31ん_かわいいひかちゃん

コミュニティは誰かの一歩をみんなの一歩にしてくれる【連載第6回】


みなさんこんにちは、【オンラインサロン『コルクラボ』に所属して1年経ったので色々振り返ってみた】連載第6回です。

今日のテーマは「誰かを応援すること」です。

誰かを応援する機会って、年齢とともに少なくなっているような気がします。昔はクラスメートが野球の試合に出たりすると声を出して応援したり、笑ったり、泣いたりってことがたくさんあったよね、なんてついつい昔話になってしまいますよね…(僕だけか!?)

そこで、なんでかなと考えてみたのですが、よくよく考えてみると『誰かのがんばるぞ!』の瞬間に自分が立ち会っていないのではと思うようになりました。

オトナになると…と言ってはいけないとは思うのですが、自分の夢とか挑戦してみたいことを声を大にして宣言するのはちょっと勇気がいりますよね。

『またそんなこと言って~』

『いやいや、無理無理~』

誰かに否定されると心が折れてしまうような気がして…あるいは宣言してうまくいかなかったらカッコ悪いし…そんなことを考えてしまいます。

自分の夢を語れる場所って心理的な安全性が確保されていないと難しいなと思うんです。会社や友人関係の中でそういう場所を見つけられていれば、こんなことは悩まなくてもいいのかもしれませんが、うまく見つけられていない人も多いのではないでしょうか。

僕の所属しているコミュニティ『コルクラボ』ではメンバーにとって居心地の良い場所とはどんなところかをみんなで考えるようにしています。そして、心理的な安全と安心をみんなが感じることができるように場つくりに工夫をしています。ワークショップでディスカッションをしたり、毎週お題を決めてオンラインで語り合ったりしていく中で、自分自身の感情に少しずつ自覚的になり、素の自分をさらけだせるようになっていきます。

『誰かに嫉妬したことある?』

『恥ずかしかった思い出はある?』

『思いっきり泣いたことある?』

そんなテーマに毎週毎週向き合っていき、カッコつけててもしょうがないよね。自分に素直にいこうよというコミュニティができあがっていきました。

あらためて思うのは、職場だとこれってなかなか難しいよね、ということ。コミュニティって利害関係もないし、色々なタイプの人がいます。自分と似ている人に話を聞いてもらいたいときもあれば、まったくタイプの違う人に聞いてもらいたいときもある。それが、できるってとても貴重だと思うんです。寄りかかれる相手がいるって幸せだなと思います。コミュニティが心のよりどころのひとつになれたりするのにはそんな理由もあるのかな、なんて思います。

■あるときから夢を語り、行動に起こすというのが流行り始める

本格的に毎週のお題に取り組むようになって半年くらいだったと思いますが、メンバーが素の自分でいられるようになってくると、心に乗っかっていた重りみたいなのが取り除かれるのか、気持ちが楽になって夢について語る機会が増えていきました。

そして、いいねいいねと言っているうちに今度は夢の実現に向けて動いちゃうメンバーも出てきます。『それを聖なる一歩』なんて言ってみんながいいねいいねしてくれる。それは、独立だったり、転職だったり、好きなもののそばにいることだったり、それぞれなんだけど、僕が印象的だったのは長期旅行に行ってみたいと言って出かけちゃうメンバーたち。

『ふらっと旅に出たい』憧れてもなかなか一歩を踏み出せない夢だったりすると思います。一人旅ってなんか怖いし、行ったことない国で不安だし、働いているとお休み取れないし…あると思います。

これが起業だと応援するのは難しいと思うんだけど、旅だったら意外に誰でも一言背中を押してあげる応援ができたりする。そして仲間たちはユニークな方法で応援を獲得し、みんなの夢をのせて旅に出かけていくんです。

エジプトに出かけた仲間はなんと人生初の海外旅行。選んだ行先はエジプトということで、すごい初海外旅行だったみたい。

地球の裏側に運命を感じた仲間は南米へ。

スナフキンに顔が似ている仲間は故郷に帰りたい(!?)とヨーロッパへ。みんなそれぞれの思いと仲間の応援を経て海外へ旅立っていきました。

■すぐに行きたければ一人で、遠くにいきたければみんなで

これは、メンバーの名言。旅といえば行動の範囲は自分の知識の範囲になるもの。まぁそれはそうなのですが、コルクラボのメンバーの何人かは旅をするときに『応援を獲得するしかけ』を使って出かけていきました。

