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ピースオブケイクの名刺を新調しました

こんにちは。ピースオブケイクのデザイナーの川井田(@KAWAIDA_)です。

ピースオブケイクに入社して最初の仕事、名刺が仕上がったので、紹介しようと思います。


写真は同僚の佐賀野さん(@sorasagano)が撮ってくれました。

noteバージョンとcakesバージョンが存在して、それぞれロゴの切れ込みを名刺の形にも引用した変形名刺になっています。

基本の寸法は名刺寸法の55mm×91mmで、名刺ケースにもぴったり入るし、名刺を読み込むアプリでもかなりの対応力を発揮してくれるだろうサイズです。

インクも特色なので発色も結構良いです。名刺の厚さも結構あります。一般的な名刺の1.5倍から2倍ほどの厚さはあります。

出来上がるまで怖かったけど、好評なようで心底ホッとしています。


名刺を作りなおす意味

さて、それではここからは舞台裏の部分です。

今回名刺を作り直した意味ですが、実は名刺を作り直したのはオフィス移転というビッグイベントがあったからで、絶対的にデザインまで作り直す必要があってのリデザインではありませんでした。

しかし、ちょうどグラフィックデザイン上がりの自分が入社したタイミングで名刺を作り直す必要があるという大チャンスだったため、思い切って今までの名刺より"渡してる側も渡される側も嬉しくなるようなデザイン"ができればと思い、少しはりきって作りました。住所を打ち直して刷り直すだけじゃ勿体無い!

さらに、名刺を作る際に、noteやcakesのブランディングについて、デザインチームで話し合うことも多く、この話し合いの為に作っていたようなところもかなりあります。今後チームで一緒にサービスを作っていく上で、どのようなブランディングにしていくか、意思共有の最初のデザインに名刺はとてもちょうどよかったのです。この名刺を通じて、かなり話し合う機会も増えたので、今後はnoteデザインチームもどんどんドライブしていくと思われます。

あくまでこれは新noteデザインチームによるブランディングの第一歩なので、今後も期待しといてください。ピースオブケイクのデザインチーム、頑張ります。


意識した点

具体的に名刺を作る際に意識した点としては「会社の名前よりサービスを前面に出したい」という点と「note、cakesのカルチャーやキャラクターにあった名刺」という二点は特に意識してアイディアを考え、試行錯誤しました。

案自体はいろんな方向から思いついたものを作りまくっていたので、思いついたアイディアでちょっとでも試したいと思ったものは原寸で切り取って実際の印象も検証しています。デザインチームでは、案ができるたびにカンプをslackに投げまくって、そこで出てきた意見やアイディアも反映して大量の案が生まれました。

そこで生まれた案にも色々な意見が飛び交い、さらに様々な亜種も誕生しています。デザインあるあるですね。

主にはロゴの扱いで工夫した案が多く、もらった人が面白いと思ってくれるようなデザインが最終的に多く作られました。

決定のプロセス

できた案の中で、可能性がありそうなものは社内で共有して、参考として社内の意見を吸い上げるのとともに、具体的な案をみた状態で実際に使用する人たちの必要要綱を細かくヒヤリングしました。

ヒヤリングする中でも、新たな案が生まれたりしていました。無限に増える。

付箋が要望や意見、ドットのシールが気に入ってる案への一票という形でヒヤリング。赤いドットは一票ですが、一人何票でも入れられます。

名刺総選挙、謎にめちゃくちゃ楽しかった。(もちろん、これで一位でも、その案が採用されるわけではありません)


ヒヤリングした意見を元に、作った中でもこれは採用候補だろうという案を二つ絞り、さらに持っていく5分前に生まれた亜種を一つ追加して三つの案を持っていざ決定の場へ、、

最終的には、全員の要望を満たす最大公約数的な案ではなく、渡すときに面白いと思ってもらえる変形名刺に決定しました。これは全会一致だったわけでもなく、ある程度「決め」の性質もある決定でしたが、”多少の冒険でも効果がありそうなら採用して、致命傷でなければまた作り直せばいい!”という理由でのグロースハック的判断。なるほどと思いました。

結果的に仕上がりをみて、この案が選ばれて良かったなぁとしみじみ思ってます。ほかの案も気に入っていたのですが、今となってはなんだかほかの案が考えられない。

というわけで、何かの機会で出会った人は、ぜひこの名刺を交換しましょう! 交換したくてウズウズしています。

最後に

会社に入って最初の仕事だったものの、特色の色や紙の厚さなど、不安要素もそこそこ多かったので届くまでドキドキでしたが、現物が良かったことと、何より本当にtwitterで好評だったことで救われました。

今後もこのような形で出来上がったものはできるだけ記事にして発表しようと思いますので、何卒よろしくお願いします。