自分が年上だとしても、皆さんを暑苦しく応援していたい

 SNS上で年齢差を「とても」気にしていた時期がありました。特に始めた頃。
 やっぱり「慣れていない」が一番の理由だったと思い返す。

 「こんな年上の私で大丈夫ですか?」「おばさんだけど良い?」「年齢の割に子供っぽいから嫌がられるんじゃないだろうか」「バカにされるんじゃないかな」「あなたの知っている47歳ときっと違う」

 自分の外見や振る舞いがオバサンになってきたんだなあと思うのは仕方がない。それはもう自分の中でネタにできる笑い話。でもそんなものではない、年下の方たちと交流することについての、「ごめんなさい」の気持ち。今もなくはない。でも当時ほど恐縮していない。

 例えば趣味の話をする時に、こんな年齢で、こんなハシャいで良いものなのか。
 そんな風に思うのは、年上が何を求められているかを勝手に想像して考え過ぎていたのだろうと今となっては思う。でも共通の話題があるのだから、年齢なんて関係ないではないか。

 最近、つくづく思う。
 「大人になったもんだ」と実感すると同時に、「大人だと世間で思われる部分があるだけで、大して変わっていない」。

 人なんて大して中身は変わらない。
 考え方が変化していくだけ。

 何故変化していくのかと言えば、自分の置かれた立場や環境で、否応なく変わらざるを得ないからだ。それを成長と呼べるのかどうか。「成長」ってそんなにしなくちゃいけないことなのかな。自分の中で自然に変化していくものもあるだろう。いつの間にか年下の人たちを見ながら「考え方が若いなあ」とか「まだまだ子供だなあ」とか思うことはある。でもその年齢が故の宝だってある。
 それに年齢重ねていくと、できなくなってくることだって増えてくる。頭も固くなってくる。進歩しているのか退化しているのか。とりあえず心が自由にはなって世界が面白くなってもくるけれど。

 親になって、親って何?……を考え、その立場で子供や社会に対してどう感じ、どのように振舞うかを少しずつ自分のものにしていく。でもそれは「親の立場」としてであって、「親」を脱ぎ捨てたら、元のままの自分がそこにいる。
 好きなことでハシャぐ自分。何かに怖がる自分。自分が嫌いになるほど無邪気過ぎる自分。そうやって楽しめる自分が好きな気持ちと、表裏一体で、時にはイヤだと思ってしまう部分がずっとある。
 そこは変えられないんでしょうね。

 だから、またやっちゃったよと自己嫌悪に陥ったり、人に対して申し訳なく思ったり、繰り返してしまう。でもいくら考えても、努力しても、変わらない。

 さらに、「大人になったもんだ」の中には、経験もある。経験は、多ければ多いほど良いものでもなければすごいものでもない。まあエピソードトークが多少増えるくらい。あと対応力など場慣れしてくるくらい。それでもやっぱりあたふたしていることも多い。
 想像力のある友人は、私の話から様々なことを感じて言葉にしてくれる。彼女が経験したわけでもないのに、その感想に、彼女の感受性を知る。経験したって何も得ない人だってたくさんいるし、歳を重ねれば経験が増えるなんて当たり前。

 そして歳を重ねて増える、話相手が年下の方たち。
 SNSだと割と簡単に垣根が取り払えるから、ツイッターでもここnoteでも気軽に言葉を交わせる。でも何も偉そうに言えないし、感想だとか印象だとかを書くだけ。きちんと線引きして対応したり、流したり、私にはできない。
 それは年齢によるものじゃなく、私の個性に他ならない

 すごく皆さんのことを気にかけてしまう。元気かな、大丈夫かなと勝手に心配する。応援したくなる。ついお節介が顔を出して、世話を焼きたくなるので、「そんなに暑苦しい交流を求めていません。時間ないし」と思われるかもしれない。
 それでイヤだとかうっとうしいとか面倒くさいとか思われるかもしれない。嫌がられるのは誰だって傷ついちゃうから本当は怖いし悲しいけれど、それでも私はそのようにしか交流できない。だからそこは相性の問題と思うしかない。ごめんなさい、と思いながら、皆さんと関わっていきたいです。

 そして、感じたことは積極的に言葉にしていくので、コメントに書いていきます。うまく書けないとアッサリ諦めちゃうことも多々ですが。

 noteでは、文章の上手な方が多い。少なくとも思索的で、思いが伝わってくる充実した内容を書く人が多い。内容についても応援したいし、文章も上手だとどんどん「上手!!」とハッキリ伝えて応援したい。何人もいる。皆さんに良い顔したいわけではないです。それぞれの文章の個性があって、しょっちゅう感心しちゃっています。だから上手な文章を書く方たちには、それぞれにちゃんと「すごい」って伝えたいです。もちろん特にすごいと思ったら率直にそう伝えたい。あっ。文章だけじゃないです。ちょっとした言葉選びのセンスが好きな方たちもいます。素敵な考え方に触れても。写真でも。絵でも。
 それが年が近いとしても、年上でも、ちょっと年下でも、そして、けっこう年下の方たちであっても、私はスキやコメントつけた瞬間、その皆さんのファンです。

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読んでいただいて、ありがとうございます! 心に残る記事をまた書きたいです。