ハングンマル モルラヨ

先週末は二泊三日で韓国はソウルに行ってきた。実は初海外だったりする。
現在私は普段の業務で韓国にある本社の人間とSkypeを介して通話し、データ送付や経過報告といったやり取りを行うことが多い。本社の人間は勿論韓国人だが我々とやり取りをする人達は日本語を話せるため、会話は全て日本語だ。
今回の訪韓の目的はそんな我々と彼らの顔合わせ、双方が一同に会しての全体打ち合わせ、そして言わずもがな親睦会である。

韓国に到着し、空港から外に出ると猛烈な冷気が。
この時期の気温は最高でも-2,3℃、最低だと-10℃まで落ち込むらしい。
日本で言えば北海道ばりの寒さだ。韓国は気温に関しては「寒国」だとインプットされる。
昼前に本社に到着。Skypeでやり取りをしていた人達と対面し握手を。
皆イメージ通りの柔和な人達ばかりだった。私は案の定、身長値を聞かれる。
彼らからしてみると私はイメージとかけ離れていたようだ。その内容は秘密にしておこう。
現地では飲食店に入るとキムチは食前に必ず出てくる。しかも無料で。
多様な韓国料理を食したのだが、記憶している限りでは下記の通りだ。

1日目(ソウル)
  昼 カルビタン、プルコギ、石焼きビビンバ
  夜 サムギョプサル、海鮮チヂミ、炭酸マッコリ
2日目(ソウル)
  昼 社内食堂にて軽食
  夜 ※料理名記憶なし  ビール、チャミスル、コーラ
3日目(明洞、南大門)
  昼 チムタク
  夕 ホットク、トッポキ

初日の夜は性懲りもなくマッコリに手を伸ばす。しかも今回は炭酸マッコリ。
飲み始めると指差しゲーム(親が最初に人物条件を言い、その条件に該当する人物を各々が指を差すゲーム)が始まり、ロックオンされた私はイッキ飲みをする羽目に。2度目のイッキまでは辛うじて記憶している。
韓国のチヂミは日本とは違い、薄く香ばしい。韓国人が日本でチヂミをオーダーすると生焼だとクレームをつけることもあるそうだ。

2日目の夜はナベのフタが収まらない程に海産物を詰められた鍋料理と、同じく海産物とモヤシをキムチベースで炒めた料理を。
料理名を聞いたが忘れてしまった。断っておくが飲み過ぎたからではない。
この時に教えてもらったのが、ミニロックグラスに各々注いだコーラとチャミスル(焼酎)を別の長グラスの中にグラスごと重ねて入れ、その上からビールを並々まで注いだカクテルのような、あるいはチャンポンのような飲み方だ。
これを飲むと最初はビール、その後焼酎、最後にコーラの味がするという特別何が起きるわけでもない酒だが、韓国では友情や絆を深めるために皆でこれを乾杯して飲むそうだ。これが美味い。
最後に来るコーラの味がアルコールを中和してくれるような安心感さえ孕んでいる。
日本でも一度友人に勧めてみよう。

3日目は明洞、南大門を観光。世界遺産である景福宮を観たり、ソウルタワーへ行ったり。
デジカメを片手に撮影もしながら移動。気付いた点をいくつか。
 ・ネットワークインフラが十分に整備されており、フリーの無線LANスポットが各所に点在
 ・店頭に並んでいる携帯電話は全てタッチパネル式。当然iPhoneも販売されている
 ・地下鉄全駅のホームにホームドアが設置されており、日本よりも安全性が高い
 ・交通機関乗車券のICカード化も世界最先端レベル。切符を購入した場合、紙ではなくプリペイドカードが発券され、使用後は回収ボックスに返却(キャッシュバック有)
韓国のネットワークインフラ整備率や情報端末機器レベルが高いことは聞いていたが、日本はかなり遅れていると実感。
エコについても身近な所まで社会的に導入されていることに驚嘆。

明洞では現地で話題になっている化粧品「BBクリーム」を化粧品店で購入。私達の一行がバカ買いしており、少し恥ずかしかった。
昼はチムタクという鶏肉のブツ切りと野菜を甘辛く炒めた料理を。これも絶品。辛さにより口の周りのヒリヒリ感がしばらく収まらず。
南大門ではニセブランド品の店をいくつか回る(購入はしていない)。店によっては精巧に造られた模造品もありニセモノなりに金額も高く、地元の人や観光客を問わず購入していく人も多いとのこと。試しに腕時計を見て回るがチープな物しか無かった。
ホットクというお焼きのようなお菓子を食べる。通常は中に砂糖(蜜)が入っているらしいが、我々が食べたのは野菜入りのホットク。
おやつには丁度よいが油っこい物を食べ続けているため、胃もたれの予感が。
空港付近のスーパーマーケットに移り、お土産を購入。土産物屋で買うよりも安い上に品揃えも豊富。ここでトッポキをつまみ食い。

帰りの飛行機の中、喉がやられていることに気付く。寒さのせいか、辛い物を食べ過ぎたせいか、風邪を貰ったようだ。
帰国した翌日の日曜は家でダウン。何とか体調も回復し始め、今になって旅行記を書いている。

明後日はクリスマス兼仕事納め兼忘年会だ。同じ過ごし方をする人も多いことだろう。
今年最後のイベントを病み上がりの体で受け止めてこよう。

(2009年12月23日)

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