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人生には時に思いがけないことがおきます。 その朝、僕は仕事仲間とともに、首都高で移動していました。そこに突然、出勤途中の妻から電話がありました。 「我が家が燃えてるらしいの」 「えっ、なに燃えてるって」 「とにかく家が燃えてるの」 最初はなにをいっているのか全くわかりませんでした。でも胸騒ぎを押さえながら自宅に戻ることにしました。すぐに高校3年生の長男と連絡をとりました。家族全員が避難できていることがわかり、一旦はほっとしました。でも息子は興奮した声で最後にこういい
火事にあってから、こどもたちと過ごす時間がふえました。一緒に宿題をしたり、料理をしたり、プールにいったり…。会社から有給休暇をもらってしばらく休み、その後も世の中の流れ的にテレワークみたくなり、家にいる時間がなんだかんだと増えたからです。娘2人は、箸が転んでも可笑しい年頃なので、日々バカなことをいって笑いをとって、心の中で小さなガッツポーズをしつつ、でも同時期父親の威厳を失墜させつつも、極めて平和に過ごしています。 でも、ドキッとすることもあります。 先週の土曜日。