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パーキンソン病と闘う夫と私たち③…原因は副作用

前回の続きです。

完全に夫の悪口コーナーのようになっていますが、闘病記です(^^;)

この病気は人それぞれ症状が違います。夫のような症状は珍しいので、誰でも当てはまるわけではないことをご理解の上お読みください。

私は夫の病気と将来に漠然とした不安を抱き始めました。

普通の生活を出来るのもそう長くはないみたいだ。結婚25年の記念もあるし、2人で旅行に行こう。そう思い立ち、初めて伊勢神宮へ行ってみました。結局これが最後の旅行になりました。4年前の話です。

夫はパーキンソン病が進行し、薬が効いているときと切れているときがはっきりするようになりました。薬が切れてしまうと動きが突然落ちます。夫の特徴で痛みも出るのでだんだん仕事が出来なくなりました。一度薬の調節で入院をしましたが、改善しませんでした。

それをきっかけに会社の方でも無理に出てこなくても良いという話になりました。いわゆる休職状態です。夫は自宅にずっといるようになりました。私はパート勤めをしていて、今後の経済状況を考えると1円でも多く稼いでおかなければと焦っていました。なので夫は自宅で1人でいることが多くなりました。

ある日近所の人から声をかけられ、私がいない時間に夫に声をかけられ、なんだか様子が変だったと教えられました。簡単に言うとナンパされたと言うのです。えー!!もうびっくりです。

そしてこれをきっかけに夫のあり得ない所業が明らかになっていきました。

ものすごい数のお遊びを(なんと表現していいか。はっきり書くと自分が情けなくなるし…)していらっしゃいました!

私「だってお金持ってないじゃん!どうやって?」                     

夫「借りた」

私「はあ!?誰に?」

夫「母と銀行ローン」

私「なんと!!」

私が1円を得ようと焦っている時に借金していたんです。諸々込みでショックが大きすぎました。ブルブル震えました。

すぐに主治医に相談するとそれは「薬の副作用だ」と判明しました。人によって(主に若い人)は性的衝動、買い物やギャンブル依存などの副作用があるというのです。夫の痛みを抑えるために投与された量があまりにも多すぎたんです。いやぁ先生そういう副作用あると言ってくださいよー(>_<)

もちろん今は違う先生に診てもらっています。

今までの泣かされたこと、不安でいっぱいだったと、不思議だったこと全部それが原因だったんです!(もちろん個人の性質が関係しています。)

膝から崩れ落ちるような現実、そして驚きの借金の金額!利子を払うためにまた借りるというループにより、数百万ですよ!!私、利子と言うものが大っ嫌いで欲しいものは必ず貯めてから買うことにしていました。そんな私にこの金額!!あり得ないですよ!

お遊びのことを怒っていいのか、借金のことを怒っていいのか、先生なのか、何に怒っていいのか、訳わからない状態です。そして当の本人は大して悪びれてないのです。

とにかく急いで支払わないと利子は増える一方ですので、親族に相談です。結局このことを黙っていた義母が全部払ってくれました。(感謝はしていますが、本当に早く言ってくれればここまでのことにならなかったと残念に思っています。)

つづく…

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