そのしかけとは…polca(ポルカ)を募るんです。polcaとは、仲間の志に対して投げ銭をするアプリです。仲間に投げ銭ってすごい感覚だと思いませんか??僕は世の中にこんな仕組みがあるとは!!ととてもカルチャーショックを受けました。

仲間は夢を語り様々な宣言をしていきます。

あなたの代わりに、旅で面白い経験をしてきます。
あなたのお題を旅の中で実践してきます。

そんな感じの宣言を見ると、その旅に便乗できるような感覚があって、『よし、500円投げ銭するから、現地のまずそうなジュースを飲んでレポートしてくれ』みたいな動きが始まり、みんなで投げ銭をして応援がはじまったんです。

かわいい女の子に声かけて写真撮ってきて
ダイビングして写真撮ってきて

すると本人からは「え、女の子に声なんてかけたことないっすよ~」という悲鳴が上がりながらも、投げ銭をきっかけに想定外のアクティビティへのチャレンジがスタートする。その様子はSNSで随時UPされていく。

僕たちは日本からその様子を見守り、今頃どうしてるんだろうね?なんて話題にしながら居酒屋にスタンバイ。今か今かとお題が遂行されるのをみんなで待ったりして、そうなると完全にお祭りですよね。

polcaってみんなでお祭りを起こす仕組みなんだって気づいて感動しました。

せっかくなので彼らの挑戦も紹介!

ダイビングしてきて~というお題に対して、彼は住み込みでダイバーのライセンスを取得。海の写真や動画をたくさん紹介してくれました。エジプトの海は美しかったなぁ。しかも、紅海の美しさに魅せられてadvanceダイバーライセンスを取っちゃったり。

なんか帰国してから話したら、マスターライセンスまで取ってダイバーとして生きていくのもいいなって話してて本当にびっくりしてうらやましくなりました。

そして、ある日は怪しいヘアサロンで髪を切ってたり。

注目のナンパ案件についても、葛藤と自分との闘いを乗り越えてなんかいい感じの経験をして無事にお題クリアとなったんです。

僕は投げ銭して本当に良かったと思っているし、ぶっちゃけお題をしてくれなくてもOK、このお祭りに参加できたことが僕自身の財産になったと思っています。メンバーのみんなも彼らと一緒に旅行をしている気持ちになれて面白い期間を過ごさせてもらったよね。

コルクラボの学び★仲間の夢を応援することがお祭りになることもある

■魅力的なコンテンツって実は自分の近くに存在するもの

世の中のコンテンツって、色んなものが無料で体験できるのが当たり前という空気になってきていますよね。映画やマンガはもうお金を払ってみるものではないよねという人もいるかもしれません。

しかも、無料だからといっても体験したら「面白くなかった、自分の時間を返してほしい」なんてクレームが平気で出てきたりする。

そんな世の中で、どんなコンテンツが面白いのかっていったら、意外に身近な友人の挑戦とか頑張っている姿をみることなのかなって思うようになりました。僕はTVで芸能人が旅をしている番組をみるよりも、仲間がpolcaの指令のもと、がんばって女の子に声をかけている姿をツイッターで見ているほうが100%ドキドキするし、面白い。

友人の挑戦がエンタメになって、お祭りに参加するために投げ銭する。これってすごい世界ですよね。彼らはひとりでは絶対にやらないであろう体験をコミュニティの追い風と支援を受けて挑戦し、一段と魅力的になって帰国しました。無事で何より!拍手したい。

↑初海外旅行の彼は魅力的になりすぎてしまったかもしれませんが(笑)


そんなことのできる居場所があるっていいなと思います。

他にもたくさんの仲間が夢を語り、行動を起こしています。僕は自分が死ぬ気で挑戦したいというものがまだないので、代わりに挑戦したい仲間を応援して、その空気を分けてもらいながら少しずつ未来のことを考えていきたいと思っています。

応援ってされるほうはもちろん、するほうだって沢山元気を受け取れるからいいですね!

おっと、それでは今回はこの辺で(続く…)

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いつもnoteを読んで下さりありがとうございます。

今回の記事は約10回の連載になる予定です。

毎週記事は更新していきますので

また続きを見ていただけたら嬉しいです。

なお、僕のツイッターは @kawahao です。

日々のコミュニティプロデュースの学びを発信しています^^

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