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国際情勢は大きく動いている イスラムの問題など

日本人は昔から、外国というと欧米の事で、

それ以外の地域については関心も低く、良く知らない人が多い。

そういう自分もその1人だ。

特に中東やアフリカについて、知らない人のほうが多いくらいなのではないだろうか。

日本人がのんびりしている間に、中国共産党は東南アジア、中東、アフリカにどんどん、
手を伸ばしている。

経済協力などをしてどんどん味方につけようとしている。

日本政府も細々と対抗はしているものの、圧倒的に中国に負けている。


中東についても良く知らない人が多い。

そんな中、飯山陽(いいやまあかり)さんの話をYoutubeで聞く機会が有る。

イスラム思想研究の大学教授だ。

飯山さんは東大の大学院で研究し、その後中東や東南アジアに住んでいた

イスラム文化の専門家だ。

イスラムの専門家という大学教授は日本には他にもたくさん居るのだけれど、

どうも飯山さんの話を聞いていると、多くの学者がおざなりの知識しか持っていない、

間違った認識をしている人が多いと言う。

また、大手メディアでも中東などの事はあまり触れられる事も少ない。


この数年、ヨーロッパを中心に「ムスリム問題」とでも呼べそうな事が起こっている。

イスラムの難民、移民がヨーロッパに押し寄せて大混乱になっているからだ。

そもそもキリスト教であるヨーロッパにイスラム教徒が入ればそれは混乱するだろう。

決定的な認識の違いが有るからだ。

イスラム教徒にとって法とはシャーリア法の事であり、その他の法を守るつもりは基本的に無い。

ただしこれは個人差が有って、温厚なイスラム教徒も居て、

その土地の文化を尊重してくれる人も居るし、結構ゆるい人だと、

イスラム教で禁止されている豚肉を食べたり飲酒をする人も居たりする。

それに対して原理主義的な人たちは、絶対にアッラー以外の神は認めないし、

自分達の価値観を絶対に曲げようとはしない。

彼らにとって、異教徒というのはそもそも殲滅する対象であり、人間ではなく、

動物と同様な存在の様だ。

また、女性も男性よりも格下の家畜の様な存在だったりする。

これでは混乱が起こっても当たり前だろう。

日本でも徐々にそういう問題が起こりつつ有る。

アッラー以外の神を認めない人が、日本の神社を破壊したりした事や、

土葬を認めろと役所に苦情を言ったりする事が起こっている。

また、埼玉県川口市でのクルド人の問題もかなり有名だ。


さて、最近イランで大統領選挙が行われた。

イランという国は宗教指導者が国家元首の様な存在で、その下に大統領が居る。

宗教指導者はハメネイ師という人。

大統領選挙が行われたのは、現職の大統領と外務大臣が乗ったヘリが

墜落して亡くなってしまったからだ。

この事故について色々と憶測されている。

大統領が宗教指導者とは反対の欧米と対話路線をとろうとしていたので

事故を装って暗殺されたのだ、という人も居る。

イラン国内も一枚岩ではなく、保守派と改革派が混在している。

大統領選挙に立候補する人のうち、改革派は宗教指導者によって、

殆どが立候補を認められなかった。

けれど、保守派だけでは投票率も低く、当選した時の権威の低下を恐れて、

1人だけ改革派を立候補させた。

一応、保守派が当選するシナリオで単なる当て馬として立候補させただけなのだが、

なんとこの改革派の候補ペゼシュキアン氏が当選してしまったのだ。

ペゼシュキアンは欧米との対話を重視している人だ。

また、イスラム教の女性が髪や顔を隠すヒジャーブを厳格に課す事をやめ、

もっと自由にさせる事も主張していた。

さて今後どうなるだろうか。

ペゼシュキアンが自分の思った通りの政策を実行できるのかどうか、

ちょっと疑問だ。宗教指導者からイチャモンをつけられるだろうからだ。


飯山さんによると、ヒジャーブを厳格に課している国は意外と多くはなく、

中東でも結構ゆるい所も多いのだそうだ。

ただ、ヨーロッパに居るイスラム教徒は結構厳格で、

顔を全部隠している女性が多いのは中東よりもヨーロッパのほうが目立つくらい

なのだと言う。


考えて見ると、自分は年齢が高いので覚えているが、昔、イランが王政だった頃、

パーレビ国王が収めていた時代、あの頃のイランの女性は欧米の女性の様に、

ミニスカートをはいて、顔にはスカーフをつけずに居たものだった。

そして、その頃イランはアメリカとも仲良しだったのだった。


欧米に対して強硬な国、というイメージが有るイランも、昔は緩やかだったし、

今でもイラン国内は意見が分かれているという事の様だ。

なので、今後どうなるのか、中東の緊張状態と併せて注目するべき点なのだろう。


さて、ヨーロッパでは移民による混乱などに辟易して、

選挙で保守派の勝利が続いている。

イタリアでも、オランダでも、フランスでも。

イスラム教徒に国内法を守らせる、守らない者は強制送還する、

と、だいたいこんな様な事を主張する保守派が勝っているのだ。

そしてアメリカでも不法移民は全部送り返す、と言っているトランプが

当選しそうな情勢だ。

ロシアと北朝鮮が軍事同盟を結んだ様で、北朝鮮軍がウクライナに派兵するという話も有る。

ウクライナの戦争は、ウクライナに領土を諦めさせて停戦するシナリオも囁かれている。

イギリスでは総選挙で14年ぶりに政権交代が起こった。

ただ、イギリスの労働党というのは保守党に対して左派であっても、

日本の野党の様に自国を貶めたい人達ではなく、愛国で常識的な様だ。


という事で、なんだか日本だけが何も知らずにのんびりとしている様な気がする。

自分も外国の事は良く知らないのだけれど、イスラエルとパレスチナの問題とか、

イランの大統領選挙の事とか、色々気になる事が有ったので、

ちょっとまとめてみた、という訳だ。

なので、ここに書いた事は全部聞きかじりの知識でしかないので、どうもすいません。


現状の日本はずるずると外国人を入れようとしている。

ヨーロッパの混乱を1周遅れでマネしようとしているが、危機感を感じる。

自民党総裁選で高市早苗さんが選ばれる事を祈っています。


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