ノーベル化学賞一覧
ノーベル賞bot(@NobelPrizebot)に登録したノーベル化学賞データをテキストに落としこんだものです。
「\n」は改行コードです。
QuizKnock山本さんが紹介しているクイズ作成方法を応用すれば、自作ノーベル賞クイズ作れますね!
-------------
【分野】化学\n【年度】1901年\n【名前】ヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ\n【国籍】オランダ\n【受賞理由】化学熱力学の法則、溶液の浸透圧の発見\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1902年\n【名前】エミール・フィッシャー\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】糖類およびプリン誘導体の合成\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1903年\n【名前】スヴァンテ・アレニウス\n【国籍】スウェーデン\n【受賞理由】電解質溶液理論の研究\n【備考】アレニウスの式(ある温度での化学反応の速度を予測する式)
【分野】化学\n【年度】1904年\n【名前】ウィリアム・ラムゼー\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】空気中の希ガス元素の発見と周期律におけるその位置の決定\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1905年\n【名前】アドルフ・フォン・バイヤー\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】有機染料およびヒドロ芳香族化合物の研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1906年\n【名前】アンリ・モアッサン\n【国籍】フランス\n【受賞理由】フッ素の研究と分離、およびモアッサン電気炉の製作\n【備考】電気炉:大電流でアーク放電を起こして3500℃もの高温を得る
【分野】化学\n【年度】1907年\n【名前】エドゥアルト・ブフナー\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】化学・生物学的諸研究および無細胞的発酵の発見\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1908年\n【名前】アーネスト・ラザフォード\n【国籍】イギリス(ニュージーランド)\n【受賞理由】元素の崩壊、放射性物質の化学に関する研究\n【備考】原子物理学の父
【分野】化学\n【年度】1909年\n【名前】ヴィルヘルム・オストヴァルト\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】触媒作用、化学平衡および反応速度に関する研究\n【備考】肥料や爆薬の大量生産を可能にしたオストヴァルト法を考案
【分野】化学\n【年度】1910年\n【名前】オットー・ヴァラッハ\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】脂環式化合物の先駆的研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1911年\n【名前】マリ・キュリー\n【国籍】フランス\n【受賞理由】ラジウムおよびポロニウムの発見とラジウムの性質およびその化合物の研究\n【備考】1903年夫ピエール・キュリーとノーベル物理学賞受賞
【分野】化学\n【年度】1912年\n【名前】ヴィクトル・グリニャール\n【国籍】フランス\n【受賞理由】グリニャール試薬の発見\n【備考】有機マグネシウムハロゲン化物で、昨今の有機合成には欠かせない有機金属試薬
【分野】化学\n【年度】1912年\n【名前】ポール・サバティエ\n【国籍】フランス\n【受賞理由】微細な金属粒子を用いる有機化合物の水素化法の開発\n【備考】二酸化炭素と水素を反応させてメタンを得るサバティエ反応
【分野】化学\n【年度】1913年\n【名前】アルフレート・ヴェルナー\n【国籍】スイス\n【受賞理由】分子内原子の結合研究\n【備考】錯体化学の創始者
【分野】化学\n【年度】1914年\n【名前】セオドア・リチャーズ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】原子量の精密測定に関する研究\n【備考】アメリカ人初のノーベル賞受賞者
