【夏休みの呪い】

BLENDAと言うファッション雑誌が昔あって、まだ月刊化される前、季刊だった創刊3号目くらいから関わっていたのですが、予算がなくて僕の車でロケによく出掛けてました。
当時の僕の相棒編集者は、フリーランスになりたてで後に小悪魔ageha編集長として一世を風靡することになるのですがロケ帰りに、僕の眠気を覚ます目的もあってみんなで山手線ゲーム「古今東西カタカナの着く有名人」というのをずーっとやってまして、未だに「エド山口」を信じてもらえてないのですが、まぁそんな事はどうでもよくて、そんなこんなで楽しく遠征ロケから東京に戻る道すがら立ち寄ったサービスエリアが大混雑だった訳です。
その日は7/23頃で夏休み1日目だったのでサービスエリアは観光地から帰る家族連れで大にぎわいでした。その様を見たモデルがひとこと
「なんかお盆って感じだよねー」
と言いました。
『お盆って夏の終わりのイメージじゃない?』
と言う中條のひとことで、僕らは夏休み初日にして、夏終了の祭りの後感につつまれながら残りの帰路を虚しく帰っていきました。
ちなみにみんなその後数年にわたり「カタカナ有名人」の呪いにかかって抜け出せなくなりました。

落ちはありません。

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