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ブラックジャックとFXの不思議な関係

ブラックジャックとFX

ブラックジャックとFX、一見共通点があるようには見えませんよね。
でも実は、ブラックジャックの仕組みを通じてFXを見てみると、これまでに見えていなかった「稼げる仕組み」を理解できるようになります。
上がるのか?下がるのか?それを当てれるようになるために勉強している人には必見の内容となっています。
「大切なのは、上がるのか?下がるのか?を当てることではない」ということです。一見するとFXと矛盾しているように聞こえる言葉ですが、この記事を最後まで読んでいただくことで、「なるほど、そういうことだったのか」と腹落ちしてもらえるものと思います。最後までよろしくお願いいたします。

ブラックジャック?のルール

ブラックジャック?のルールを説明します。今回の記事に必要な範囲で多少ルールを変更しています。

ブラックジャック?は、手持ちのカードの合計点数をどれだけ21に近づけることができるかをディーラーと競う勝負です。

カードの点数

数字カード(2~10):カードに書かれている数字がそのまま点数になります。
絵札(J、Q、K):すべて10点とカウントされます。
エース(A):1点または11点としてカウントされ、状況に応じて有利な方が自動的に選ばれます。

ゲームの手順

① プレイヤーとディーラーにカードが1枚づつ配られます。
②プレイヤーは配られたカードを見て、掛け金を置きます。
③プレーヤーはカードをもう一枚引きます。
④2枚目のカードを見て、そこで止めるか?更にカードを引くかを判断します。(必要なら何枚でも)
⑤ディーラーも同様に引きます。ディーラーは、合計が17以上になるまで引く必要があります。
⑥両者が引き終わったら、カードを開示して、21に近い方が勝ちとなります。

どうやって勝つのか?

それでは、せっかくなので、皆さんならこのゲームに勝つにはどうしたらよいのかを考えてみてください。

因みに、本来のルールでは、カードが配られる前に、掛け金を置かなければいけませんが、今回に限り「1枚目のカードを見てから賭けることができる」という特別ルールにしています。

ここで、画面のスクロールを止めて、1分考えてください。


例えば、こんな方法はどうでしょうか?
毎回のカードの出てくる順番を記録します。
「4」→「6」→「K」→「2」・・・・
そして、過去のカードの順番からパターンを見つけます。
「6」の次には、「3」が出てくることが多い。
そして、「次に出てくるカードの予測精度を上げて勝負をする。」
果たして、この方法で、勝てるようになるのか?

もう一つ、別の方法を考えてみましょう。
最初にA(エース)や絵札があったら勝ちやすいような気がしませんか。

Aは、「1」または「11」とカウントできるということは、絶対に勝てるための「21」を出すためには、「10」、「11」、「12」、「13」の絵札が出ればいいことになりますね。
そうすると、13分の4です。30.7%の確率です。

最初に絵札があった場合も勝ちやすそうですよね。
1枚目が絵札ということは、「A」が出れば「21」ですよね。
「21」じゃなくても「20」になるようにするなら絵札がでればいいことになります。
つまり、最初が絵札の時は、「A」、「10」「11」、「12」、「13」を2枚目に引くことができれば、「20」以上となりかなり勝ちやすくなりますよね。
13分の5です。38.4%の確率です。

ということは、「最初に配られたカードが「A」または「絵札」だった時にだけ、勝負をする」、この方法で勝てるようになるのか?

この方法は、かなり勝てそうな気がしませんか?

そうなんです。少し特殊なルールですが、このブラックジャック?では、最初に配られた1枚目を見てから賭けることができるおかげで、1枚目にエースか絵札が出た時だけ勝負すればかなりの確率で勝つことができるようになるはずです。逆に、2枚目に配られるカードの法則性を見つけるなんてオカルト的なことをすることは無いでしょう。

FXで勝つためには?

先程のブラックジャックの話を見て、勘の良い人なら既に気づいているかもしれません。FXで勝つ方法も実は、この仕組みなのです。
しかし、本当に多くの人が勘違いをしてしまっています。
「上がるか?下がるか?」を必死で解き明かそうとしていませんか?
「上がるか?下がるか?」を事前に知るための方法があると思い込んで、いろいろな方法をネット上で探したりしていませんか?

上がるか?下がるか?ではない

FXにおいて、上がるか?下がるか?を当てようとするのは、ブラックジャックで、2枚目に配られるカードを当てようとしているのと同じことです。
配られたカードの順番をどれだけ記録して、その順番に法則性を見つけたとしても、それは偶然の一致に過ぎないのと同様に、いやそれ以上に相場の上下に法則性を見つけることは不可能に近いのです。

統計的な優位性

では、どうすればいいのか?これはブラックジャックと同じなのです。最初の1枚が「A]か「絵札」の時にだけ勝負をすればいいのです。2枚目に来るカードを予測する必要はありません。
FXも同じです。現在の状況が「A」か「絵札」の時にだけ勝負をすればいいのです。上がるか?下がるか?を予測する必要もありませんし、その確率は、半々でもいいのです。
逆に、それでも勝てる「エントリーの瞬間」を見極めることです。

反転確率の歪み

相場は、常に上下の反転を繰り返しながら、より大きな上下の反転を繰り返しています。値動きの後ろには、想像を超えた量の世界中の人々の売買のアクションがあるのです。
それにより、ランダムのはずの値動きに「歪み」が発生します。
具体的に、言えば「ここを超えたら売ろう」とか「ここまで戻したら買おう」といった人々の判断の歪みです。
それにより、チャート上には、反転しやすいゾーンと反転しにくいゾーンという濃淡がつくられているのです。

反転確率の歪みを利用する

つまりFXで勝つためには、この反転確率の歪みを利用するということなのです。反転確率の高いところで、エントリーして、上がるか?下がるか?については、時の運です。
ブラックジャックの「A」と「絵札」というのは、FXでいうところの「反転確率の高くなっているゾーン」の事です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
FXで勝つために、「上がるか?」、「下がるか?」を必死で探していた方には、少し衝撃的な内容だったかもしれませんが、この記事を見て、「いま、自分がやっていることは本当に、成功へつながっているのか?」一旦考え直してもらえたらと思います。
これを活用するための手法は、いろいろあります。
単純な移動平均線でもこの視点を身につけるだけで、格段にパフォーマンスが上がるはずです。

もしも、どうしたらいいのか?を迷っている方には、こちらの記事をおすすめします。

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それでは、皆様に相場の女神が微笑みますように。

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