防、 血行促進に)

タミフルの原料でもあるスパイス、八角(スターアニス)の香りを楽しむおかゆをご紹介します。八角を1、2個入れるだけで、奥行きのあるこなれた味に仕上がります。

八角の強力な抗ウイルス作用と白菜の豊富なビタミンCで風邪予防効果が期待できます。血行促進効果もあるので、身体を芯から温めたいときにもおすすめです。

効能もさることながら、お味の相性も抜群!お肉に合わせることの多い八角は、実はシンプルなお野菜と合わせてもおいしいのです◎ ほんのりと感じる八角の甘みが白菜の風味を引き立てます。

八角はシナモン系の甘い香りと、ほんのりとした苦味を併せ持ち、しかも辛味がないスパイスですので、おかず系からスイーツまで幅広く使われています。個性の強いスパイスなので好き嫌いが分かれますが、八角好きにはたまらないお味です。おすすめです!


打倒ウイルス「八角白菜粥」

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生米からつくるので、炊いたご飯のストックがなくても大丈夫。じっくり火を入れるため、ふっくらおいしいおかゆになります。完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、多くの時間は放置ができるのでそれほど手間はかかりません。

記事の後半では写真とともに詳しい作り方をご説明いたします!

【 材料 】(2人前)

 ▶︎ 生米   ・・・半合
 ▶︎ 水    ・・・700ml
 ▶︎ 中華だし ・・・小さじ1
 ▶︎ 八角   ・・・1〜2個
 ▶︎ 白菜   ・・・1〜2枚(おわん1杯分)
 ▶︎ 塩    ・・・小さじ1/3

【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、水700ml、中華だし(小さじ1)、八角を入れる。

②鍋を中火にかける。このときフタはしない。白菜を一口大に切っておく。

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
鍋にお箸を渡してフタをした状態で弱火に30分かける。
タイマーが残り10分になったら、八角を鍋から取り出し、白菜を鍋に入れる。

④塩で味をととのえる。鍋全体をゆっくりとまぜて火を止める。
フタをして10分蒸らす。八角とともに器に盛りつけたら、完成!

【 つくりかた (写真つき)】

ここからは写真とともに詳しい作り方を解説いたします!


①準備

レシピ01

水がにごらなくなるまで、お米(半合)をていねいに研ぎます
焦げ付きにくい厚手のお鍋に、生米、中華だし(小さじ1)、八角、水700mlを入れます

お鍋は土鍋でもOKです!大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、十分な大きさのある土鍋をご用意ください。また、雪平鍋など薄手のものは焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにしてください。

②中火

レシピ02

用意ができたら、お鍋を中火にかけます。このときフタはしません
中火は、炎の先端がちょうど鍋底につくくらいの強さです。

お鍋の様子をちらちら見守りながら、具材の用意をしておきます。

白菜を一口大に切っておきます
おかゆでアツアツになることも考慮して、食べやすいサイズにカットします。

③弱火

レシピ03

表面の白い泡がポコポコとし始めたら、おたまで混ぜます
鍋底に米粒が張りついているので、おたまではがすようにそ〜っとていねいに混ぜます。

吹きこぼれを防止するためにフタに菜箸をはさんだ状態で、30分間弱火にかけます
写真のようにお箸をはさんでおけば吹きこぼれることはないので、目を離して大丈夫です。忘れないようにタイマーをセットしておきましょう。

タイマーが残り10分になったら、八角をお鍋から取り出して、白菜をお鍋に入れます
今回は八角の風味をほんのり程度にしたかったので、早めに取り出しました。ほどよく白菜の食感を残すために、加熱時間は10分ほどにとどめます。

④仕上

レシピ04

30分弱火にかけたら、お塩(小さじ1/4〜1/3)を入れて全体を混ぜて、火を止めます
全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

さらに10分間、フタをして蒸らします
すでに食べられる状態ではありますが、しっかり蒸らし時間を確保することで、よりふっくらとしたおかゆに仕上がります。

蒸らしが完了したら、取り出しておいた八角とともに盛りつけて、完成です

そうそう、この香り〜。八角のこの香りが恋しかったのです。

白菜の代わりに大根、かぶ、小松菜など、クセの強くないお野菜を入れるのもおいしいかもしれません◎

普通のおかゆにポンと八角を入れるだけで、味のレベルがトントンと二段階くらい上がるので、我が家では八角入りのおかゆはすっかり定番になりました!

※最後にのせた八角は飾りです。食べられませんのでご注意ください

クリスマスに八角?

スーパーでも中華料理の食材コーナーに並んでいたりと「八角=中華料理」というイメージがありますよね。

実は、八角はヨーロッパでもよく使われるスパイスです。スターアニスと呼ばれています。主におかず系に用いるアジア系のお料理と異なり、ヨーロッパではシナモンなどとデザート系のお料理に使われることが多いようです。

ドイツの冬の風物詩であるクリスマスマーケットといえば「グリューワイン(Glühwein)」!ワインとスパイスのホットカクテル…温かいスパイス入りのサングリア、という感じでしょうか。

グリューワインはお店や家庭によって入れるスパイスもさまざま。
シナモン、カルダモンと並んで、八角は定番のスパイスです。赤ワインとの相性も抜群で、じわじわと身体を温めてくれます。

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クリスマスマーケットのグリューワインは、日本で言うところの初詣の甘酒的ポジション。ほっと温まって、ちょっぴりいい気分になって、最高でした〜…。

また、お花のようなかわいい見た目の八角は、クリスマスのリースやオーナメントにも利用されます。

いつかチャレンジしてみたいのが「スパイスリース」!乾物のスパイスをリースに編み込んで、香りもたのしむクリスマス飾りなのだそうです。

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か、かわいい!よ〜く見るとシナモンもくっついていますね。

松ぼっくりやどんぐりもかわいいけれど、スパイスにも見た目がかわいいものってたくさんありますもんね。見た目も香りも楽しむクリスマス、おしゃれすぎます…!

ワールドワイドなスパイス、八角。香りがとっても個性的で使いどころが難しいイメージがありますが、おかゆに、ワインに、リースに……思ったよりも登場機会は多いのかもしれません◎


今日も長〜いレシピを読んでくださってありがとうございました。
明日もおいしいおかゆを作ります。ごちそうさまでした!

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