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ロンドン旅行~金融の街シティでお金をあまり使わず楽しめる3つのスポット

 ロンドンのシティと言えば、世界の金融の中心地として有名で、昼間の人口が35万人なのに夜間は9千人にまで減ってしまいます。そのことは、働く人の街であることを意味しており、一昔前の東京駅前丸の内方面のビジネス街のようなエリアです。そんなビジネス街であるシティであっても観光スポットとして楽しめる場所があります。しかも、ほぼ無料で。次の3つのスポットについて訪れた時のことに触れたいと思います。

 1 スカイガーデン
 2 ホストカフェ
 3 イングランド銀行博物館

1 スカイガーデン

 ロンドンの高層ビルの展望台は有料のところが多いのですが、ここスカイガーデンは無料です。日中の時間帯にここに登るためには、事前予約が必要です。スカイガーデンのホームページにアクセスしてまず日時を指定します。続いて、自分の氏名(同伴者がいる場合はその人も含みます)、連絡先(携帯電話の番号)、メールアドレスを登録するだけで比較手に簡単です。

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登録が終了すると、予約確認メールが届きます。そして、指定した時間の1時間ぐらい前にはリマインドのメールが届きますので、地上階の入り口に行き、受付にて予約確認メールのバーコードをスキャンしてもらいます。その後、手荷物検査及びボディーチェックを受けてエレベーターで一気に地上155mの展望台へ。

 エレベーターのドアが開くとその広い空間と素晴らしいみどりの眺望に圧倒されます。ガラス張りの空間内の植物園がとても印象的でした。

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下の写真のようにセントポール大聖堂BTタワーもよく見えました。

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ロンドン市内を360度見渡すことのできるパノラマの光景はとても印象に残りました。ガーデン内には、レストランやパブに加え、各種ベンチもたくさんあるのでゆっくりとくつろぐことができます。メールで指定された時間は1時間ですが、多少時間がずれても問題はなさそうでした(自分の場合は前後併せて1時間程度長く滞在していました)。予約というひと手間がかかりますが、ロンドン市内を一望できるスポットとしてお勧めします。

2 ホストカフェ

 セント・メアリー・アルダマリー協会の中に、カフェがあります。ホストカフェと呼ばれていますが、入り口のお店の看板も無く、文字通り、教会に入っていく感覚でした。

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 中に入っても、特に声をかけられることもなく、その自由さに、驚きました。どうしていいかわからず、まずは定番の紅茶2ポンドで注文して席に座ることに。

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 けれども、周りを見ていると、特にカフェで飲み物を注文することなく、パソコンをたたく学生風の若い人や、グラスの水を飲みながらおそらくビジネスについて語り合っている紳士など、それぞれが自分たちのスタイルで楽しんでいることが分かってきました。でも、テーブル席は商品を注文をしたお客さんが優先のようでしたが。日本では中々お目にかかることのできない、教会の独特な雰囲気でゆったりと落ち着けるカフェとしてとして一見の価値はあると思います。

3 イングランド銀行博物館

  世界の金融の中心地のひとつとしてその象徴と言えばイングランド銀行があげられると思います。イギリスの金融政策がニュースになる時など、テレビでお目にかかることの多い建物です。数多くの金塊を保有していたためなのか、1、2階に窓がないのがイングランド銀行の外観上の特徴です。

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 そのイングランド銀行に隣接するイングランド銀行博物館も無料で入ることができます。小さな博物館ですが、セキュリティチェックもあり、意外とベルトの金属部分にも反応するくらいシビアなものでした。

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下の写真は、インフレターゲット2%の重要性とその難しさを、小さな子供にもわかるようゲーム感覚で学べる出し物です。自分もやってみましたが、なかなかバランスをとることが難しかったです。世界都市ランキングで東京よりロンドンが優れている項目の一つに金融がありますが、こういった子供向けの金融教育に資する博物館の存在も市民の金融リテラシーの向上に貢献していると感心しました。

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下の写真は、左端にと変えてあるように、当時をしのばせるような金塊の部屋です。

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金融の地を訪れた記念として、お土産屋さんでイングランド銀行のロゴ入りグッズも手に入ります。6ポンドで財布を買いました。

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 ブレグジット後の英国は、オフショア取引やタックスヘイブンなどのお得意の金融政策で、この財布のロゴのように右肩上がりの豊かさを実現することができるのか?要注目です。

 以上、スカイガーデンホスト・カフェイングランド銀行博物館を紹介しました。シティのなかでそれぞれの場所が歩いて行ける距離なので、すれ違うビジネスマン(英国紳士・淑女)のオーラを感じつつ観光を楽しんでみてはいかがでしょうか!

 

 

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