相談するって難しい
ボクは昔から人を頼るのが苦手。相談もハードルが高くてできない。
これが結構厄介。人から見ると壁を作ってるように見えたり、距離を置かれるように思われることもある。
その原因は考えると心当たりはいくつもある。
一番大きいのはボクは長男で、しかも父親が風来坊のような人だったので母親からは頼りにされてきた。もちろん3つ下の弟からも。これがボクから逃げ道を奪った。頼られることが当たり前となり、快感となり、むしろ頼られなければ存在価値は無いと思うようになった。そしていつの頃からか人を頼ることはほとんどできなくなってきた。
例えば大学(は内部入試なので学部)も、就職も、結婚も、転職も、独立も誰かに相談することなく決めた。
何も相談しないということは人から見ると壁を作ってるように見えたり、距離を置かれているように思われることもある。特に近しい人だと余計に。
ボクは何度か嫁さんに怒られたことがある。
「もっと何でも相談してほしい。」と。
嫁さんはじめ色々な人たちとの出会いを経て以前よりはマシになったかもしれないがダメなんですよね。自分で勝手に悩み、考え、完結してしまう。
最近、ようやく分かったのが子どもの頃どうこうでなく、たぶん深い部分は虚勢を張ってカッコつけてるだけなんだと思います。
だからこそいまだに上手く相談できないボクが身につけたいのが安心感。
相談できずともいてくれるだけで何となくホッとしてもらえる。
何だか相談してみたくなる。
上手く相談できなくても聴いてもらえるだけで安心できる。
具体的な解決策が出てこなくても勇気がわく。
こんな力が「安心感」だと思ってます。
身につけたいと思うものは裏を返せば誰かに持ってもらいたいものでもある気がする。だから「安心感を身につけたい」と声を出せるという事はカッコつけるボクが精一杯「人を頼りたい」と自分の中で言えたということなんだと思う。半歩ぐらいは前に進めたんだと思うようにしています。
と、何かにつけていいように考えるのがボクの得意技です。
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