青春の権化「ギャル」キャラ
ギャルキャラというのは、様々な創作物で見かけられる、もはや流行の1つである。それは定義によれば、「清楚系の真逆」であり、「明るく社交的」で、「流行のファッションを取り入れている」キャラだ。現実で言う「ギャル」と、キャラクーとしての「ギャル」の共通項を見ると、そこには「流行に敏感」や「性格の明るさ」そしてなにより、「年頃の女の子」というところがある。
そういった定義で言えば、創作物において右も左もギャルばかりだ。ギャルを出せば一定の人気が得られるようにまでなった。その市民権の獲得ぶりは凄まじい。
かつて、2次元の女の子には「処女性」が当たり前だった(今もだが)ことを考えると、それと「真逆だ」と言われるギャルキャラがなぜ人気になのかは疑問に思える。
ギャルキャラの処女性や描かれ方は置いておくにしても、それが人気なのには1つの決定的な理由がある。それは、ギャルキャラが青春の権化であるからだ。青春。それは誰もが手に入れたいものであり、もう一度味わいたいものであり、その味わいを最大化したいものだ。
そして、その全てに答えてくれるのが、この、女神たるギャルである。他の属性のキャラでは、もちろん役者不足だ。なにせ、ギャルキャラは決定的に「明るく社交的」「積極的」「時代の価値観に敏感」であるからだ。
そのような性格だからこそ、ギャルキャラは私達をめくるめく青春へと引っ張っていってくれる。味気ない日常生活に、最先端のモードを取り入れてくれる。そしてその朗らかな性格で、場を、人を楽しくさせてくれる。
ギャルキャラの根本はそこである。たとえ、過去に何を背負っていようとも、ドぎついオタク趣味を持っていても、重大な病気を抱えていても。
それが流行の1つとなり、誰にとっても受け入れられる存在であるのは、ギャルキャラのそういった明るく先端的な性格にある。
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