【分野】化学\n【年度】1915年\n【名前】リヒャルト・ヴィルシュテッター\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】植物色素物質(クロロフィル)に関する研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1918年\n【名前】フリッツ・ハーバー\n【国籍】ドイツ帝国\n【受賞理由】アンモニア合成法(ハーバー・ボッシュ法)の開発\n【備考】化学兵器の父
【分野】化学\n【年度】1920年\n【名前】ヴァルター・ネルンスト\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】熱化学の研究\n【備考】熱力学第三法則を発見
【分野】化学\n【年度】1921年\n【名前】フレデリック・ソディ\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】放射性物質の化学に関する研究\n【備考】アルファ崩壊、ベータ崩壊を見出だす。アイソトープの発見
【分野】化学\n【年度】1922年\n【名前】フランシス・アストン\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】非放射性元素における同位体の発見と質量分析器の開発\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1923年\n【名前】フリッツ・プレーグル\n【国籍】オーストリア\n【受賞理由】有機化合物の微量分析法の開発\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1925年\n【名前】リヒャルト・ジグモンディ\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】コロイド溶液の研究およびコロイド化学の確立\n【備考】牛乳、チンダル現象
【分野】化学\n【年度】1926年\n【名前】テオドール・スヴェドベリ\n【国籍】スウェーデン\n【受賞理由】分散系に関する研究\n【備考】ヘモシアニン(イカなどの下等生物のヘモグロビン)の発見
【分野】化学\n【年度】1927年\n【名前】ハインリッヒ・ヴィーラント\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】胆汁酸とその類縁物質の構造研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1928年\n【名前】アドルフ・ヴィンダウス\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】ステリン類の構造およびそのビタミン類との関連性についての研究\n【備考】ビタミンB群とビタミンDの構造を解明
【分野】化学\n【年度】1929年\n【名前】アーサー・ハーデン、ハンス・フォン・オイラー=ケルピン\n【国籍】イギリス、スウェーデン\n【受賞理由】糖類の発酵研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1930年\n【名前】ハンス・フィッシャー\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】ヘミンとクロロフィルの構造を研究、特にヘミンの合成\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1931年\n【名前】カール・ボッシュ、フリードリッヒ・ベルギウス\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】高圧化学的方法の発明と開発\n【備考】ハーバー・ボッシュ法によるアンモニアの合成を工業的に成功させた
【分野】化学\n【年度】1932年\n【名前】アーヴィング・ラングミュア\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】表面科学の研究\n【備考】高真空管の発明
【分野】化学\n【年度】1934年\n【名前】ハロルド・ユーリー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】重水素の発見\n【備考】ウランからウラン235同位体のみを得るためのガス拡散法を開発
【分野】化学\n【年度】1935年\n【名前】フレデリック・ジョリオ=キュリー、イレーヌ・ジョリオ=キュリー\n【国籍】フランス\n【受賞理由】人工放射性元素の発見\n【備考】アルミニウムにアルファ線を照射しリン30の合成に成功。フランス初の原子炉「ゾエ」の開発
