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【要約】第4の波 ~大前流「21世紀型経済理論」~

■第4の波が来ている
第4とはGAFAをはじめとするIT企業主導のサイバー・スマホ革命

第1の波→農業革命
第2の波→工業革命
第3の波→情報革命
第4の波→サイバー革命

それぞれの波では、
初期段階では、雇用を創出する。
後期では、省人化・自動化が進み雇用が減る。
これは、どの波でも同じこと。
ここではみ出た人々は、次の波へシフトするのが自然な流れ。

例)
第3の波(=情報革命)では、初期段階で、データ入力、コールセンターなどの雇用が生まれた。その後は、業務支援系のDX・RPAが広がり省人・自動化の流れ。

■日本は?
現在の日本は、第2の波(工業革命)の出口で停滞してる。とのこと。

これは、バイデン大統領が東アジア訪問した際の順番にも現れている。28年ぶりに日本より韓国を訪問した。バイデン大統領にとって、韓国大企業(サムスン、ヒュンダイ)が魅力的であったのだ。

ここ30年日本は停滞しているが、アベクロバズーカ10年間の効果は失敗だった。
理由は、ケインズ経済からボーダレス経済へ移行したこと。

ここ40年で、中国を中心とする、グローバルサプライチェーンが確立された。(例・iPhone)

このボーダレス経済は金融の世界でも同様な動きを見せる。

これまでは、経済は国内の中で、「質量保存の法則」が働き、金利を下げマネーサプライを増やせば経済が復活すると考えられてきた。

しかし、現代のボーダレス経済では、金利を上げると、海外からお金が集まるのである。(キャリートレード)

ここを読み違えているためいつまでも金融緩和をし続ける。とのこと。


日本は、低欲望社会と言われているよう。60歳以降も働き続ける理由の半数は、『収入がないと不安だから』。アメリカでの、理由は『自己実現』などの方が多い。日本人は悲観的な民族になってしまった。らしい。。

イタリアの格言『死ぬ時に貯金がゼロなら人生大成功。』


■まとめ
いずれにしても、日本ではこれから(世界では、もうすでに)サイバー革命が起きるので、そこに自らシフトする必要がある。今やっていることがどの波のどこのフェーズの仕事で今後どうなるのかという事も考え、pivotするならしないといけないですね。

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