若手現場監督の活躍早期化を実現するナレッジシェアサービス「SCALE」販売スタート&初のコミュニティイベントを開催しました!
こんにちは!静岡県三島市で「まちの元気」をつくっています!加和太建設 広報担当の村上です。
加和太建設では、全国の建設現場から現場監督自身が投稿することで集められた実践的な施工管理ノウハウをシェアし、必要な情報に迅速にアクセスできるナレッジシェアサービス「SCALE」を2024年10月より販売開始しました!
どんなサービスなのか?に加えて、10月24日にはじめて開催したコミュニティイベントについて今回の記事ではご紹介します!
ナレッジシェアサービス「SCALE」とは
全国の施工管理ノウハウを得られる若手現場監督向けのナレッジシェアサービスとして本格的な販売に至ったSCALE。
2023年8月から行った実証実験フェーズから参画する20社で既に導入され、2024年10月時点で1,200名のユーザーにご活用いただき、既に1,500件以上の施工管理ノウハウが掲載されています。
大きな特徴は、現場監督自身が情報を投稿・自分自身も学ぶという双方向型サービスであること。
若手現場監督が知識を得て、先輩や上司と具体的な会話ができる。
伝える力を身につけて、個人の成長につながる。
知見・経験を社内外で共有し、業界全体の底上げを図る。
このプロダクトを通じて、私たちが地場ゼネコン横断のナレッジシェアのきっかけを作り、成功事例をお互いにシェアして切磋琢磨することで、大手に負けない地場ゼネコン、そして地域の発展にまで繋がる世界を創っていきたいと思っています。
なぜやるのか?
加和太建設ではこれまでにも、属人化していた建築現場の実行予算・原価管理を体系化・標準化し現場の管理工数削減と工事原価低減を実現するSaaS「IMPACT CONSTRUCTION」の開発・販売や、地方建設会社とスタートアップの共創を後押しする建設DXコミュニティ「ON-SITE X」の運営など、自社を起点に地方建設会社が共通で抱える課題を解決するプロダクトやコミュニティをつくってきました。
これらを通じて見えてきた課題に、若手現場監督の技術レベルの差があります。
どうやったらこれが解消できるのか。私たちは根元にあるのは「相談できない」という若手現場監督の実態だと考えています。
「背中を見て学べ」という時代から、大きく変化を遂げている昨今。この事実を受け止め、早期に活躍できる若手現場監督を増やしていくための手段として、このSCALEを活用していただきたいと思っています。
調べる習慣をつける、選択肢を持って先輩・上司に相談をする、自分自身も書き込んで知見・経験を整理するという流れづくりを行い、全国の若手現場監督、そして地場ゼネコンを応援します!
熱意ある推進者が全国から集結!初コミュニティイベントを開催
とはいえ、ノウハウを自ら投稿するモチベーションを保ち続けることはプラットフォームをつくるだけで成立するものではありません。
2024年6月までの検証期間に、特に積極的にご活用いただいた企業の特徴は「熱意ある推進者」が存在することでした。
自社の若手現場監督の成長につなげたい。より活発な組織にしていきたい。そのような人材育成や組織課題の解決のためにSCALEを活用し、社内のコミュニケーションを活性化してくださる事例が数多く見られました。
そんな推進者の皆さんを各企業内だけでなくSCALEコミュニティとしてつなぎ、ともに自身と組織の目標を明確化。人材育成や組織変革についてディスカッションし、成長していく機会としてコミュニティをサービスの一貫として立ち上げようと考えました。
2024年10月24日、加和太建設 本社においてはじめてのコミュニティイベントを開催。なんと北は北海道、南は沖縄から、6社9名の方々にご参加いただきました。
サービス販売開始後はじめてのコミュニティイベントであることから、事業開発を手掛けてきた鈴木よりS C A L Eの現在地や皆様の活用事例などを改めて紹介させていただきました。
和やかな雰囲気の中で各社の紹介・自己紹介からスタート。
前半のパートは「自分の役割と組織変革」をテーマに、改めて各社の中で次世代リーダーとして期待される皆さんの現在地を言語化し、マインドセットを行う時間です。
自分が目指す人物像は?
組織において求められている役割は?
組織の課題とそれをどうしたら解決できるか?
付箋紙にそれぞれの持つ理想のイメージや各社内で求められていることを書き、全体で共有。普段は直接対話をする機会がない、同世代の技術者同士で現在地をシェアすることで、各社・各自が抱える課題への共感はもちろんのこと、相互に刺激があったようです。
そして後半戦は、前半の内容も踏まえて人材育成課題・SCALEの活用方法についてグループに分かれてディスカッションです。
若手技術者育成の課題は?
現在どのような対策をしているのか?その課題は?
どうやったら解決されそうか?SCALEの活用は?
そのような問いから、それぞれ活発に意見が交わされました。
自発的な学習意欲の不足や知識習得に必要な時間の掛け方といった若手現場監督ならではの課題はもちろん、現場代理人になるためのコミュニケーション能力の大切さや世代間ギャップによるコミュニケーション不足など、日頃現場で働くからこそ感じる知識以外のことも内包する課題が数多くあげられました。
また、各社での経験も踏まえ、対策・解決についても幅広い意見がシェアされました。教育・研修で具体的にどのようなことを行っているのか・行うと効果的そうか、チームづくりの仕掛け、はたまたAIの活用まで、参加者の皆さんにとっても持ち帰ることのできる新たな打ち手の発見が数多くあったようです。
初のコミュニティイベントを終えて、
参加者の皆さんからもこのような感想をいただくことができました!
今後、SCALEコミュニティではオンラインで定期的にミーティングを開催し、ナレッジシェアの仕組みを活用しながら、各社の人材育成・組織開発をともに推し進めてまいります!また、ゆくゆくは「SCALE AWARD」を開催し、活用事例の表彰機会を設けることで課題を自ら解決していくカルチャーの醸成やコミュニティを基盤にユーザーの皆様と一緒にサービスをつくっていく仕組みも実装していきたいと考えています。
ぜひ、今後のSCALEの取り組みにご期待ください!
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