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2021年ベストミュージック~ソング編~

年末に、今年の自分の軌跡を振り返る意味でも、また新しい音楽をディグりたい人に1曲でも刺さればいいなという思いもあってつけているベスト記録。

3日くらいプレイリスト内の曲順をいじったりして遊んでいたが(疑似的な神になれるためこの時間がめっちゃ楽しい)とりあえず上位10曲をセレクトしたのでそこの貴女に見て行って欲しい。順位は便宜上というか楽しいからつけてるだけで、実質全部1位です!

選曲の基準は2021年リリース、カッコいい、笑える、泣ける曲。あと基本アーティスト被りのないようにしています。


⑩Limp Bizkit - Dirty Rotten Bizkit

結局一番ダサくて一番燃えるのはリンプビズキット、という事実を2021年に証明した名作『STILL SUCKS』の2曲目。先行シングル「Dad Vibes」での意味不明なテンションも捨てがたかったが、やっぱりオールドスクールなラップメタルが炸裂してるこの曲をチョイス。こういった、新宿・渋谷を歩くときになんだか自分が強くなった気がする曲というのは大事である。


⑨Lillies and Remains - Greatest View

イントロからニューウェービーかつロマンチシズム全開でツボを押される。非常に活動ペースがゆっくりなバンドだけど、いざリリースしたら全部名曲だからニクい。


⑧藤井風 - 旅路

令和に舞い降りた大天才。「この人のアンチいるのか?」と思えるような人間力と、抗いがたい音楽の魅力。CMソングになった「きらり」がとても流行ったし、紅白ではそっちを歌うみたいだが個人的には卒業ソングの「旅路」に一票。報道ステーションでの歌詞間違いのチャーミングも含めパーフェクトでした。抱いてくれ。


⑦Mido and Falasol - Superstar

2021年ナンバーワン韓ドラ『賢い医師生活 S2』のサントラより。
このドラマでは毎回主人公の医師たち5人が韓国の懐メロをバンドでカヴァーするのが見どころなのだが、この曲が歌われた第6話では失敗続きの新人たちにフォーカスがあたった。「大丈夫うまくいく」というド直球な歌詞でも、紆余曲折を経たこの人たちに歌われると説得力バツグン。MVでキャッキャしてるの見るだけで泣いちゃう。


⑥BTS - Butter

2020年はDynamiteの年だったが、それを上回るクオリティの「Butter」リリースでもはや誰も追いつけなくなったBTS。
個人的に、踊りの上手い下手がわからずあまりダンスとかで感動しないのだが、この曲の間奏のフリーダンスのくだり(1:38~)ではかっこよさに失神しそうになった。特にJ-HOPEがやばい。先日アメリカで行われた有観客ButterもJ-HOPEがやばかった。人間ってあんな動き出来るのか。
仮にBTS来日があったらチケットは10万までなら出すと決めてるが、その日が僕の命日になるかもしれない。


⑤月ノ美兎 - それゆけ! 学級委員長

VTuberには明るくないのだが、こちらの月ノ美兎さんの1st Album「月の兎はヴァーチュアルの夢をみる」は大分話題になっていたので聴いてみたらぶっ飛ばされた。大槻ケンヂさんや長谷川白紙さんなど、参加アーティストの顔ぶれからして相当サブカルな名盤だったのだ。
中でも先行シングル「それゆけ!学級委員長」は中毒性ありすぎて今年の脳内再生回数ナンバーワン。


④GOOD BYE APRIL - missing summer

一応自分内ルールとしてはこういったベストものでは知り合いや仲間のミュージシャンのものは除外することにしているが、この曲は例外。
僕がやっているHONEBONEの中部ツアーに帯同していただいたクラシナショウさん率いるGOOD BYE APRILの最強の夏ソング。ドライブ感もショウちゃんの歌声も気持ち良すぎて良すぎる。ライブでこの曲が演奏された時、あまりにも完璧な曲だったので全身に鳥肌が立つほど感動した。うらやましい。


③NiziU - Take a picture

あえてMVではなく大好きなDance Performance Ver。
昨年はベストソングで「Step and a step」を1位にしたが、今年もNiziUちゃんはハズレなしだった。中でも「Take a picture」は「Step~」とタメ線はるくらい好きな曲。「最高なこの一瞬を覚えておこうよ」という内容だが、逆説的にもうこの時代は一生戻ってこない、という諸行無常を感じさせる甘酸っぱい歌詞。そして全身で数字を表し写真を撮りまくる眩しい姿におじさんは泣いてしまいます。


②aespa - Savage

今年ハマったアーティストとしてはナンバーワンのaespa。
ブラックマンバという敵がいたり、アバターがいて別世界に呼び出されたり、コンセプトがわけわかんないところも含め最高。強すぎるビジュアルといかがわしい楽曲にノックアウトされた。アーティスト被りのないように外したが、今年出た「Next Level」という楽曲も相当様子がおかしくて最高。
曲が変で大好きなBLACKPINKが今や世界的アーティストとしての地位を確立しすぎて、もしかしたらあまり変なことできなくなってくるかもと予感しているので、代わりにaespaに変なことをやりまくってほしいと思う次第だ。まじでブラックマンバってなに。


①IU - strawberry moon

今年一番よかった楽曲は韓国における"国民の妹"、IUさんの「strawberry moon」。今年リリースのアルバムもよかったが、その後でたこちらの曲にノックアウト。もうアラジンの「A Whole New World」並みのディズニー的ロマンス・甘酸っぱさ満載の完璧な一曲。車で聴いてるとまじで月まで飛んでいけるんじゃないかというような浮遊感が素晴らしい。デッケエ蛇と戦う変な曲もいいが、やっぱり王道も最高です。

<その他、筆者の胸をえぐった最高楽曲×2>

All For You

全然今年リリースじゃないんだけど、今年見た「応答せよ 1997」のOSTからの一曲。それこそ「A Whole New World」的な王道ロマンスデュエットソングで、何度も聴いては胸を張り裂けさせ感涙した。


IVE - ELEVEN

12/1リリースのほっかほか曲。これはとにかくMV最高で賞を差し上げたい。大体K-POPに限らずアイドルってのは中に「ん?」と思わせるちょっと浮いた感じの子がいて、でも知ってくうちに好きになったりするもんだけど、こちらのIVEははじめっから一個の疑問も許さない完璧すぎる顔面の持ち主6人組。
ただし当方楽曲派なもので、「ビジュアルは最高なんだけど曲が良くなかったらファンにはなれないな~」と思ってたら曲もちゃ~んとおかしな感じで素晴らしかった。とにかく日常に疲れたときは完璧な顔面を眺めて人生のバランスをとるしかない。

結局総じて、自分はおかしな楽曲と顔面偏差値高い男女と、あと「A Whole New World」が好き、ということがわかった1年でした。お疲れ様でした。

カワグチへのサポートはフォークデュオHONEBONEの活動費に使わせていただきます。