【分野】化学\n【年度】1936年\n【名前】ピーター・デバイ\n【国籍】オランダ\n【受賞理由】双極子モーメントおよびX線、電子線回折による分子構造の研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1937年\n【名前】ウォルター・ハース\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】炭水化物およびビタミンCの構造研究\n【備考】同年パウル・カラーがビタミンAおよびB2の研究で受賞
【分野】化学\n【年度】1937年\n【名前】パウル・カラー\n【国籍】スイス\n【受賞理由】カロテノイド類、フラビン類、ビタミンAおよびビタミンB2に関する研究\n【備考】同年ウォルター・ハースがビタミンCの研究で受賞
【分野】化学\n【年度】1938年\n【名前】リヒャルト・クーン\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】カロテノイド類、ビタミン類に関する研究\n【備考】初めてビタミンBを分離
【分野】化学\n【年度】1939年\n【名前】アドルフ・ブーテナント\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】性ホルモンの研究\n【備考】エストロゲンとアンドロステロンの結晶単離、プロゲステロンの結晶化
【分野】化学\n【年度】1939年\n【名前】レオポルト・ルジチカ\n【国籍】スイス\n【受賞理由】ポリメチレン類およびテルペン類の研究\n【備考】イソプレン則(テルペノイドの炭素骨格)の提唱\n
【分野】化学\n【年度】1943年\n【名前】ゲオルグ・ド・ヘヴェシー\n【国籍】ハンガリー\n【受賞理由】化学反応研究におけるトレーサーとしての同位体の応用研究\n【備考】原子番号72ハフニウムを発見
【分野】化学\n【年度】1944年\n【名前】オットー・ハーン\n【国籍】ドイツ国\n【受賞理由】原子核分裂の発見\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1945年\n【名前】アルトゥーリ・ヴィルタネン\n【国籍】フィンランド\n【受賞理由】農業化学および栄養化学における研究と発明、特に飼料保存法の開発\n【備考】AIV法(発酵防止)
【分野】化学\n【年度】1946年\n【名前】ジェームス・サムナー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】酵素の結晶化の発見\n【備考】ウレアーゼを結晶化
【分野】化学\n【年度】1946年\n【名前】ジョン・ノースロップ、ウェンデル・スタンリー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】酵素とウイルスタンパク質の結晶化\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1947年\n【名前】ロバート・ロビンソン\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】アルカロイドの研究\n【備考】有機化学の発展に貢献、抗マラリア剤の開発
【分野】化学\n【年度】1948年\n【名前】ウィルヘルム・ティセリウス\n【国籍】スウェーデン\n【受賞理由】電気泳動装置の考案および血清タンパクの複合性に関する研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1949年\n【名前】ウィリアム・ジオーク\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】化学熱力学への貢献、特に極低温における物性の研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1950年\n【名前】オットー・ディールス、クルト・アルダー\n【国籍】西ドイツ\n【受賞理由】ディールス・アルダー反応の発見とその応用\n【備考】共役ジエンにアルケンが付加して6員環構造を生じる有機化学反応
【分野】化学\n【年度】1951年\n【名前】エドウィン・マクラミン、グレン・シーボーグ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】超ウラン元素の発見\n【備考】原子番号92ウラン以降の元素(基本的に自然界に存在しない)、全て放射性
【分野】化学\n【年度】1952年\n【名前】アーチャー・マーティン、リチャード・シング\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】分配クロマトグラフィーの開発およびその応用\n【備考】物質の大きさ、吸着力、電荷、質量、疎水性などを利用して分離
【分野】化学\n【年度】1953年\n【名前】へルマン・シュタウディンガー\n【国籍】西ドイツ\n【受賞理由】鎖状高分子化合物の研究\n【備考】アジドとホスフィンがイミノホスハランを生じるシュタウディンガー反応\n
