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「好きを仕事にする」よりも「仕事を好きにする」がしっくりくる

ここ数年、「好きなことを仕事にしなさい」という考え方が特に影響力のある方たちの発信などで定着してきた気がします。

ボクもこういった方たちの本や発信を見てステキだなって思ってます。確かに好きなものの熱に敵うものなんてないだろうし、それを仕事にできたら時間を忘れてのめり込むかもしれません。


でも、ボクはそれがステキに感じると同時に違和感も感じるんです。


このnoteでも何度か書きましたが、そもそもボクは熱中するような好きなものがない。あっても飽き性ですぐに興味が離れてしまう。


だから好きを仕事にしろと言われても何を仕事にすればいいかわからない。


それに加えて、ボクの同世代の人たちには共感してもらえる人も多いと思ってますが、ボクらはよく「そんな事してる暇があるなら勉強しなさい」とか「そんな事して将来役に立つのか」と言われてきた時代。いい大学、いい会社に入るために好きを制限されてきた人も多いはず。

だから今さら、「好きを仕事にしよう」と言われてもどこか頭の中でストッパーみたいなものがかかる。

それができたらステキだなって思うしおそらくできている人がうらやましいんだと思うけど、やっぱり「好きを仕事にする」よりも「仕事を好きにする」がボクにはしっくりくる。


とは言え好きを仕事にする考えだろうが、仕事を好きにする考えだろうが、ボク自身はずっと「仕事はつらいもの、我慢するもの」って思い込んでました。今でも多少その考えはあるけど、仕事を好きにするためにどうすればいいのかって考えるようになれました。

仕事に好きなものを入れてみる。

姿、格好を変えてみる。

好きな音楽を流す。

ルーティン作業を壊してあえて違和感を作る。

SNSを利用して仕事を楽しむ。

仕事日記をつけてみる。

将来の目標を作る。

ビジネスターゲットを変えてみる。

仕事に熱い思いを込める(なぜそれがやりたいと思ったのか、誰のためにやりたいのか)。

などなど。


今の仕事が好きじゃないならなぜ好きじゃないのか。そこを突き詰めていくと少しズラすだけで仕事が好きになることも結構あります。もちろん色々なしがらみ、制限があるけどその中で楽しみを探し、加えるから楽しいのだと思う。

具体的には、ボクは不動産屋なので例えば完全自分好みな部屋を作って販売したり、打ち出す広告に自分の街のボクが興味ある情報やボクの仕事上の想いを載せたり、音楽を聴きながらチラシまきをし、その様子やなぜその音楽が好きなのかをSNSに発信したりしてます。

ちなみに最近は、自分のビジネスは誰に何を伝えたいのか伝えるべきなのかという事をよく考えてます。それを考えていくと何だかワクワクしてきて新たなアイデアが生まれたりします。


好きを仕事にするという事はライバルたちとの好きの熱中競争に陥ることもあるだろうし、仕事にすることで好きが嫌いになってしまう事もある。好きなものだから逃げ道が無くなることもある。変えられない怖さみたいなものがあるような気がする。

ボクが思うのは「好きを仕事にするより」も「仕事を好きにする」ことの方が簡単な気がするという事。今の仕事を好きにする方がある意味では気楽な気がします。

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