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ロンドン移住 シュタイナー教育の夢が現実に

NZCSEの夢が叶う!

夫がずっと推進してきたNZCSE(New Zealand Certificate of Steiner Education)というシステムがあります。

イギリスだったらGCSE, A-LEVEL、ドイツならアビトゥーアという試験を受けることで、その結果が大学入学判定に使われます。でも、これらは一般の教育を基本にした試験制度。シュタイナー学校では、この試験のために、シュタイナー学校のカリキュラムを変えたり、削減したりして対応しています。つまり、この試験をしているかぎり、純粋にシュタイナー教育のカリキュラムをすることはほぼ無理。

NZCSEは、シュタイナー学校でやっていることを評価して、それを国際評価として認定するもの。つまり、アビトゥーアもA-LEVELも受けずに、NZCSEの結果だけで大学入試に持ち込めるのです。12年間、完全なるシュタイナー教育の実現です。

夫はイギリスの学校で、NZCSEを導入するよう改革を進めていました。でも、伝統校がシステムを変えることは至難の技です。結局、多くの人たちに支援されつつ理事会に却下されて諦めることに。

前年度までいたドイツの学校でも、NZCSE導入に向けて、夫が中心になって活動をしていました。シュタイナー学校って、物事を決めるのに「全員一致」がお約束。全員一致するまで話しあう。それは多数決とは違い、小数派の意見も尊重されるのは素晴らしいのですが、反対勢力が考えを変えない限り実現しないということになります。ここの学校では強力な反対勢力がいます。しかも学校の有力者。最近の投票では、その先生ともう一人の先生(夫婦です)だけが反対、その他は全員賛成・・・というところで、まだ先に進めずにいる状況らしいです。

これらの学校でNZCSE導入で戦ってきた夫。ロンドンの学校は、ヨーロッパで一番実績のあるNZCSE導入校です。もう導入するために闘う必要はないのです。NZCSEで純粋にシュタイナー教育を追求できる。その夢が、やっと叶うのです。

息子たちにもNZCSEを!・・・という願いも叶う!

前の学校にいたら、すでに高校生になっている息子たちにはNZCSEは間に合いません。でも、長男はドイツにいい友達がいます。これまで親の都合で何回も転校させてしまったこともあり、私としても卒業するまでこの学校で過ごさせてあげたいと思っていました。

1月にとつぜん降ってわいたような「イギリス移住」。息子たちが卒業するまでは転校させないと決めていたけれど、イギリス移住が決まったら、そこにはNZCSEをやっている学校へ編入!・・・という今まで諦めていた夢が現実になることになりました。

長男と話をすると、「どこへ行っても友達はできるからいいよ」と軽くいいます。確かに、長男はオープンですぐに友達をつくるのです。

次男はあまり深く考えず、NZCSEの学校なら12年間で卒業できる!・・・ということで大喜びです。ドイツだとアビトゥーアで13年生まで在学しないといけないので。笑

もうすでに新学期がはじまり、NZCSEのシステムのなかで学校生活を送っている息子たち。詳しいことはまた書くとしますが、今までにないくらい、いきいきと学校生活を送っていることだけここでお知らせしておきますね。

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