【分野】化学\n【年度】1954年\n【名前】ライナス・ポーリング\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】化学結合の本性、ならびに複雑な分子の構造研究\n【備考】量子力学を化学に応用した先駆者。分子生物学の草分けの一人。1962年、地下核実験に対する反対運動の業績によりノーベル平和賞受賞
【分野】化学\n【年度】1955年\n【名前】ヴィンセント・デュ・ヴィニョー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】硫黄を含む生体物質(特にオキシトシン、パソプレッシン)の構造決定と全合成\n【備考】脳下垂体ホルモンの構造決定
【分野】化学\n【年度】1956年\n【名前】シリル・ヒンシュルウッド、ニコライ・セミョーノフ\n【国籍】イギリス、ソビエト連邦\n【受賞理由】気相系の化学反応速度論(特に連鎖反応)に関する研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1957年\n【名前】アレクサンダー・トッド\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】ヌクレオチドとその補酵素に関する研究\n【備考】ヌクレオチドはDNAやRNAを構成する単位
【分野】化学\n【年度】1958年\n【名前】フレデリック・サンガー\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】インスリンの構造研究\n【備考】タンパク質がアミノ酸の連結であることを確定。1980年にもノーベル化学賞受賞(唯一の化学賞複数受賞)
【分野】化学\n【年度】1959年\n【名前】ヤロスラフ・ヘイロフスキー\n【国籍】チェコスロバキア\n【受賞理由】ポーラログラフィーの理論および発見\n【備考】作用電極として滴下水銀電極を用い、直接的に電極電位を掃引して応答電流を測定する。
【分野】化学\n【年度】1960年\n【名前】ウィラード・リビー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】炭素14による年代測定法の研究\n【備考】炭素14を用いた放射性炭素年代測定法を開発
【分野】化学\n【年度】1961年\n【名前】メルヴィン・カルヴィン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】植物における光合成の研究\n【備考】カルビン・ベンソン回路(光合成における代表的な炭素固定反応)
【分野】化学\n【年度】1962年\n【名前】マックス・ペルーツ、ジョン・ケンドリュー\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】球状タンパク質の構造研究\n【備考】重原子同型置換法を開発しヘモグロビンなどタンパク質の立体構造を解明
【分野】化学\n【年度】1963年\n【名前】カール・ツィーグラー、ジュリオ・ナッタ\n【国籍】西ドイツ、イタリア\n【受賞理由】新しい触媒を用いた重合法の発見とその基礎的研究\n【備考】四塩化または三塩化チタンをトリエチルアルミニウムのような有機アルミニウム化合物と混合し調整する触媒
【分野】化学\n【年度】1964年\n【名前】ドロシー・ホジキン\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】X線回折法による生体物質の分子構造の決定\n【備考】ペニシリン、ビタミンB12、受賞後インスリンを構造決定
【分野】化学\n【年度】1965年\n【名前】ロバート・ウッドワード\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】有機合成化学に対する顕著な貢献\n【備考】20世紀最大の有機化学者と評される。抗生物質、キニーネ、コレステロール、クロロフィルなどの天然物の全合成
【分野】化学\n【年度】1966年\n【名前】ロバート・マリケン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】分子軌道法による化学結合および分子の電子構造に関する研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1967年\n【名前】マンフレート・アイゲン、ロナルド・ノーリッシュ、ジョージ・ポーター\n【国籍】西ドイツ、イギリス、イギリス\n【受賞理由】短時間エネルギーパルスによる高速化学反応の研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1968年\n【名前】ラルス・オンサーガー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】不可逆過程の熱力学の研究\n【備考】1931年にオンサーガーの相反定理を発見し、熱力学第二法則の発展形である不可逆過程の熱力学を理論体系に整備
