適度に疲れさせ、適度に休ませる

 まだ読んではいないが、奴隷のしつけ方、と言う書籍がある。

 以前誰かのブログでこの本の一節を抜粋していたのだが、「奴隷を躾けるには適度に疲れさせ、そして適度に休ませよ」だったかな、が印象的で今も覚えている。今日は土曜だ。休日の効果をひしひし感じている。


適度に疲れさせる労働

 ちなみに自分はフルタイム労働はしていない。週に4日だけ働いている。なんせ体力が無いからだ。昔はフルタイム労働をしていたが、今思えばよくやっていたと思うし、そしていい様に飼いならされて飼い殺しにされていた様に感じる。

 何も知恵がつかなかった昔は、フルタイム労働をするのは社会人として当たり前と思っていたが、本当に馬鹿だったなと思う。金の面はもっと早くから気付いて対策してればと考えるが、まぁそれを今言った所で仕方がない。

 あと20年もすれば、日本のフルタイム労働をして当たり前と言う、腐れ価値観はようやく変わるだろうけど、普通に考えてフルタイム労働をして残り2日の休みで何かをすると言うのは荒唐無稽な話だ。体力馬鹿でない限り不可能だろう。それを甘えと言う人間がこの世の大多数だが、そんな発言をする大多数が搾取する側か、奴隷に余計な知恵を付けられたら困る側なので気にしなくていい。

 人間は無意味な事をさも意味がある様にやらせられ続けると、次第に何も考えなくなるし疑問も持たなくなる。疑問を持たなくさせるのが搾取する側の目的なんですよね。そして適度に労働で疲れさせる。疲れさせたら休ませる。

適度に休ませる

 奴隷もとい労働者を疲れさせたら、殺さないギリギリの日数を与えて休ませる。大体の人間がここで寝たまま休日を過ごしてしまうと思う。当たり前だ。週に5日も、望まない職場で気に入らない人間と働いているんだ。敏感な人間なら気疲れするし、体力が無い人間ならHPを回復させるので精一杯だ。

 で、やっと体力が戻ったなと思ったら、またフルタイム労働が始まる。
いやいや、労働力を効率良く搾取する為に良く出来たサイクルだ。そして我慢すれば給料が支給される。給料は麻薬と同じなので、またこき使える訳だ。

週4日はまだ働き過ぎ週に2日が理想

 週に4日だけ働く様になり、夜勤をしていると言う面を除けば、ようやく人間らしい生活を送れていると感じるが、理想と欲を言えば、より人間らしい生活をするなら週に2日だけ働くのが最適だと思う。

 とは言うものの、流石に週2だと自分の場合は不可能に近いので(色々組み合わせれば可能かもだが)、いずれ週3くらいに持っていけたらなというところ。

 ちょいちょい事情があって電車に飛び込んだり、たかが労働如きで死んだりする様な人が多いが、本当に働き過ぎだと思う。でもそうなってしまうのも分かるわ。フルタイム労働をしていると、よほど有能で体力が無い限り、疲労で過労になり、脳が何も考えなくなっていく。それに会社と言う組織は、当たり前だが利益を上げるための集まりであり、弱者に配慮するってのは皆無だ。

 当たり前だが仕事が出来ない人間は邪険にされるし、虐められるし、仕事に対して情熱があるフリを出来ない人間は村八分にされるし、たとえ生産性を上げるための事であっても、余計な仕事を増やす、または面倒な事をする人間は排除される傾向にある。要は頑張っているフリが出来ない人間、何か変化の為に全体に促す人間は、日本人には嫌われる訳です。

 ただ生きていても、仕事やら金の事やら親の事やら老化やら何やらで苦しめられるし、他人の弱みやコンプレックス、不安を刺激して金を奪おうとするクソが大半の世の中やから、どの道生きていても死んでもたいして変わらないのかもしれない。でも死ねないから適度に生きるしかないよな