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イヤなことを我慢しないために、やってきたこと。

 イヤなことを全力でさける。当たり前に聞こえるけれど、なかなかできないですよね。でもイヤなことが減れば、毎日は楽しくなるはずです。人生は大きく変わります。だからイヤなことを減らす方法を考えてみるのは大切なことです。

 そもそもイヤなことってどういうことなのでしょうか。わたしたちのイヤにもいろいろあります。男女のなかでは、イヤとスキが逆転する、時空の歪みが発生する場合がありますが、そういうややこしいイヤは除外します。にんじんがイヤとか、ぬるぬるしたものがイヤとか、そういう即物的なものも今回の考察からは除外します。

 では、どんなイヤと向き合えばよいのでしょうか。

「本当のイヤ」は人間関係に集約される

 「日曜日の朝、めっちゃ寒い。布団からでるのがイヤ」。これは大したイヤではありません。その日、何もなければ、布団からでるもでないも自分の裁量です。どっちにころんでも人生に影響はありません。「寒い中おきてからこそ、美味しいコーヒーが飲めた」とか、逆に、「二度寝、最高。これで来週からがんばれる」って、どっちにしても自分を納得させるのはたやいですよね。

 しかし人間関係がからんでくるとそうはなりません。「月曜日の朝、あの上司に会いたくない。布団から出るのめっちゃイヤ」。これは場合によってはちょっと大変です。会社で苦手な上司がいて、あの嫌味ったらしい小言をきかされるのか、と考えると気が重くなります。これは行くも、のこるも、どちらを選択しても「イヤ」が残ります。がんばって会社に行ってもイヤ、そして会社に行かなくてもイヤなことが倍返しになる恐れもあります。つまり人間関係由来のイヤです。多くの人間が集団で仕事をするこの多い、現代社会においては、避けがたい宿命でしょう。嫌味ったらしい上司だけでなく、ライバルの同僚、意地の悪い取り引き相手、いろんなパターンのイヤにあふれています。生きているということは、イヤのイリュージョンをくぐり抜けることなのです。

 僕自身、これまでいろんな悩みを抱えていました。仕事がイヤすぎてじんましんが身体中に出たこともあります。でもあるときから、その種のストレスはかなり少なくなりました。

 では、どうすればイヤをなくしていけるのでしょうか。ぼくはずっとひとつのことを考えて仕事をしてきました。

仕事をする相手を選ぶ

 あーはいはい、それができればそうしてますよー、って大合唱が聞こえてきそうです。もちろんこれは一朝一夕にはいきません。数年がかりのビックプロジェクトです。でもイヤを減らすことができるなら、やってみる価値はあると思いませんか。

 ではどうするのか。

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