【分野】化学\n【年度】1969年\n【名前】デレック・バートン、オッド・ハッセル\n【国籍】イギリス、ノルウェー\n【受賞理由】分子の立体配座概念の確立\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1970年\n【名前】ルイ・ルロワール\n【国籍】アルゼンチン\n【受賞理由】糖ヌクレオチドの発見と糖生合成におけるその役割についての研究\n【備考】ラクトース(乳糖)の新陳代謝経路(ルロワール)の発見\nアルゼンチン人初の受賞
【分野】化学\n【年度】1971年\n【名前】ゲルハルト・ヘルツベルク\n【国籍】カナダ\n【受賞理由】遊離基の電子構造と幾何学的構造の研究\n【備考】分光学的な情報によって不安定な分子の電子状態の構造および原子核の配向を解明
【分野】化学\n【年度】1972年\n【名前】クリスチャン・アンフィンセン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】リボヌクレアーゼ分子のアミノ酸配列の決定\n【備考】リボヌクレアーゼは一次構造が最初に特定された酵素
【分野】化学\n【年度】1972年\n【名前】スタンフォード・ムーア、ウィリアム・スタイン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】リボヌクレアーゼ分子の活性中心の構造に関する研究\n【備考】リボヌクレアーゼは一次構造が最初に特定された酵素
【分野】化学\n【年度】1973年\n【名前】エンスルト・フィッシャー、ジェフリー・ウィルキンソン\n【国籍】西ドイツ、イギリス\n【受賞理由】サンドイッチ構造を持つ有機金属化合物の研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1974年\n【名前】ポール・フローリー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】高分子化学の理論、実験両面にわたる基礎研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1975年\n【名前】ジョン・コーンフォース\n【国籍】イギリス(オーストラリア)\n【受賞理由】酵素による触媒反応の立体化学的研究\n【備考】オキサゾール化合物で起こるコーンフォース転位、酸化剤として汎用されるコーンフォース試薬
【分野】化学\n【年度】1976年\n【名前】ウィリアム・リプスコム\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】ボランの構造研究\n【備考】ホウ素の水素化合物
【分野】化学\n【年度】1977年\n【名前】イリヤ・プリゴジン\n【国籍】ベルギー\n【受賞理由】非平衡熱力学、特に散逸構造の研究\n【備考】統計物理学「エントロピー生成極小定理」
【分野】化学\n【年度】1978年\n【名前】ピーター・ミッチェル\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】生体膜におけるエネルギー転換の研究\n【備考】ATP(アデノシン三リン酸)合成の電気化学勾配メカニズムの発見
【分野】化学\n【年度】1979年\n【名前】ハーバート・ブラウン、ゲオルク・ウィッティヒ\n【国籍】アメリカ、西ドイツ\n【受賞理由】新しい有機化合物(有機ホウ素)の開発\n【備考】2010年化学賞の根岸英一および鈴木章はブラウンの教え子
【分野】化学\n【年度】1980年\n【名前】ポール・バーグ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】遺伝子工学の基礎としての核酸の生化学的研究\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1980年\n【名前】ウォルター・ギルバート、フレデリック・サンガー\n【国籍】アメリカ、イギリス\n【受賞理由】核酸の塩基配列の決定\n【備考】サンガーは1958年にも化学賞を受賞
【分野】化学\n【年度】1981年\n【名前】福井謙一、ロアルド・ホフマン\n【国籍】日本、アメリカ\n【受賞理由】化学反応過程の理論的研究\n【備考】アジア人初の化学賞、1952年フロンティア軌道と呼ばれる軌道の密度や位相によって分子の反応性が支配されていることを初めて明らかにした\n
