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バカにされる日本 お人好しで穏便な人達

中国人が靖国神社に狼藉をした事が話題になっている。

まだはっきりしないが、この犯人は既に出国しているという話も出ている。

それを見てすぐ思ったのは、わざと逃がしたのではないか、という思いだ。

「面倒だから逃がせ」とか「中国が怒るから逃がしておけ」とかいう指令が出たのかも、

なんて事を思ったりするのだ。

この件はまだはっきりしないのだけれど、どうしてもそんな事を考えてしまう。


思えばこの日本という国は色んなことを「穏便に」済ませてきた。

海保の船に体当たりした中国船の船長もあっさり釈放したのだったし、

中国が勝手に設置したブイにも何もしなかった。

それが「大人の対応」なのだと思っているかの様だ。

韓国の射撃レーダー照射の問題についても、結局韓国は認めないまま、

であるにも関わらず「再発防止」を合意したと言っている。

無かった事の再発防止ってなんだ?

実際に有ったからこそ再発防止なのだろう。

それとも「再発防止」の「再発」という単語を使ったところがミソなのだろうか。

「再発」と言うからには実際に1回目が有った事を意味する、という事だ。

これが精いっぱいという事なのだろう。


中国韓国だけでなく、アメリカからも色々聞こえて来る。

日本をまるで植民地だと思っているかの様な上から目線の駐日米国大使の発言や、

ヒロシマナガサキは正しかったとか、

敵対関係にある者に対してヒロシマナガサキと同じ事をしてやれば良い、と言ったり。

日本政府は強く抗議しない。


ヒロシマナガサキと言えば、あの原爆投下について色々な事が言われている。

あれは相手が日本だったからやったのだ、ドイツに対してはやらなかっただろう、とか、

プルトニウム型とウラン型の2種類を投下したのは完全に実験だったのだ、

相手がアジア人だから平気で人体実験をしたのだ、とか。


本人が意識するしないは別として、さらに「悪気はない」とかであっても、

白人たちの根底には確かに人種差別意識が有る、という事は良く感じる事だ。

まあ、なかなか抜けないのだろう、仕方が無い、と自分は思ったりする。

そう考えて見ると、安倍晋三さんは凄かった。

日本の総理大臣であれほど世界から尊敬された人は居なかった。

世界に影響を与えた唯一の総理大臣だったし、世界が安倍さんの言葉に耳を傾けたのだった。

もう本当に「惜しい人を失ってしまった」どころの話ではなく、悔やんでも悔やみきれない。


さて、話を戻します。

何事も穏便に「大人の対応」をするのが良いと思っている日本の上層部。

「弱腰だ」とか「毅然と対応しろ」とか言いたくなるけれど、

じゃあ強気で対応したらどうなるのかというと、

かえってこっちが困る事になったりもするのだろうとも思う。


結局、世界はこの21世紀の今でも、軍事力が強い国の言い分が通ってしまうのだ。

軍事力でなくても、日本が強い経済力を持っていて、

日本に頼らなければ立ち行かない、というのであれば、日本ももっと強気に出られるのだろう。

要するに、21世紀になっても大事なのは「富国強兵」なのだとつくづく思う。

今、中国は色々な技術を手に入れているが、その多くは日本やアメリカから手に入れたものだ。

今でもまだ中国が作れないのは高度な半導体だと言われている。

半導体を作る装置を作れるのはアメリカと日本とオランダだけなのだと言う。

しかし、半導体そのもの、そして高度な半導体の生産に関して、日本は遅れを取っている。

色々な分野で日本はどんどん外国に抜かれているけれど、まだ日本が優位に立っているものも有る。

日本が優位に立っている技術をみすみす盗まれて、その技術を使って日本を追い越し、

日本は遅れているとバカにされる事になるのはもう避けなければならない。


ということで、日本という国は「弱い」のだ。

強気でものを言えない国なのだ。

怒らなければいけない場面でも、まぁまぁまぁ、と、

何事も無かったかの様に穏便に済ませるしかない弱い国なのだ。

さらにそれだけではなく、本当に不思議な事をする国でも有る。

35年前の6月4日、北京で天安門事件が起きた。

西側諸国は一斉に中国に対して制裁措置をとり、日本も同調した。

しかし、日本はすぐに制裁を解除し、天皇訪中までやり、多額のODA援助をし、

中国がWTOに加盟する事を手助けした。

その結果中国の輸出がどんどん増え、あっという間に日本を抜いて世界第2位の経済大国になった。

日本の政府というのは、日本の為に仕事をするのではなく、中国の為に仕事をする様だ。

こんな不思議な国が他に有るだろうか。

これも根底に「大人の対応が出来る人」を演じたいという、不思議なマインドが有る。

中国に良くしてあげましょう、私は良い事をしている、と。

自民党には重大な責任が有る。


さらに、外務省には「チャイナスクール」と呼ばれる派閥が有る。

とにかく中国様に対しては平身低頭で、日本よりも中国を大事にする。

中国の悪口を言う者は出世できなくなるのだと言う。

これは何かというと、要するに学力とか学歴という役に立たないものだけを持っている

「秀才くん」たちが、無教養であるせいだ。

明治時代の政治家たちの持っていた崇高な精神はすっかり消え去ってしまった。

とにかく事なかれ主義で、何事も起こらない事を良しとする。

けれど、この事を批判ばかりはしていられない。

日本が強気に出て相手に仕返しをされたら結局困るのは日本だからだ。

なので、無教養な秀才くんたちの事を全面的に否定する事が出来ない。


この頭の悪いおじさん達による不思議な政治をどうしたら正せるのだろうか。

スパイ防止法やセキュリティクリアランスをしっかり整えないといけないが、

それだけでは不十分で、大人の対応が良いと思ってしまっている

頭の悪いおじさん達を政治から排除して行かなければならないのだろう。


昔、まだ電子レンジなど無かった時代、実はその時代に自分は生きていた。

残ったごはんは、おひつに入れてふきんを被せていた。

それを食べる時はお湯をかけて食べたものだった。

「湯漬け」と言う。

おかずは沢庵が有ればそれで良い。

軍事力も弱く、食料自給率も低く、エネルギー自給率も低い日本。

外国に対してあまり強気な事をすると、エネルギーも食糧も入って来なくなってしまうかもしれない。

そうしたら毎日湯漬けを食う。湯漬けが有ればまだマシなほうだ。

湯漬けに使うお湯すら沸かせないかもしれないし、

そもそも米の流通も無くなってしまうかもしれない。


経済安全保障、軍事力、継戦能力、食料、エネルギー自給率、

これらの事を危機感を持って考えないといけないのだ。

それなのに、喜んで敵対的外国人を招き入れ、土地を買わせ、

利益を与えているこの日本という国の能天気さには本当に呆れるばかりだ。


日本保守党のスローガンは「日本を豊かに強く」だ。

これは本当に必要な事だ。

けれど、何年か後、もし日本保守党が政権を取ったとしても、

猛烈な妨害と抵抗に会って、どれだけ政策を遂行できるのか、

正直言ってかなり心もとない。

なんとか日本を取り戻して欲しいと願っている。

みなさん、せめて選挙には行きましょう。



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