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アジアン肉団子粥のレシピ ( 2020/10/12の朝粥 )

冷蔵庫の隅に、ナンプラー(ナムプラー)はありませんか?
出番の限られるナンプラーを小さじ1杯ほどおかゆに加えるだけで、途端にアジアンな風味に仕上がります。

豪華にみえる肉団子も、実はビニール袋の中に具材を入れてもみもみ作ったのでらくちんです。

ボリュームのわりに低カロリーですので、カロリーコントロール中の方にもおすすめのおかゆです。
ナンプラーのエスニックな香りと、ジューシーな肉団子で、元気がふつふつわいてきます。

ナンプラー香る「アジアン肉団子粥」

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生米からつくるので、完成まで50分〜1時間ほどかかりますが、じっくり火を入れるためふっくらおいしいおかゆになります。

おかゆを炊いている鍋で肉団子に火を通すので、お肉の旨味を生米が吸って、お米の一粒一粒が旨味たっぷり……だしの素の類はゼロでもとってもおいしいおかゆになるので、びっくりするかもしれません。

記事の後半では、写真つきで詳しい作り方を説明しています。

【 材料 】(2人前)

< ベースのおかゆ >
 ▶︎ 生米        ・・・半合
 ▶︎ 水         ・・・800ml
 ▶︎ 塩         ・・・小さじ1/4
 ▶︎ ナンプラー     ・・・小さじ1
 お好みで
  ▷ 小ねぎ、パクチー、糸唐辛子

< 肉団子(約10個分) >
 ▶︎ ひき肉       ・・・100g(今回は豚ひき肉)
 ▶︎ 塩         ・・・ひとつまみ
 ▶︎ 水         ・・・大さじ3
 ▶︎ 生姜(チューブでok)・・・2cm
 ▶︎ 片栗粉       ・・・小さじ1
 お好みで
  ▷ ブラックペッパー(少々)、クミンパウダー(小さじ1)


【 レシピ 】

①厚手の鍋によく研いだ米、水800mlを入れる。

②鍋を中火にかける。
 肉団子を作る。ビニール袋にひき肉と塩を入れて、もみもみする。
 粘り気が出てきたら、肉団子の材料をすべて袋に入れて、さらにもむ。

③鍋に白い泡がふつふつと立ったら、
 鍋底から米粒をはがすようにおたまでゆっくりまぜる。
 肉団子を入れる。袋の端を切って、ぽとぽとと鍋に落とす。
 鍋に箸を渡してフタをして、弱火に30分かける。
 途中、鍋の中の水分がなくなる前に、肉団子を取り出す。

④ナンプラー、塩で味をととのえて、火を止める。フタをして10分蒸らす。
 お好みで小ねぎ、パクチーともに器に盛りつけたら、完成!

【 つくりかた (写真つき)】

①準備

レシピ01

水がにごらなくなるまで、ていねいに研ぎます。
生米の半合は少なく感じますが、おかゆにするとお鍋いっぱいにふくらみます。

お鍋は土鍋でもOKです!
大きめのお鍋の方が吹きこぼれにくいので、厚手の片手鍋を使用しています。
雪平鍋など薄手のものはどうしても焦げ付きやすくなるので、全体的に火加減を弱めにすると良いと思います。


②中火

レシピ02

お鍋を中火にかけていきます。

その間に肉団子を作ります。…といっても、袋に入れて混ぜるだけなのでかんたんです。

破れにくい清潔なビニール袋にひき肉とお塩を入れて、袋の上から粘り気がでるまでもみます。
塩でひき肉にしっかり下味をつけるため、塩だけ一番はじめに入れます。
 ▶︎ ひき肉       ・・・100g(今回は豚ひき肉)
 ▶︎ 塩         ・・・ひとつまみ

そのあと、肉団子の残りの材料を袋に入れます。
水は形を作りやすくするために、生姜は臭み消しに、片栗粉はつなぎとして入れています。
 ▶︎ 水         ・・・大さじ3
 ▶︎ 生姜(チューブでok)・・・2cm
 ▶︎ 片栗粉       ・・・小さじ1

お好みで以下をプラスするのもおすすめです。
 ▷ ブラックペッパー(少々)
 ▷ クミンパウダー(小さじ1)

特にクミンパウダーはお肉との相性が抜群。
クミン独特の食欲をそそる風味もさることながら、お肉の疲労回復効果、体力アップ効果も高めてくれるのでおすすめのちょい足し食材です。

全ての具材をまぜまぜしたら、肉団子の用意は完了です!

③弱火

レシピ03

お鍋がふつふつしてきたら、お鍋の中をゆっくりおたまで混ぜます。

ここで、肉団子を入れていきます。
袋の端をちょこっと切って、生クリームを絞り出す要領でお鍋にポトンと落とします。

吹きこぼれ防止にお鍋にお箸を渡して、弱火でコトコト30分加熱します。

肉団子に火が通ったころを見計らって肉団子をお鍋から救出しておくと、火が通り過ぎて固くなることを防げます。
だいたい2cm〜3cmくらいのミニサイズの肉団子であれば、5分も加熱すれば火が通るので、頃合いをみて取り出ししておいてください。


④仕上

レシピ04

30分弱火にかけたら、フタを取り、ナンプラー(小さじ1)とお塩を入れて、全体の水分が均一になるようにゆっくり混ぜます。

10分間じっくりと蒸らして、さらにおかゆをふっくらさせます。

お好みで、小ねぎ、パクチー、糸唐辛子と盛り付けたら完成です!

エスニック〜!アジアン〜!

肉団子の旨味がおかゆ全体に広がり、どこを食べてもおいしい
お肉を使ったおかゆはごちそうですね

ナンプラーってすごい!

ナンプラーそのものはとても食べ物と思えない香りなのに、お料理に入れた途端にいい香りに変わるのがいつも不思議で仕方ありません。

ナンプラーは、塩とお魚を漬け込んだ調味料。魚醤ですから、アンチョビの親戚です。

お醤油よりもカロリーや糖質がずっと少ないのに、何倍もの鉄やカルシウムなどのミネラル類をたっぷり含むというすごい特徴があります。ほんの少量で簡単にお店の味に仕上げられるうえ、栄養もたっぷりだなんて、ナンプラーってすごい!

ナンプラーが登場するレシピは限られていますし、使ってもごく少量。
ついつい冷蔵庫の片隅に忘れがちなので、スープやおかゆなど、お醤油をいれたくなる場面でお醤油をナンプラーに置き換えちゃう作戦、おすすめです。

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こちらは、桜えびとセロリのスープをナンプラーで仕上げてみました。
ナンプラー、エスニック好きにはたまらん調味料です〜。


明日もまたおいしいおかゆを作ります。
ごちそうさまでした!

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