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ボルダリングはなぜ面白いのか

ボルダリングにハマって2年くらい経ちました。
それまでは無趣味だった僕が週2、3回は欠かさずジムに通うようになり、当時では信じられないくらい難しい課題を登れるようになりました。

その熱は今もまだ冷めず、最近は最高グレードを更新したり、コンペに出てみたり、リードにも挑戦したりしています。
さらに今後もクライミングという競技や文化にもっと深く関わっていきたいという気持ちが強くなっています。

という人は僕だけでなく最近増えてると思います。
ではなぜ僕らはボルダリングを面白いと感じるのでしょうか。
なぜ僕らは壁を登るだけの行為にここまで熱くなれるのでしょうか。
今回はその理由を考えてみました。

※今回のテーマは「ボルダリングの面白さ」についてです。「筋肉がつく」や「友達ができる」といった効果もボルダリングのモチベーションに繋がりますが、それらはボルダリング自体の面白さとは別のモチベーションであると考えていますので本記事では話しません。

1.身体的充足感が得られるから

身体的充足感とは「体をこう動かしたい!と思った時にその通りに動かせた感覚」のことです。(造語)

本当は身体的充足感なんて言葉はないんですが、上手く一言でまとめることができないのでそう表現しました。笑

ボルダリングは「どう登るか」を思考して、それを体で実現するスポーツです。
手を送る順番は?足の踏み方は?重心をどこに置くべきか?などなど

ただ脳内のイメージと実際の体の動きには大きな差があります。
見ただけでスリーポイントシュートを決められる人はあんまりいません。
普通は繰り返し練習することでイメージと体の動きのギャップを埋めていきます。

そのギャップが埋まるまでの練習は辛いことが多いんですが、ボルダリングは「できた!」という感覚を味わいやすいんですよね。
なぜなら一課題ごとにオブザベーション(どうやって登るかを考えること)と実践がセットになっているから。さらにグレードが明確に分かれていて、その時の自分の力で登れる課題でもその身体的充足感を味わえるから。

例えばバスケの場合なんかはまともに競技できるようになるまで時間がかかると僕は思います。ドリブルを覚え、シュートを覚え、チームでの動き方やパスのタイミングなど、様々な武器を揃えてやっとコートに立って活躍できます。(勿論それがバスケの楽しさでもあります。)

けどボルダリングは行ったその日から2年経った今でも「こう登ろう!できた!」という感覚が途切れません。
その理由は上述したようにグレードが明確に分かれていて、自分に適正なレベルで一課題ごとにオブザベーション→実践のサイクルを繰り返すからだと思ってます。

2.自分の上達を確認できるから

ボルダリングでは課題ごとのグレードが級位・段位として決まっており、「自分が登る課題がどのレベルにあるのか」を知りながら挑むことができます。

すると自分が過去と比べてどれくらい登れるようになったか、どのレベルを登りたいかを数字として認識できます。
その効果は非常に大きくて、最高グレードの更新の度に前に進んでいる感覚を味わうことができます。

この感覚はスポーツというよりゲームに通ずるところが大きいです。レースゲームでスコアを更新した時、格ゲーでレートを上げた時、RPGでレベルを上げた時のように、自分の過去の状態と比較して今どれくらい成長したかを知ると脳汁が溢れます。

クライミングには身体能力、技術、思考力の全てが求められますが、それら総合力の向上は一貫してグレードという形で把握できます。
ゲームが好きな人であれば、自分というキャラの能力を伸ばし、課題をクリアしてグレードを上げていくこのスポーツに熱中しやすいでしょう。

3.答えが一つではないから

ボルダリングは決められたホールドを使い壁を登りきるスポーツです。一方で登り方に制限はありません。どんなムーブでもどんなスピードでも登りきればOKです。

なので当然人によって上り方は違ってきます。クライマーもまた身長、体重、性別、骨格などがバラバラなわけなので、Aさんにとっての登り方がBさんにも上手くはまるとは限りません。

ボルダリングには限られたホールドに対して体を当てはめていくパズルの要素もあります。その中でピースとなる僕らクライマーには同じものが一つとしてないわけですから、登り方もまたそれぞれです。

登り方が一つではないことはつまり、試行錯誤すればもっと楽な登り方、もっと上手い登り方が見つかるかもしれないということでもあります。

足も置き方、ホールドの持ち方、ムーブの選択を繰り返す中で、一手一手を楽な動きにしていけば、絶対できないと思っていた課題も案外できたりします。

前の項でグレードを上げていくことはゲームに通じるものがあると話しましたが、答えが一つではないこともまたゲームに近いものがあると思っています。

課題というクリアしたい対象を分析し、自分というキャラの特性、知識、武器を使ってどう戦うかを考えることができること。そしてその戦い方は一つではなく、上記の組み合わせ次第でできないと思っていた課題もできるようになること。

これってボスや敵キャラに対して武器や戦い方を選択して突破していくのと同じ面白さがありますよね。

まとめ

ここまでボルダリングが面白い理由を3つ紹介しました。

1.身体的充足感が得られるから
2.自分の上達を確認できるから
3.答えが一つではないから

長々とかきましたが、これを読んでいただいた方にどれか一つでも共感できる部分があればボルダリングを楽しめると思います。

あと書いていて思ったんですが、やっぱり僕にとってインドアのクライミングは「自分の体を使ったゲームである」という感覚が1番近いです。
そしてそれは何年もプレイできてどんどんレベルアップできるとても楽しいゲームだと思ってます。
動機はなんでもいいし、きっかけもなんでもいいです。けど同じようにボルダリングの楽しさにはまって、一緒に楽しめる人がもっと増えてくれると嬉しいです。

以上です!それでは!



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