【分野】化学\n【年度】1982年\n【名前】アーロン・クルーグ\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】電子線結晶学の開発と核酸・タンパク質複合体の立体構造の研究\n【備考】タバコモザイクウイルスの構造を発見
【分野】化学\n【年度】1983年\n【名前】ヘンリー・タウベ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】金属錯体の電子遷移反応機構の解明\n【備考】光合成、呼吸、燃焼など様々な場面で起こる酸化還元反応(ある分子が他の分子から電子を奪い取る)
【分野】化学\n【年度】1984年\n【名前】ロバート・メリフィールド\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】固相反応によるペプチド化学合成法の開発\n【備考】ペプチド合成(ブラジキニン、アンギオテンシン、インスリン)→酵素やホルモンを合成可能に
【分野】化学\n【年度】1985年\n【名前】ハーバート・ハウプトマン、ジェローム・カール\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】結晶構造を直接決定する方法の確立\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1986年\n【名前】ダドリー・ハーシュバック、李遠哲、ジョン・ポラニー\n【国籍】アメリカ、アメリカ(中華民国)、カナダ\n【受賞理由】化学反応素過程の動力学的研究\n【備考】台湾出身者初の受賞
【分野】化学\n【年度】1987年\n【名前】ドナルド・クラム、ジャン=マリー・レーン、チャールズ・ペダーセン\n【国籍】アメリカ、フランス、アメリカ\n【受賞理由】高選択的に構造特異的な相互作用をする分子(クラウン化合物)の開発と応用\n【備考】大環状のエーテル発見
【分野】化学\n【年度】1988年\n【名前】ヨハン・ダイゼンホーファー、ロベルト・フーバー、ハルトムート・ミヒェル\n【国籍】西ドイツ\n【受賞理由】光合成反応中心の三次元構造の決定\n【備考】光合成に必要なタンパク質複合体(光化学系II)の三次元構造を決定
【分野】化学\n【年度】1989年\n【名前】シドニー・アルトマン、トーマス・チェック\n【国籍】アメリカ(カナダ)、アメリカ\n【受賞理由】RNAの触媒機能の発見 \n【備考】リボザイム(触媒として働くリボ核酸(RNA))であるリボヌクレアーゼPの酵素機能の発見
【分野】化学\n【年度】1990年\n【名前】イライアス・コーリー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】有機合成理論および方法論の開発\n【備考】逆合成解析(有機合成化学において目的とする化合物を得るための効率的な合成経路を決定する方法)、2006年タミフル合成
【分野】化学\n【年度】1991年\n【名前】リヒャルト・エルンスト\n【国籍】スイス\n【受賞理由】高分解能NMRの開発への貢献\n【備考】静磁場中のサンプルにパルス磁場を与え、その後観察されるインパルス応答である自由誘導減衰をフーリエ変換することで核磁気共鳴の吸収スペクトルを得る手法
【分野】化学\n【年度】1992年\n【名前】ルドルフ・マーカス\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】溶液中の電子移動反応理論への貢献\n【備考】マーカス理論(外圏電子移動の熱力学的および動力学的機構)
【分野】化学\n【年度】1993年\n【名前】キャリー・マリス、マイケル・スミス\n【国籍】アメリカ、カナダ\n【受賞理由】DNA化学での手法開発への貢献 \n【備考】オリゴヌクレオチドによる部位特異的突然変異法の確立およびそのタンパク質研究への発展に対する基礎的貢献
【分野】化学\n【年度】1994年\n【名前】ジョージ・オラー\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】カルボカチオン化学への貢献\n【備考】五フッ化アンチモンとフルオロスルホン酸を組み合わせたマジック酸に代表される超強酸を開発
【分野】化学\n【年度】1995年\n【名前】パウル・クルッツェン、マリオ・モリーナ、シャーウッド・ローランド\n【国籍】オランダ、アメリカ(メキシコ)、アメリカ\n【受賞理由】大気化学、特にオゾンの生成と分解に関する研究\n【備考】フロンガスのオゾン層に対する危険性を提唱
【分野】化学\n【年度】1996年\n【名前】ロバート・カール、ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー\n【国籍】アメリカ、イギリス、アメリカ\n【受賞理由】フラーレン(C60)の発見\n【備考】閉殻空洞状の多数の炭素原子のみで構成されるクラスターの総称
