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【コーチング】チェコのコーチによるパワハラ問題から考えたこと

平昌オリンピックで活躍した小平奈緒さんが、こんなツイートをしていました。

「なにがあったのか?」と思い、辿ってみると、そのすぐ前にはこの発言の元となったこんなツイートが。

小平選手のオランダ時代にチームメイトだった、チェコのエルバノヴァ選手(平昌オリンピック女子500mの銅メダリスト)が、チェコのナショナルチームコーチであるノヴァク氏やスケート連盟からの酷い扱いに「これ以上対処できない」として、Instagram上で引退を発表したのです。

チェコチームからの旅立ちは、代表監督のペトル・ノヴァクとチェコスピードスケート連盟の強い反発を引き起こしました。残念ながら、私の業績にもかかわらず、彼女は個人的なレベルで動いてきました。そして、友人、スポーツパートナー、メディアに対して、裏切り者で、恩知らずで、「チェコの道」には不十分な人物であるように描かれた、一連の個人攻撃の標的とされました。この真実でないイメージは何年も私を困らせました。ナショナル・リバイバル運動のように聞こえるかも知れませんが、私は国を愛する愛国者です。しかし、私は古いKrkonoše家から来て、私の心は私たちの丘にしっかり固定されており、私の国を代表する機会はいつも名誉で心のこもった事でした。(上記Instagramのコメント抜粋をGoogle翻訳したもの)

エルバノヴァ選手は、2014年のソチオリンピック後に単身オランダに渡り、2014/152015/16シーズンには小平選手と同じTeam Continuで活動をしました(その後、Continuの解散によりエルバノヴァ選手はAfterPayというチームに移動)。

リンク先の記事によると、オランダに移った当初から、チェコのスケート連盟とはうまく行っていなかったようですが、ヨーロッパでの大会やワールドカップ、世界大会などで活躍するようになって、スケート連盟やノヴァク・コーチとの関係は改善されたかのように見えます。

しかし、今回の引退発言を見ると、改善されなかったばかりかエスカレートしていたようです。何があったのでしょうか。

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