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名書「7つの習慣」考察。基礎編インサイド・アウト

皆さんはスティーブン・Rコヴィーの著書「7つの習慣」は読んだ事ありますか?

世界で3000万部というメガヒットを叩き出したこの名書は、現代で仕事をする人はもちろん、生きる上で必要な考えの基礎。もっと言えば「人生の本質や根っこ」の部分について教えてくれるもので、一度は読んでおくことをオススメします。

普段僕は心理学の知識やテクニックについて紹介させていただくのですが、その前にこういった基本的な考えをしっかり身につけてから使う事で、その人の人生がより豊かになると思います。

なので僕なりにこの名書「7つの習慣」のポイントを分かりやすくまとめ、ついでに個人的な考察を書いてみたいと思います。

インサイド・アウト

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今回は基礎編としてインサイド・アウトについて説明します。

インサイド・アウトとは簡単に言えば「自分の内面(インサイド)の考えを変える事で、自分の外側である結果(アウトサイド)を自分にとってより良いものになるようにしよう」という考え方です。ただそうは言われてもどういう事?って感じですよね。

例えばあなたの職場の同僚や顧客などが、あなたにとって不愉快な言動を取ったとします。

「この仕事やっといてって言ったよね?何でやってないの?」

「女(或いは男)じゃ分からないだろうから、担当替えてよ」という性別を理由にした理不尽と思える言葉

「若い人に言っても分からないと思うけど」等、年齢を理由に拒絶される

どうでしょう?他にも色々あると思いますが、ちょっと自分に言われた事を想像してみてください。その時どんな気分になりましたか?

「なんて失礼やヤツだ。ムカつく」

「あんたは何様なんだ」

多くの人は上記のように相手に対して批判的な感情や考えが湧き上がったと思います。この感情はある意味自然なことなのですが、そのままだと人生が上手く行きづらいとコヴィーは説明しています。

人は「自分の考えこそが正しい。それ以外の考えは間違っている」と感覚的に捉えています。つまり「物事を自分が見たいように見ている」という呪縛に支配されているのです。

その結果不都合な事が起きると「相手が間違っている。自分は間違っていない。謝るべき、改善や修正が必要なのは相手であって自分ではない」という判断をしてしまいます。

そうなるとどうなるか?不都合な結果は全て相手のせいにしてしまう為、反省や改善の機会がないため成長しない。成長しないから結果が出ない。結果が出ないから相手のせいにする・・・という悪循環に陥ります。

このメカニズムは

See(モノの見方)→Do(行動)→Get(行動の結果)↩

という流れなのですが、この悪い流れを断ち切る為にはSeeである「自分のモノの見方」を変えるしかないのです。

この自分のモノの見方を変える事をコヴィーは「パラダイム・シフト」と言ってます。

どんなパラダイム・シフトが必要なのか

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どのように自分のモノの見方を変える事が必要なのか?コヴィーは国や時代を超えても、誰もがその価値を認めるものにシフトチェンジすべき。例えば公正さ、誠実、勇気等の原則に則るべきだという。

「相手が悪い。だからこんな結果になった」ではいつまでたっても何も変わらない。そうではなく「相手はどうしてこのような態度をとったのか?どういう思いがあったのだろうか?」「相手が何が嫌で、どういったことをすれば嬉しいと感じるのか?」

そのように考え、不都合な事実を相手のせいにして終わりではなく自分自身で良い方向に導く方法がないのか考え、実行すること。

このように考え方を根本的に変えて、自分の内側(インサイド)を変えることで結果的に外側(アウトサイド)へ良い影響を与えるよう努める姿勢が「インサイド・アウト」です。


ここから有料ですが、インサイド・アウトに対しての僕の考察をまとめてみます。

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