ニューバランスをオールソールしてみた【前編】
こんにちは、こんばんは。
2連休の場合、そのうち1日は職場に練習に行ったりしてます。
先日、削りの練習に昼から行っていたんですが、スニーカーオールソール用のカップソールが余っているとのこと。
運良く自分のスニーカーサイズのものだったので、私物のニューバランスをオールソールしてみることにしました。
今回の人柱
アメリカ製のM996の廉価版(アジア生産)であり、ランニングや散歩で使いたかったため購入したもの。
年数そんなに経ってないので、めちゃくちゃ汚れているとか加水分解してるとかはないです。
C-CAPというEVA素材による二層構造のミッドソールが凄まじいクッション性を生み出しております。
最初履いた時、まさに雲の上を歩いているかのような感覚でした。
デザインも履き心地もこれで十分ですが、勉強も兼ねてバラしていきます...!
レッツ破壊
まずソールを剥がすところからですが、大して劣化していないこともありとてつもなく大変でした...
ヒーターで温めてもなお剥がれない。
なんとか剥がしたアウトソールがこちら↓
先日書いた記事のGUサンダルと比べたら接着力が天地の差です(笑)
アジア生産といってもしっかりしてますね。
ミッドのEVA素材。
力ずくで剥がしたのでこんな状態です。
もう剥がすとかそういう世界線にいないので、この後フィニッシャーで削り落としました。
初めて見ましたがこんな感じなってるんですね。
残念ではありますが、ここにカップソールをはめ込むので履き心地は結構変わる気がしています。
ソール接着
今回使うのはこれ。
文字通りフェルランニング(トレイルランニング)用に開発されたもの。
接地面はラバー、白い部分(ミッドにあたる部分)はEVA、あと踏まずのところはTPUが使用されており捻れにくいらしい。
EVA素材は加水分解しにくいのも嬉しいところ。
それっぽくて格好良いですね!(語彙力)
黒はアッパーに絶望的に似合わなかったので白を選びました。
表面をヤスリで粗してプライマーを塗ります。
接着剤が付きづらい素材なので、それを改善するのがプライマー。
マスキングしているのがカップソールにはめ込んだ際に沈み隠れるライン。
プライマーが乾いたら接着剤を塗り、また乾燥。
念には念を、最後少しだけドライヤーで熱活性化させます。
あとはかかと部分から進捗にはめ込んでいきます。
簡単そうに言ってますがかなり難しいです...
平面ならともかく三次元的に考えながら作業しなきゃならないので。
少しでも傾いたりズレたりするとどこかの部分の接着ができず崩壊します。
最初にやった右足側は盛大にミスしました(笑)
アッパーとソールの際にマスキング。
はめ込みだけではカップソール側面が上手く接着できないところが出てきます。
マスキング後にこのわずかな隙間に接着剤を流し込む工程。
接着剤が乾いたら金槌で叩くなりプレス機かけるなり意地でも接着させます。
完成品は次回
ここまでで半日はかかりました。
接着剤やプライマーはある程度乾燥させる時間も確保しなければならないので。
瞬間接着剤とは訳が違います。
ぜひ次も見ていただければ!
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