Dos Atomos Release Party 〜 Theater D vol.4
ああ、幸せだった
とても幸せだった
音楽が身体中を駆け巡り、脳内のパルスが弾け飛ぶ
ドーパミンは手足の先まで行き渡り、轟音のギターとアシッドなリズム、そしてリリックを引き立たせるサックスに体が突き動かされる
とてもじゃないが棒立ちではいられない
全身の筋肉が音に震えて身体中で暴力的な爆発が起きていることを感じる
叫びが止まらねえ
今まさにこの空間は、リリックで何度も何度も震えて揺れていたと思う
「すまねえのび太このフロアは縦乗りなんだ」
唐突なFranz K Endoの登場も最高だった
そして大友良英のぶっ壊れるくらいのDJ捌き
何もかもがGOATだった
ありえないくらいの高揚感
人生で経験した中で最も自分が昂った瞬間だったのは言うまでもない
荘子itの語り、蓮實重彦を引用して「仮死の祭典」をこのステージで表現しようとしている
夜、寝る前に感じる「この世から消えちまいたい」と思う瞬間の、あの思考の熱量とループを、この舞台に昇華させようというのだ
ゾンビたちの祭典、しかし俺たちはこの世に対峙する
消えちまいたいと願いながらも、現実と向き合っていく
今日この日の祭典を自分たちの命日と区切り、明日からまた新たな命として生きていこうではないか
そして何より、この命日の祭典はDos Monosの音楽が完膚なきまでに支配し、俺たちを涅槃のステージへと導いてくれた
素晴らしい時間だった
本当に幸せだった