【分野】化学\n【年度】1997年\n【名前】ポール・ボイヤー、ジョン・ウォーカー\n【国籍】アメリカ、イギリス\n【受賞理由】アデノシン三リン酸(ATP)の合成の基礎となる酵素機構の解明\n【備考】
【分野】化学\n【年度】1997年\n【名前】イェンス・スコウ\n【国籍】デンマーク\n【受賞理由】イオン輸送酵素、Na+,K+-ATPアーゼの最初の発見 \n【備考】
【分野】化学\n【年度】1998年\n【名前】ウォルター・コーン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】密度汎関数法の開発\n【備考】化学物質の性質や反応過程の量子力学理論(電子系のエネルギーなどの物性を電子密度から計算可能である)の構築
【分野】化学\n【年度】1998年\n【名前】ジョン・ポープル\n【国籍】イギリス\n【受賞理由】量子化学における計算化学的方法の開発\n【備考】非経験的分子軌道法の開発を進め、GAUSSIAN70(計算化学用ソフトウェア)を開発
【分野】化学\n【年度】1999年\n【名前】アハメッド・ズヴェイル\n【国籍】アメリカ(エジプト)\n【受賞理由】フェムト秒分光学を用いた化学反応の遷移状態の研究 \n【備考】フェムト秒(10のマイナス15秒)化学の反応過程\n
【分野】化学\n【年度】2000年\n【名前】アラン・ヒーガー、アラン・マクダイアミッド、白川英樹\n【国籍】アメリカ、アメリカ(ニュージーランド)、日本\n【受賞理由】導電性高分子の発見と開発\n【備考】電気伝導性を持つ高分子化合物(導電性ポリマー)、1994年から3年間筑波大第三学群長
【分野】化学\n【年度】2001年\n【名前】ウィリアム・ノールズ、野依良治、バリー・シャープレス\n【国籍】アメリカ、日本、アメリカ\n【受賞理由】不斉触媒による水素化、酸化反応の研究\n【備考】キラル(対掌性、3次元の物体や現象がその鏡像と重ね合わすことが出来ない)触媒による不斉反応
【分野】化学\n【年度】2002年\n【名前】ジョン・フェン、田中耕一\n【国籍】アメリカ、日本\n【受賞理由】生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発\n【備考】生体内に存在する高分子の有機化合物の質量分析法のための穏和な脱離イオン化法の開発
【分野】化学\n【年度】2002年\n【名前】クルト・ヴェートリッヒ\n【国籍】スイス\n【受賞理由】生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発\n【備考】溶液中での生体高分子の3次元構造の決定に関する核磁気共鳴分光法の開発
【分野】化学\n【年度】2003年\n【名前】ピーター・アグレ、ロデリック・マキノン\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】細胞膜に存在するチャネルに関する発見\n【備考】アクアポリン発見(アグレ)、イオンチャンネルの構造および機構の研究(マキノン)
【分野】化学\n【年度】2004年\n【名前】アーロン・チカノーバー、アブラム・ハーシュコ、アーウィン・ローズ\n【国籍】イスラエル、イスラエル、アメリカ\n【受賞理由】ユビキチンを介したタンパク質分解の発見\n【備考】ユビキチン(76個のアミノ酸からなるタンパク質)
【分野】化学\n【年度】2005年\n【名前】イヴ・ショーヴァン、ロバート・グラブス、リチャード・シュロック\n【国籍】フランス、アメリカ、アメリカ\n【受賞理由】有機合成におけるメタセシス法の開発\n【備考】二種類のオレフィン間で結合の組み換えが起こる触発反応
【分野】化学\n【年度】2006年\n【名前】ロジャー・コーンバーグ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】真核生物(細胞核を有する)における転写の研究\n【備考】染色体またはオルガネラのDNAの塩基配列を元にRNA(転写産物)が合成される、父アーサー・コーンバーグは1959年生理学・医学賞
【分野】化学\n【年度】2007年\n【名前】ゲルハルト・エルトル\n【国籍】ドイツ\n【受賞理由】固体表面の化学反応過程の研究\n【備考】鉄を用いたアンモニアの触媒的合成(ハーバー・ボッシュ法)における詳細な分子機構の解明
【分野】化学\n【年度】2008年\n【名前】下村脩、マーティン・チャルフィー、ロジャー・Y・チェン \n【国籍】日本、アメリカ、アメリカ\n【受賞理由】緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と開発\n【備考】オワンクラゲが持つ蛍光性をもつタンパク質、イクリオンとともに発見\n
