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【初出版『最強の法則』100】 vol.3:なぜ、あなたは出版したいのですか?


(出版に関心のある方に向けて、100回にわたり出版に関する豆知識を書いていく予定です)

私は、出版相談に来た人に、必ず次の質問をします。
「あなたの出版の目的は何ですか?」
「出版によって、何を叶えたいのですか?」

勘違いしてほしくないのですが、
「私の知識や経験を活かして、社会をより良くしたいのです!」
などという、立派な答えを期待しているのではありません。
出版の目的によって、出版までの手段や工程がまるっきり変わってくるので、
まず目的を聞くのです。

よくある例えで恐縮ですが、
東京から大阪に行きたい人と、東京から仙台に行きたい人では、
ルートも方法も全然違いますよね。
間違ったら、かなり遠回りしたり、無駄なお金と労力を使うハメになりかねません。

それを避けるために、「出版の目的」を聞きます。
逆に言うと、決めておいてほしいのです。

単に本を出版したい。
有名になりたい。
悩んでいる人のお役に立ちたい。
ビジネスを発展させたい。
親孝行になる。
何かの記念に。

出版したい理由は何でもありえます。
複数の目的が重なっているケースも多いでしょう。
何も一つに絞る必要はありません。
極力、その目的に合ったルートと方法を選んで欲しいと思います。
次回は目的による出版の手段やメディアの違いについてお話します。

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川田修(Osamu Kawada)
書籍を出版したい方を支援するグループを立ち上げました。 上から目線で出版に向けての指導やプロデュースをするという形ではなく、 著者が出版して目標を達成するまで、共に歩んでいく――そのような関係性を「出版パートナー」と呼び、私たちの理想形としています。 よろしくお願いいたします。