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街の”空気”がかわりつづけている。人がどっと街にあふれたり、ぎゃくに街から人がいなくなったり。かならずしも病気になる人の数と正比例しているわけではない。偉い人がなにかいったから、かわるものでもない。 なにかのきっかけで、人々のきもちはうつろい、”空気”をかえていく。 二度目の緊急事態宣言が発出された翌日。緊張しながら会社にむかった。人の出はまだらだった。朝の太陽がまぶしくて、綺麗なコントラストをつくっていた。 それから人出は次第にへっていった。週末の夜の新宿三丁
今年のお正月は、どこにもいかない。帰省もしないし、旅行にでかけることも、繁華街にでかけることも極力しない。こんな静かなお正月は初めてかもしれない、と思いながら、そもそもお正月ってこんなものだったかもしれないとも思う。 子どもの頃、お正月といえば家にいた。家業が玩具屋でお正月は稼ぎ時、両親はずっと働いていた。近所でゲイラカイト(すごい名前だなぁ)をあげて遊んだり、お笑い番組をみたりしてだらだらすごしていた。ゲイラカイトといえば、だいたい最後は、電線にひっかかり取れなくなっ