矢野昌幸くんにインタビュー

2021年2月28日21時からカワモとメイメイ企画YouTubeチャンネルにて配信される演劇「田川の恋人」に出演してくれた俳優、矢野昌幸くんに川面千晶がインタビューしてみました。

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川面　矢野くん、今回はカワモとメイメイ企画の配信劇に出演してくれてありがとう。
矢野　いえいえ、こちらこそありがとうございました。
川面　なんかダラダラあんまり意味のないこと喋れたらなぁと思ってるんでよろです。
矢野　よろしくお願いします。
川面　私からしたら矢野くんは急に小劇場に現れた上手い人って感じがするんだけど
矢野　（笑）
川面　そもそも矢野くんの存在を知ったのは、青年団が無料でやってる演劇学校の「無隣館」なんだけど、私はその無隣館の一期生なのね。矢野くんは、えっと、2期生だっけ？
矢野　あ、僕3期生です
川面　3期生か。で、なんかすごい上手い子が3期生にいるってなってて。
矢野　ほんとですか？
川面　そうそう。なんか矢野くんって男の子がなんかすごい上手いよって聞いて。でもあんまり交流ないじゃない？上と下で、無隣館自体が。
矢野　そうですね。
川面　で、どんな子だろうって、無隣館で同期の女優の李そじんに聞いたのよ。芝居上手い人ってなんか・・・ちょっと性格悪い人が多いイメージだったのよね。
矢野　わかります（笑）
川面　そう（笑）だからテアトロコントの水素74%で共演するってなった時、もしやな人だったら怖いから、そじんに「どんな子なの？」って聞いたのね。そしたら「朴訥とした、ほんと普通って感じの子だよ」って言われて。
矢野　普通（笑）
川面　で、実際会ったらほんとに普通に礼儀正しい子だったから「良かったーーーーーー！」って思ったって言うのがあるんだけど、
矢野　恐縮です。
川面　どう言う状況を経て今のこの矢野くんが出来上がっているのか知りたいんで、演劇を始めたきっかけからちょっと教えてください。
矢野　はい。僕は大学から演劇を始めてまして、法政大学って言う全然演劇強くない大学なんですけど、一応底の演劇サークルから始めた感じです。
川面　それまで演劇やったりとかは？
矢野　ないですね。部活も帰宅部とかでした。
川面　じゃあ急に演劇に目覚めたんだ？
矢野　僕元々テレビがすごい好きで、テレビ局に入りたいなと。法政大学はテレビ業界に強いと聞いて、そういう学科もあったんですね。ディレクターみたいなのに憧れがあったんで。でも入学式の時に挨拶で学長が「テレビ業界は終わりです」って言ったんですよ。
川面　そんな絶望的な一言から大学生活始まったんだ（笑）
矢野　そうですね。「今からテレビ業界行くのはバカだ」みたいなこととか言ってて。で、すぐさま夢破れたんですけど。
川面　早いなぁ。
矢野　で、どうしようかと思ってたんですけど、お笑いが好きだったんで芸人はどうだろうと思い始めたんですね。それでお笑いサークルを探したんですけど、僕のキャンパスにはなかったんですね。で、友達に「どうやら演劇サークルに入ったらコントができるらしいよ」と教えてもらって、それで演劇サークルに行っちゃいましたね。
川面　なるほど、コントを求めて演劇サークルに足を踏み込んだのね。
矢野　でも演劇には全く興味はありませんでした。
川面　すげぇ言い切るじゃん（笑）
矢野　観たこともなかったし、むしろちょっと軽蔑は入ってました。
川面　まじで？！
矢野　大学2年くらいまで演劇観たこともなかったですね。その後、当時人気だった劇団とか観に行ったりもしましたけど、そこまで面白いと思わなかったんですね。でも大学3年の時に初めて、それこそ川面さんが所属されてるハイバイの「ヒッキー」って演目を観たら、めちゃくちゃ面白くて。「あ、演劇いいかも」ってその時思ったんですよ。
川面　おー！すごい偶然！私はまだ入る前だけど。
矢野　そっから自分でも色々演劇観に行くようになって、演劇にハマりました。
川面　えー、なんか出てないけど嬉しいわ。
矢野　（笑）
川面　じゃあちょっと話題を変えようかな。
矢野　はい。
川面　今回恋愛要素が入った作品でしたけど、矢野くんは好きなタイプとかあるんですか？
矢野　好きなタイプというか、昔かずっと気になってるのは黒ギャルですかね。
川面　意外すぎるよ（笑）芸能人で言うと、みちょぱみたいな感じ？
矢野　はい。・・・うわ、こういうのなんか恥ずかしいっすね。
川面　そうだよねー、ごめんね。
矢野　男子校だったのもあって、黒ギャルという生き物に接したことがなくて。いまだに電車とかで見かけると「うわ！ほんとにいるんだ？！」って釘付けになってしまいます。
川面　いまだになるんだ！
矢野　はい、永遠の憧れって感じですかね。
川面　まだまだ矢野くんの知らないところを知りたいですねぇ。私の中の矢野知りたい欲がピークに達していますからねぇ。じゃあ、最近起きたしょうもない話ってありますかねぇ？
矢野　しょうもない話ですか？うーん、何だろ、うーん。
川面　もう何なりと。ほんとにしょうもなくていいから。
矢野　ほんとですか？
川面　はい。
矢野　じゃあ、これ結構前になるんですけど、飲み会の帰りに酔っ払って終電無くしちゃって、まぁいいっかって思って歩いて帰ってたんですね。
川面　うんうん。
矢野　そしたら、なんかお尻から出てるなぁって思ってお尻を確認したら、お尻から血が出てて。
川面　え！怖いよ！
矢野　まぁ痔持ちだったんで、それかぁとか思ったんですね。酔っ払ってたってのもあって、気にしないでそのまま帰って寝ちゃって。
川面　矢野くん痔持ちかぁ。
矢野　はい。でも朝起きたら、結構な血の量だったんで病院に行ったんですよ。で、大腸の検査とかして。でも、何の異常もなくて。
川面　良かった良かった。
矢野　でもやっぱり気になちゃって、こないだついに胃カメラを飲んだんですよ。
川面　意外と心配性なんだね。
矢野　痛いのは絶対嫌だったんで3万くらい出して、眠らせて検査してくれるとこに行ったんですよ。
川面　ほぉ、意外と怖がりさんでもあるのね。
矢野　はい。で、麻酔しますよ〜って言われて眠って、ハッと気づいたらもう自宅にいたんですよ・・・。
川面　え？どゆこと？
矢野　多分麻酔がキマりすぎてて、ちゃんと起きてお会計とかして電車乗って帰ってきたんですけど、記憶がさっぱりないんですよね。記憶さっぱりない中、色々ちゃんとやってました。
川面　こわーい！危ないよそれ！
矢野　はい、でも検査は異常無しだったんで良かったんですけど。
川面　意外と麻酔が効きやすい体質なんだねぇ。
矢野　みたいですね。
川面　矢野くんの意外な一面をたくさん知れて良かったよ。ありがとう！
矢野　こちらこそです！

おしまい。

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