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先日、ラスキン・ミル・カレッジに行きました。

ここへ行った1番の目的は、色をテーマにした人智学サイエンスの講座。その中でも、「金属・色・光セラピー」のイギリスでの第一人者が講演をするというので。

「金属・色・光セラピー」は、なんだか名前として格好悪いですね。英語では Metal Colour Light Therapy = MCLT と言われています。そのままです。笑

2001 年にアートセラピストのマリアン・アルトマイヤーがゲーテアヌムのステンドグラスからインスピレーションを受けて開発したセラピーです。

ガラス生成のときに、銅や金、鉄など、金属を使いわけることで、独特の色を出します。それをエッチングで凹凸をつけて、模様を出す。

このステンドグラスを太陽光に透かして見る視覚効果でセラピーになる。人工の光ではなく太陽光、印刷した色や化学的に作られた色ではなく、金属が作りだす色。こだわりの技法で製造された大量生産できないステンドグラス。すべてが揃ってこそ効果があるセラピーですが、お手軽にいかないところが広まりにくい理由でしょうか。

セラピーに使われるステンドグラス
トップの画像とともに
https://www.metallfarblicht.de/
からお借りしました。

こうやって、セラピー目的で作られたステンドグラスを、さまざまな病気の治療に使います。発達特性のある子どもたちの発育のためにも活用されています。ドイツ、イギリス、アメリカなどの、人智学系クリニックでも行われている治療方法です。

この治療のセラピストになるには、まずアートセラピストの資格を持っていることが条件。その上で3年間のセラピスト養成講座をを受けてセラピストになることができます。

もうすぐラスカンミルでも、このMCLTの養成講座を修了してセラピストが誕生するのだとか。

色の力ってすごいと実感しています。
日本にも広まるといいな。


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