ほめるとゆうこと

息子が大学に合格した。
芸大の音楽科、声楽専攻。

保育園のとき、
息子は先生にいつも歌をほめてもらっていた。
わたしは自分が歌うことに
厳しくされていたから、
息子の歌を冷静に聞いてしまって、
そうかなあ?と思っていた。
本当はわたしにいちばんほめてもらいたかったとおもう。

小学校一年生、
文化祭でソロで歌うパートをもらっていた。
息子が歌ったとき、
滋賀のちいさな小学校の体育館が
どよどよっとなった。
わたしもびっくりした。
息子、こんなに歌えたっけ?!
すごいね!!って自然と言えた。

それからしばらく息子は
だれにあっても、
ずっと歌を歌ってたの?って聞かれ、
歌ってーと言われ、
歌わなくなってしまった。
家でも。
恥ずかしかったのもあるだろうし、
いちびってんなよ、みたいな
同級生の空気もあったと思う。

中学に入って不登校になり、
高校に入ってすぐの
文化祭で一年生は歌だった。
担任の先生は合唱部に入ればいいのに!
って絶賛してくれた。
その子のいいところを
ものすごくほめてくれる先生だった。
わりとひいてものをみる癖がある息子は
あの先生のゆうことは
話半分に聞いた方がいい、って思ってるけど、
先生がいるから学校にいける日もある、
って話してくれた。

実際に息子がはじめたのは吹奏楽で、
パーカッションをやっていた。
音楽を習ったことない息子が
経験者ばかりの中ついていけるのか
わたしはハラハラしていたけれど、
楽器ができるとゆうことではなく、
女の子のイライラを抜くのが
ものすごくうまいです、と
顧問の先生がほめてくれていた。

二年生のおわり、
アンサンブルコンクールで失敗をして、
吹奏楽部を辞めた。
三年生になって、
歌いたくなった、ってゆって
声楽を習いはじめた。
年末に第九に出て、
高校生は息子ひとり、
大学生がちらほら、
あとは時間にゆとりをつくれる経営者の人、
仕事を引退したかたたち、
年上のひとたちに囲まれて、
息子は本当に楽しそうに歌っていた。
舞台のあとはまわりのひととハイタッチ。
名刺もらったら、
なんか社長さんだったーって
笑ってた。
すごい高揚感を味わったみたいだった。

世間的には高校3年生は受験生で、
第九にでてる場合ではないのかも
知れなかったけれど、
学校も不登校の子が集まる学科だったから、
流れに乗れ、とゆう強制が
一切なかった。
やりたいことが見つかってよかったね!
って全力で応援してくれていた。

そして。
大学に行きたい、と自分で言いだして
歌のレッスンに通いはじめた。
わたしはそばにいなかったから、
具体的にどんなふうに勉強してたのかを
みてはいないのだけれど、
歌声がどんどん変わっていくのは
聞いてて素人耳のわたしにもわかった。
どんどんクラッシックの声になってる!!

自分でそのときやりたいことを
全力でやって、
今回合格ってゆう結果が出て、
受験は運もあるとおもうんだけど、
息子の中でちいさな自信になってくれたら
いいな、っておもう。

歌いたい、歌うのがすきだ、
ってなっていった原点は
ほめてもらった、ってゆうことな気がする。
子どもの頃、
わたしももっとたくさんほめればよかった!!

3歳の頃、息子が歌っていたのを
覚えている。
動画をまわしておけばよかった!!

さくらさくら 今咲き誇る
せちゅなにちりゆくさだめとしって

したったらずでせちゅな、ってゆうのが
かわいくてしかたなくて、
歌ってーってよくお願いしてたなあ。

息子はどんなふうに歌うのかな。
これからたくさんたくさんほめようとおもう。
親バカっていわれても、
なにがあっても息子のファンです。
わたしがいちばん、
息子の歌を聞きたい。

息子、おめでとう。
いぇーい ってLINEきてホッとした。
あんまりうれしい、を顔に出さないから。
自分で決めて、自分で道をつくって、
扉が開いたね。
本当にすごいよ!!
受験に受かったからそう思うんじゃなくて、
どんなときもだいすき。
やりたいってゆうことを
見守るしかないんだって、
教えてくれてありがとう。
母ちゃんも自分の人生を頑張る。

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