【分野】化学\n【年度】2009年\n【名前】ヴェンカトラマン・ラマクリシュナン、トマス・A・スタイツ、アダ・ヨナス\n【国籍】アメリカ(インド)、アメリカ、イスラエル\n【受賞理由】リボソームの構造と機能の研究\n【備考】mRNAの遺伝情報を読み取ってタンパク質へと変換する機構
【分野】化学\n【年度】2010年\n【名前】リチャード・ヘック、根岸英一、鈴木章\n【国籍】アメリカ、日本、日本\n【受賞理由】有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング\n【備考】有機亜鉛化合物と有機ハロゲン化物をパラジウムまたはニッケル触媒のもとに縮合させC-C結合生成物を得る
【分野】化学\n【年度】2011年\n【名前】ダン・シェヒトマン\n【国籍】イスラエル\n【受賞理由】準結晶の発見\n【備考】結晶ともアモルファス(非晶質)とも異なる第三の固体物質
【分野】化学\n【年度】2012年\n【名前】ロバート・レフコウィッツ、ブライアン・コビルカ\n【国籍】アメリカ、アメリカ\n【受賞理由】Gタンパク質共役受容体の研究\n【備考】生体内の神経伝達物質やホルモン内でGタンパク質と呼ばれる三量体タンパクを介してシグナル伝達が行われる
【分野】化学\n【年度】2013年\n【名前】マーティン・カープラス、マイケル・レヴィット、アリー・ウォーシェル\n【国籍】アメリカ、イスラエル(南アフリカ)、イスラエル(パレスチナ)\n【受賞理由】複雑な化学系のためのマルチスケールモデルの開発\n【備考】タンパク質分子の動力学性質を解明
【分野】化学\n【年度】2014年\n【名前】エリック・ベツィグ、シュテファン・ヘル、ウィリアム・モーナー\n【国籍】アメリカ、ドイツ(ルーマニア)、アメリカ\n【受賞理由】超高解像度蛍光顕微鏡の開発\n【備考】生体または非生体試料からの蛍光・燐光現象を観察
【分野】化学\n【年度】2015年\n【名前】トマス・リンダール、ポール・モドリッチ、アジズ・サンジャル\n【国籍】スウェーデン、アメリカ、アメリカ(トルコ)\n【受賞理由】DNA修復の仕組みの研究 \n【備考】
【分野】化学\n【年度】2016年\n【名前】ジャン=ピエール・ソヴァージュ、フレイザー・ストッダート、ベルナルト・L ・フェリンハ\n【国籍】フランス、イギリス、オランダ\n【受賞理由】分子マシンの設計と合成\n【備考】ミクロスケールあるいはナノスケールで制御された機械的動きを起こす分子
【分野】化学\n【年度】2017年\n【名前】ジャック・ドゥボシェ、ヨアヒム・フランク、リチャード・ヘンダーソン\n【国籍】スイス、アメリカ(ドイツ)、イギリス\n【受賞理由】溶液中で生体分子を高分解能構造測定するためのクライオ電子顕微鏡の開発\n【備考】液体窒素温度下で解析
【分野】化学\n【年度】2018年\n【名前】フランシス・アーノルド\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】酵素の指向性進化法の開発\n【備考】人工的に合成する手法
【分野】化学\n【年度】2018年\n【名前】グレゴリー・ウィンター、ジョージ・P・スミス\n【国籍】イギリス、アメリカ\n【受賞理由】ペプチドおよび抗体のファージディスプレイ法の開発\n【備考】タンパク質間相互作用あるいはタンパク質とその他標的物質との相互作用を検出する方法の1つ
【分野】化学\n【年度】2019年\n【名前】ジョン・グッドイナフ、スタンリー・ウィッティンガム、吉野彰\n【国籍】アメリカ(ドイツ)、イギリス、日本\n【受賞理由】リチウムイオン二次電池の開発\n【備考】正極にリチウム遷移金属複合酸化物、負極に炭素材料、電解質に有機溶媒などの非水電解質
【分野】化学\n【年度】2020年\n【名前】エマニュエル・シャルパンティエ、ジェニファー・ダウドナ\n【国籍】フランス、アメリカ\n【受賞理由】ゲノム編集手法の開発\n【備考】CRISPR-Cas9の開発
【分野】化学\n【年度】2021年\n【名前】ベンジャミン・リスト、デビッド・マクミラン\n【国籍】ドイツ、アメリカ\n【受賞理由】不斉有機触媒の開発\n【備考】金属元素を持たない不斉反応の設計、開発
【分野】化学\n【年度】2022年\n【名前】キャロライン・ベルトッツィ、モーテン・P・メルダル、バリー・シャープレス\n【国籍】アメリカ、デンマーク、アメリカ\n【受賞理由】クリックケミストリーと生体直交化学の開発\n【備考】新たな機能性分子を簡単かつ安定に創り出す手法。シャープレスは2度目の受賞
【分野】化学\n【年度】2023年\n【名前】ムンジ・バウェンディ、ルイ・ブラス、アレクセイ・エキモフ\n【国籍】アメリカ\n【受賞理由】量子ドットの発見と合成\n【備考】量子コンピュータなどへの応用や蛍光色素としてバイオ研究にも使用されている
頂いたサポートは、クリエイターとしての活動費として使用させていただきます!